NARUTO−ナルト−   人物名鑑

 

 

 

青 #454〜 (声・西前忠久)

 霧隠れの里に住んでいる上忍で、元追い忍。8月1日生まれ、獅子座のA型。五影会談の際、五代目水影メイの側近として長十郎と共に護衛に就く。四代目水影やぐらの時代を生き抜いてきた古強者で、それに託けてやたらと説教する癖を持つ、懐古的でストイックな性格。第三次忍界大戦で木ノ葉隠れの忍とは幾度も交戦しており、その中にはシスイや日向一族の者もいた。右目の眼帯の下にはその時の戦利品である白眼が移植されており、やぐらに掛けられていた幻術を看破した実績を持つ。よってその重要性は非常に高く、危急の時にのみ発動する結界符・眼装甲が施されている。優れた感知タイプである事に加え、数多くの死線を超えて来た経験を買われて、忍連合において感知部隊の隊長に任命される。劇中で使用した術は、白眼、結界符・眼装甲など。

アオダ #633〜 (声・後藤光祐)

 サスケと契約している、龍地洞に住まう巨大蛇。10月1日生まれ。質実な性格である上、命の恩人であるサスケに忠誠を誓っている。二代目マンダに引けを取らない体躯と強さを誇り、優秀な赤外線感知器官も有する。

赤ツチ #454〜 (声・三宅健太)

 岩隠れの里に住んでいる上忍で、常日頃から三代目土影オオノキの護衛を務める歴戦の精鋭。忍者登録番号IW−08718。1月11日生まれ、山羊座のB型。巨岩のような体躯から繰り出される怪力と土遁のゴーレムを駆使し、数的劣勢を覆す戦果を挙げてきた。明るく朗らかな性格だが、基本的にオオノキの言動を尊重する忠順さも併せ持つ。語尾に「〜だに」とつける癖がある。劇中で使用した術は、土遁・剛隷武の術、岩分身の術など。

赤胴ヨロイ #45〜 (声・桐本琢也)

 音隠れの里に住んでいる忍で、木ノ葉隠れにカブトと共に潜入しているスパイ。忍者登録番号011930。2月21日生まれ、魚座のO型。好きなものはウナギ。形式上はカブトの上役だが、所詮は使い捨てのコマでしかない。彼自身も薄々気づいているのか、自信家ゆえのプライドもあって、形ある成果を上げようと焦っている節がある。掌を敵の体に宛がうだけでチャクラを吸引できる、封術吸引に似た特異な能力の使い手。

赤門マナブ #43〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍。木ノ葉崩し直前の中忍試験受験者だが、実は中忍試験受験回数18回のベテラン。知識量は豊富だが本番に弱く、一次試験すら通った事が無い。

アカネ #20〜 (声・佐藤ゆうこ)

 波の国に住んでいる少年。3年前にイナリを苛めていたガキ大将で、ポチを捕えて自分のものにしようとするも、イナリの態度に腹を立てポチを海へ投擲。更にはイナリも蹴り落とし、溺れているのを助けようともせず、脱出したポチを追って行ってしまう。後でカイザにこってり叱られたらしい。

赤丸 #39〜 (声・竹内順子)

 犬塚一族と契約している忍犬の子供で、キバの生涯のパートナー。7月7日生まれ、蟹座。好きなものはキバ特製犬ごはん。趣味はキバとの散歩。研ぎ澄まされた嗅覚と本能はいかなる危険も察知し、初見の敵の強さすら測る事が出来る。行動的・献身的な性格で、キバが危ない時には身を呈して守り、キバの心がぐらついた時は叱咤激励して奮い立たせる、あらゆる意味でキバと共に生きる優秀な存在。キバが中忍になる頃には、キバの頭に乗れるほど小さかった体も見違えるほど大きくなり、逆にキバを乗せられるようにまでなった。ちなみに名前の由来は、普段は白い体毛が兵糧丸を食べると赤くなる事から来ている。劇中で使用した術は、獣人分身、四脚の術、牙通牙、ダイナミックマーキング、牙狼牙、人獣混合変化・双頭狼、人獣混合変化・参頭狼、尾追い・牙牙転牙など。

赤目イワナ #1〜 (声・田中完)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。他里での隠密活動中に襲撃を受けて左眼を失い、眼帯を付けている。封印の書を持ち出したナルトの捜索に当たる。

アガラ #487〜

 滝隠れの里に住んでいる中忍。三人一組で任務を遂行中、カブトに襲われて死亡する。

アガリ #31〜 (声・鳳芳野)

 波の国に住んでいる女性で、ギイチの妻。趣味は編み物。自分たちの間に子供ができなかったため、イナリを我が子のように可愛がっている。

アキノ #29〜

 カカシと契約している忍犬の一体。グラサンが特徴。

秋道シトウ #422〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍。一族の中でも秀でた剛力の持ち主で、秘伝忍術はもちろん棒術にも長けている。

秋道チョウザ #1〜 (声・福田信昭)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍で、秋道一族15代目当主。忍者登録番号005490。4月22日生まれ、牡牛座のB型。趣味は食い放題の店に行く事。息子のチョウジ同様に超がつく食いしん坊だが、デブが禁句かどうかは不明。チョウジの成長を優しく見守る愛情深き父親であるが、ナルトの事は以前から危険視していたらしく、封印の書を持ち出した時は抹殺するために動いていた。シカクやいのいちとは幼馴染で、猪鹿蝶トリオでは特攻隊長を務める。劇中で使用した術は、倍化の術、部分倍化の術、肉弾戦車など。

秋道チョウジ #34〜 (声・伊藤健太郎)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍で、アスマ率いる第10班の一員。忍者登録番号012625。5月1日生まれ、牡牛座のB型。好きなものは焼き肉やスナック菓子(ポテチはコンソメ派)、嫌いなものは食べられない物。好きな言葉は『肉』、趣味は買い食い。忍者学校卒業年齢12歳。元来ののんびりやな気性が合ったのか、シカマルとは小さい頃からの付き合いで、今やお互いに知らない事などないほどの親友。故に二人のコンビネーションは抜群で、言葉に出さなくとも意思の疎通が可能なまでに深い信頼関係にある。父・チョウザ同様にかなりの食いしん坊で、いつも何かしらお菓子を食べている。「食」に関する拘りは並々ならぬものがあるが、その一方で一族特有の体型を非常に気にしており、「デブ」という言葉を聞くとキレて暴れ出す。時には「デ」と聞いただけでも反応しかねないため、温厚で仲間想いな性格の割に沸点は低め。後に14歳で中忍試験に合格するが、その点だけはあまり改善されていないようである。火属性のチャクラを有し、陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、倍化の術、肉弾戦車、肉弾針戦車、部分倍化の術、超倍化の術、蝶弾爆撃、超張り手、蝶チョウジモード、土遁・練瓦の術、肉弾用々など。

秋道チョウチョウ #700〜 (声・白石涼子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生で、チョウジとカルイの娘。太ってはいるものの、父と違ってデブと言われてもまったく動じない(痩せたい気持ちは持っている模様)。基本的にマイペースで、無自覚に周囲を振り回すことがしばしば。ポテチの味の好みが父親と合わないようで、親子関係は微妙である。劇中で使用した術は、部分倍化の術など。

秋道ドウトウ #542〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍で、ミナトを隊長とする小隊の一員。

秋道トリフ #481〜 (声・遠藤純平)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍で、二代目火影扉間を班長とする班の一員。鍛え上げた剛腕が自慢で、金角部隊との戦いで忍界に名を広めた。

秋道マカロ #631〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。中忍になってからまだ日が浅いが、歴代火影への尊敬の念は強く彼らの武勇伝に詳しい。

秋道マルテン #534〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍。シトウを兄のように慕っており、髪型を真似ている(本当は頬の模様も真似ようとしたが、シトウに止められた)。

アゲハ #19〜 (声・浅井清己)

 波の国に住んでいる孤児。両親をガトーに殺されたが、希望を失わず明るく強く生きている。

通草野餌人 #522〜 (声・宇垣秀成)

 霧隠れの里に住んでいた上忍で、かつての霧の忍刀七人衆の一人。9月25日生まれ、天秤座のO型。防御を棄てた先斧必勝を極意とし、その豪快な戦いぶりから霧隠れの鉄槌と恐れられた。鈍刀・兜割の歴代所有者の中でも最強と謳われ、数多の忍を文字通り武器ごと粉砕したという。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされ、暁の兵隊にされてしまう。

あじヒラキ #139〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいたと思われる忍者。慰霊碑に名が刻まれている。

東シビト #242〜

 岩隠れの里に住んでいた上忍。第三次忍界大戦において、火の国への侵攻作戦で指揮を執っていた。

アツイ #528〜 (声・松本忍)

 雲隠れの里に住んでいる中忍で、サムイの弟。忍者登録番号CL6265。8月2日生まれ、獅子座のO型。常にクールな姉とは対照的に熱くなり易い情熱的な性格で、いつもあまり深く考えず楽観的に行動する。故に強者が相手でも物怖じする事は無く、真っ向勝負を挑んでいく。口癖もそのまま「熱い」であり(自覚は無い)、肩に「熱」の文字まで入っている。なお、甘えん坊な一面もあるらしい。劇中で使用した術は、雲流火炎斬りなど。

アヒコ #350〜

 音隠れの里・北アジトに幽閉されている、呪印術の人体実験を受けた被験者の一人。大蛇丸の死を聞いて、他の囚人たちと共に脱獄を図る。獰猛な顔付きに相応の、激しく攻撃的な気性の持ち主。アジトの出口でサスケ達に遭遇する。

アビル #129〜

 砂隠れの里に住んでいた忍者学校生。三度の飯よりサッカーが大好きで、カシケやツチノ、トマリらとよくボール遊びをしていた。

油女シクロ #475〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、トルネの父。一族の中でも特殊な存在で、燐壊虫を体内に飼う事の出来る抗体を持っている。

油女シノ #34〜 (声・川田紳司)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍で、紅率いる第8班の一員。忍者登録番号012618。1月23日生まれ、水瓶座のAB型。好きなものは野草サラダや冬瓜、嫌いなものは匂いの強い物。好きな言葉は『切り札』、趣味は蟲の観察(生態調査)。夢は新種の蟲を同胞とし、行動を共にすること。忍者学校卒業年齢12歳。常日頃から厳格に秘密主義を貫き、寡黙であまり感情を表に出さないため、彼の行動はヒナタとは別の意味で目立たない。しかし逆に存在感は不気味なほどに濃厚で、独特の雰囲気を漂わせている。ただそれゆえの孤独感からか仲間意識は人一倍強く、何らかの事情で自分だけ外されたりすると多少感情的な言動をする事がある。寄懐蟲の扱いは油女一族の名に恥じないもので下忍の中でも実力は抜きんでていたが、更なる努力と精進の結果14歳で中忍試験に合格している。いかなる時も沈着冷静に状況を判断・分析し、数手先まで先読みした上で戦略を練り行動に移す。尚且つ予想外の事態になっても敵を倒せるよう、奥の手は巧妙に隠して打っておくなど、勝利への執着は並々ならぬものがある。どんな敵を前にしても決して驕らず侮らず、全力を持って叩き潰す事を信条としている。火属性と土属性のチャクラを有し、陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、奇壊蟲の術、幻術返し、瞬身の術、蟲分身の術、秘術・蟲玉、寄大蟲・虫食いなど。

油女シビ #137〜 (声・浜田賢二)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍で、シノの父。忍者登録番号005480。9月7日生まれ、乙女座のA型。好きな言葉は『一寸の虫にも五分の魂』。いつも寡黙で冷静さを失わず、揺るがぬ誇りを持って物事に対処する。数々の秘蟲を蒐集・培養しており、攻防から拘束まであらゆる任務に対応可能。劇中で使用した術は、奇壊蟲の術など。

油女タツマ #583〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍で、根の構成員。当時のダンゾウの側近を大蛇丸と共に務めており、侵入技術は歴代暗部の中でも突出している。

油女トルネ #454〜 (声・高橋英則)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、根の構成員。忍者登録番号012360。10月24日生まれ、蠍座のO型。幼少期に兄弟同然に過ごしていたシノに代わり、暗部に属することを決める。根に入ってからはフーと苦楽を共にし、生来の利他的な性格もあって絶対的な信頼関係を築き上げてきた。五影会談の際も、ダンゾウの側近としてフーと共に護衛に就く。根の中でも一・二を争う手練れであり、ダンゾウの信頼は厚い。ダンゾウの命により、ナルトとサイを部下に見張らせている。シクロの息子であり、父同様に燐壊虫を体内に飼う事ができる。

油女ムタ #489〜 (声・高橋英則)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍。アンコたちと共にカブトの捕獲任務に就いている。劇中で使用した術は、消壊虫、蟲邪民具の術など。

アマチャーン #429〜

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体。

アミ #71〜 (声・小暮英麻)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生。成績があまり良くないせいか、優秀なサクラを妬みカスミやフキと組んでイジメていた。

アヤメ #外伝@〜 (声・細野雅世)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、テウチの娘。2月14日生まれ、O型。趣味はショッピング。父を手伝ってラーメン一楽を切り盛りする看板娘であり、その笑顔は極上のトッピングである。

伊賀シノビ #139〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍者。慰霊碑に名が刻まれている。

イサゴ #250〜

 砂隠れの里に住んでいる上忍で、バキの右腕的存在。我愛羅が攫われた際、それを追うカンクロウを追跡・援護する部隊の指揮を執る。

イシカワ #575〜 (声・中根徹)

 かつて岩隠れの里を創設し治めていた初代土影で、三代目土影オオノキの祖父。5月6日生まれ、牡牛座のO型。石を見ればその石の価値を、人の意志を見ればその意志の価値を知る事が出来たという。ダジャレ好きだが大器な性格の持ち主で、確かな芯を以てオオノキに己の意志の大切さを説いていた。劇中で使用した術は、口寄せの術など。

磯撫 #317〜 (声・宗矢樹頼)

 四代目水影やぐらの中に封印されていた、尾獣の一体・三尾の化け亀。頑強な甲羅に身を包み、全身に鋭利な棘が生えている。水陸両方への適応が可能で、尾獣の中で最も水中戦を得意とする。やぐらの死後は長らく湖底に身を潜めていたが(一時リンの中に入れられて、木ノ葉隠れを滅ぼすためのコマにされた事もある)、デイダラとオビトの二人に敗れてしまい外道魔像に封印された。そして第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされたやぐらの中に再び入れられ、オビトの意のままに戦わされる。劇中で使用した術は、影撫で、尾獣玉など。

一見 #314〜

 火ノ寺に籍を置いている忍僧。まだ修業中の身であり、腕前は未熟。地陸を誰よりも尊敬し憧憬の念を抱いている。

イッタン #515〜 (声・加藤拓二)

 岩隠れの里に住んでいる中忍で、奇襲部隊の一員。劇中で使用した術は、土遁・地動核など。

イッテツ #280〜

 砂隠れの里に住んでいる下忍。風影である我愛羅に心底憧れており、我愛羅が生き返った事に感涙して喜んだ。

イナホ #43〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍。木ノ葉崩し直前の中忍試験を受験していたが、第一の試験最終問題でチームリーダーのコムギが辞退したため道連れ失格となる。

イナリ #17〜 (声・石川静)

 波の国に住んでいる、ツナミの息子。12月25日生まれ、山羊座のA型。好きなものはツナミの手料理、趣味は写真を眺める事。当初は気が弱く寂しがり屋でよくいじめられていたが、カイザに出会い彼の漢気に心底惚れてからは、いつも行動を共にし活発でよく笑うようになった。しかしカイザがガトーに殺されて以降、正義や英雄といったものを信じられなくなり、無意味に強がる天邪鬼のようになって塞ぎ込んでしまう。だがナルトの一喝で勇気と希望を取り戻し、自ら立ち直る事に成功。それからはタズナに師事しながら、立派な大工を目指して頑張っている。

犬塚ガク #542〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍で、ミナトを隊長とする小隊の一員。小隊では最年長でミナトを弟のように思っており、近距離戦闘を担当している。

犬塚キバ #34〜 (声・鳥海浩輔)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍で、紅率いる第8班の一員。忍者登録番号012620。7月7日生まれ、蟹座のB型。好きなものはビーフジャーキーや軟骨、嫌いなものは噛み応えの無い物。好きな言葉は『赤丸』、趣味は赤丸との散歩。忍者学校卒業年齢12歳。木ノ葉一野性味溢れる下忍で、忍者学校時代はナルトのように居眠りやサボりなどが目立っていたという。しかし正式に忍となってからは紅も驚くほどの急成長を遂げ、サスケ奪還任務などの苦難を経て14歳で中忍試験に合格した。気性が激しく短気で好戦的な性格で、理論的に考えるよりも本能で行動するタイプだが、チャクラで増幅した嗅覚や野生の勘は時として理論を上回る。また仲間を思いやる優しさや、忍としての責任感や覚悟も持ち合わせている。年中赤丸と散歩している事で、火の国の地理や地形にはかなり詳しい。相棒たる赤丸との信頼関係・コンビネーションは抜群で、一族特有の擬獣忍法を駆使して野獣のごとき戦闘力を誇る。土属性のチャクラを有し、陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、四脚の術、獣人分身、牙通牙、通牙、牙狼牙、人獣混合変化・双頭狼、影分身の術、人獣混合変化・参頭狼、尾追い・牙牙転牙など。

犬塚ツメ #137〜 (声・藤生聖子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍で、キバの母。忍者登録番号007350。8月12日生まれ、獅子座のB型。好きなものはフィレステーキ。忍としての実力は家族内で一番であり、家庭の実権は彼女が握っている。せっかちで野性的な一面があるものの、有事の際には率先して戦いに赴く勇敢さも備えている。相棒の黒丸と共に、幾多の戦場を潜り抜けてきた女傑。劇中で使用した術は、牙通牙など。

犬塚ハナ #137〜 (声・斎藤恵理)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、キバの姉。忍者登録番号012368。4月13日生まれ、牡羊座のO型。好きなものはつくね。家族想いで動物想いの優しい女性であり、里では優秀な獣医として人々の信頼も厚い。冷静沈着で研究熱心な獣医としての利点を活かし、相棒の灰丸三兄弟と共に数多くの任務をこなしてきている。劇中で使用した術は、牙転牙など。

イノマツ #330〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍で、かつてのアスマの教え子。アスマの葬儀に参列し、その死を深く悲しんだ。

イバラ #1〜 (声・木川絵理子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる主婦。頭にバンダナを巻いている。忍者学校の卒業式の時、友人のツバキと共に落第したナルトの陰口を叩いていた。

イブセ #369〜

 半蔵と契約している巨大な毒山椒魚。強力な毒を吐くが、一度吐いてしまうと再び体内に溜めるのに5分必要。劇中で使用した術は、毒霧など。

イヤシ #68〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる医療忍者。ヨロイと戦った後のサスケを治療しようとするが、カカシに畑違いだと言われてしまう。

岩宿の大蝦蟇 #147〜

 自来也と契約している大蝦蟇の一体。詳細は不明だが火を吹く事が出来るらしく、強靭な消化器官を持つ。

ウーヘイ #29〜 (声・東條加那子)

 カカシと契約している忍犬の一体。細長い体と後頭部から首に巻いている包帯が特徴。

ウガイ #210〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる医療忍者。技術はまだ未熟だが、几帳面で真面目な性格なので素養は十分。リーの手術後が心配で駆けつけてきたガイを、綱手のところへ案内した。

ウガツ #369〜

 雨隠れの里に住んでいた忍。半蔵の遺志を継いでペインを討ち取るべく、卓越した潜入技術で里に忍び込んだ。

右近 #99〜 (声・咲野俊介)

 音隠れの里に住んでいる忍で、左近の兄。6月20日生まれ、双子座のAB型。好きな言葉は『賢兄愚弟』、趣味は睡眠。普段は弟の体でずっと寝ており、戦闘時など限られた状況でだけ離脱して動く。ただし立場的には弟よりも上で、頭の回転も速く状況判断能力に優れているため、裏方として司令塔的な役割を果たしながら弟をサポートする。しかし凶暴で短気な性格だけあって、戦いは素早く迅速に終わらせなければ気が済まず、弟のミスや戦い方にイラつく事もしばしば。呪印の力と細胞コントロール力を駆使した、非情の暗殺術を得意とする。劇中で使用した術は、双魔の攻、口寄せ・羅生門、寄生鬼壊の術など。

ウシ #399〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍で、暗部の一員。二代目火影扉間の命により、うちは一族を常から監視していた。

うずまきアシナ #500〜

 かつて渦潮隠れの里を治めていた忍で、うずまき一族の長。封印術の扱いは他者の追随を許さず、木ノ葉における封印術の祖とも言われている。

うずまき伊勢 #444〜

 雨隠れの里に住んでいた医師で、長門の父親。主に戦地で妻と共に医療活動をしていた。木ノ葉隠れの忍に敵と間違われ、妻と共に殺された。

うずまき香燐 #347〜 (声・東條加那子)

 音隠れの里に住んでいるくノ一で、南アジトの管理人。6月20日生まれ、双子座のAB型。好きなものはお好み焼き、嫌いなものは水餃子。好きな言葉は『女の一念、岩をも徹す』、趣味は香水のコレクション。人並み外れた感知能力によって、戦火に消えた村でただ一人生き残った。当初は草隠れの里に身を寄せており、下忍の時に木ノ葉崩し直前の中忍試験に参加。死の森でサスケに命を救われて以降、彼への片思いに身を焦がし続ける。後に彼女の能力に目を付けた大蛇丸の誘いで音隠れの一員となり、明晰な頭脳を活かして大蛇丸に貢献してきた。ほどなくして大蛇丸の訃報を受け、サスケが自分を迎えにきた事に感激し蛇(後の鷹)の一員となる事を承諾。水月と度々ケンカしながらも旅に同行し、サスケをモノにするチャンスを虎視眈々と狙う。しかしそのサスケの手でダンゾウごと殺されかけ、自らの想いが到底叶わない事を思い知らされてしまう。辛くもサクラの治療で一命を取り留め、以後は木ノ葉の捕虜となって事情聴取に応じる。第四次忍界大戦勃発後、密かに囚われていた場所から抜け出して偶然サスケたちと再会。多少の躊躇があったものの謝罪を受け入れ、再び彼に同行しようとするも渋々大蛇丸と行動する羽目になる。強情な上に偏屈な性格で、常から何かにつけて文句を言う気難し屋だが、惚れたサスケの前でだけは必要以上に相好を崩す(典型的なツンデレといえる)。なお動揺したり慌てたりすると、呂律が回らなくなる癖がある。忍者として基礎的な身体能力は有しているようだが、感知能力を駆使したサポートに徹する事がほとんどであり、具体的にどのような戦闘スタイルをとるのかは不明。サスケの死を感じ取ったことでうずまき一族の力が覚醒し、クシナと同等の力を使えるようになる。劇中で使用した術は、神楽心眼、金剛封鎖など。

うずまきクシナ #367〜 (声・篠原恵美)

 木ノ葉隠れの里に住んでいたくノ一で、ナルトの母親。忍者登録番号007310。7月10日生まれ、蟹座のB型。好きなものは塩ラーメン、嫌いなものは苦いものやコーヒー。好きな言葉は『最後まで諦めない』、趣味はお喋りや悪ふざけ。口癖は「〜ってばね」。生まれは渦潮隠れの里であり、少女時代は凄惨な戦乱の中で過ごした。下忍になった頃にミトの余命が少ないという事で次代の人柱力に選ばれ、木ノ葉隠れに引っ越した時に忍者学校でミナトと初めて顔を合わせる。もっとも当時はまだ子供だったせいか、頼りなさそうな女男というイメージしかなかった模様。お転婆で負けず嫌いな事から他の子たちによく苛められ、うずまき一族の証たる赤い髪・丸顔・小太りという外見から「トマト」とあだ名まで付けられてしまった。しかし言った者を悉く潰れたトマトのようにして見せたため、その様から「赤い血潮のハバネロ」と称され恐れられるようになる。そうして彼女の名は広まっていったが、九尾を抑え込める特殊なチャクラを欲した雲隠れの忍に攫われてしまう。足取りを残すべく自分の赤髪をこっそり落としておいたが、それを見つけられたのはミナトだけだった。綺麗な髪だからすぐに気付いたというミナトの言葉で、それまで嫌いだった赤髪を好きになり、運命の赤い糸で巡り合ったミナトも好きになったとの事。後に四代目火影の妻になるという夢を叶えてミナトと結婚、ほどなくしてナルトを妊娠する。しかしいざ出産し終わった時、九尾の封印が弱まる事を知っていたオビトに隙を突かれ、九尾を抜かれてしまった。即死とはいかなかったが命は残り少なく、人柱力として九尾と心中を試みようとするもミナトに制止され、残りのチャクラを八卦の封印式に組み込みナルトの中に遺す事となった。生まれつき男勝りでせっかちな性格をしており、会話も早口になりがちで口癖はその辺りに起因するという。具体的な戦闘能力は不明だが身体能力と忍術の冴えは素晴らしく、木ノ葉伝説の三忍も一目置くほどに勇名を馳せた。劇中で使用した術は、金剛封鎖など。なお自分の赤髪を褒めてくれた男にだけ、「愛してる」という言葉を贈ると決めているらしい。

うずまき長門 #372〜 (声・森田順平、前野智昭(少年時代))

 雨隠れの里を「神」として治めている、ペイン六道の本体(ペイン外道)。9月19日生まれ、乙女座のA型。好きなものは焼き魚や鍋物、嫌いなものは無し。好きな言葉は『成長』、趣味は忍術の修業、動物たちと遊ぶこと。赤い髪をしている事から、渦潮隠れの里崩壊時に散り散りになった者たちの子孫と思われる。第二次忍界大戦で木ノ葉隠れの忍者に誤って両親を殺されてしまうが、知らない内に移植されていたマダラの輪廻眼の力で無意識に仇を討つ。その後は戦争孤児となるが、苦しい中で出会った弥彦や長門と共に必死で戦乱の時代を生き抜いてきた。そして木ノ葉の三忍を見掛けた弥彦の提案で、自来也に忍術を教わる事になる。当初は木ノ葉の忍である自来也を受け入れられなかった彼も、為人を知るに従って徐々に心を許していき、修業によって千手の力が開花し輪廻眼を制御できるようになっていく。三年の修業後に第三次忍界大戦の最中弥彦たちと共に暁を立ち上げるが、半蔵とダンゾウの策略に嵌って小南が捕らえられ、結果として弥彦が死ぬ事になってしまう。だが足を負傷しながらもその場はどうにか切り抜けて生き永らえ、弥彦に代わってリーダーとなった。ただし組織の理念は武力に頼らない平和から痛みを伴う力ずくの平和へと変化し、まずは半蔵に対する復讐を決意する。雨隠れに内乱を起こして半蔵一派を皆殺しにし、半蔵と少しでも関わりのある者は全て抹殺、里を完全に手中に収めて自らの本拠地とした。また弥彦生存時から接触してきていたオビトの誘いに乗り、尾獣を集め禁術兵器という痛みを生み出す偽の計画に賛同、「零」の指輪を以て計画成就の為に尽力する。以後は雨隠れを治めつつ戦闘傭兵集団となった暁の活動に主軸を置き、ペイン天道を己の分身としてメンバーの指揮を執る。後にメンバーが元の半数を下回った頃、オビトの命により九尾の捕獲と木ノ葉への復讐に向かう。奇襲が功を奏し里をほぼ壊滅させるものの、中途参戦したナルトに激戦の末敗れ、彼に自分ですら諦めてしまった平和への道を託して笑顔で逝く。ところが第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされ、暁の兵隊にされてしまう。元々は子供らしく純粋で少し弱気な性格だったが、自来也との生活で諦めない事の大切さを知り、仲間を護るために必要な心の強さを身に付ける。その時に口にした決意の言葉は、ド根性忍伝執筆のヒントにもなったほど。しかし弥彦の死という最大の痛みを経験した結果、世界から憎しみを無くすことなど不可能だと諦めてしまった。平和を得るには世界規模での痛みが必要だと考え、理想のためには如何なる犠牲も厭わない冷徹さを備える事になる。足が不自由なため戦闘は専らペイン六道を用いて行うが、その特性故にこれまで一度も負けた事はなく、オビトをして三人目の六道仙人と言わしめるほど。全属性のチャクラを有し、陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、幻灯身の術、ペイン六道、五封結界、封印術・幻龍九封尽、象転の術、鏡面襲者の術、雨虎自在の術、風遁・烈風掌、口寄せの術、口寄せ輪廻眼、変わり身の術、増幅口寄せの術、封術吸引、怪腕ノ火矢、神羅天征、万象天引、地爆天星、口寄せ・外道魔像、外道・輪廻天生の術など。

うずまきナルト #1〜 (声・竹内順子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍で、四代目火影ミナトとクシナの息子。忍者登録番号012607。10月10日生まれ、天秤座のB型。好きなものはカップラーメン、一楽のラーメン(特に味噌チャーシュー大盛りや豚骨味噌チャーシュー)、おしるこ。嫌いなものは生野菜、お湯を入れてからの3分間。趣味はイタズラ、ガーデニング。口癖は「〜ってばよ」。落ちこぼれながらも忍者学校の卒業試験に12歳で何とか合格し、晴れて正式な下忍となる。生まれたばかりの時に九尾の人柱力とされて以降、里ではその事実を口にする事が禁じられていたとはいえ、誰からも疎まれ忌み嫌われて孤独な人生を送っていた。何度となく繰り返していた盛大なイタズラは、少しでも自分を見て欲しいという無意識下の願望による。忍者学校に入ってからもそれは変わらなかったが、忍術を学ぶ内にいつしか火影に憧れを持つようになり、歴代最高の火影になって自分の存在を認めさせるという確かな夢を得た。それからは数少ない理解者であるイルカや三代目火影ヒルゼンに支えられ、カカシや名付け親でもある自来也に鍛えられながら、ナルトの秘密を知らない同窓生たち(後に周知の事実となる)と共に切磋琢磨し急成長を遂げていく。特にサスケやサクラとは、同じ第7班という繋がりもあって仲間意識が強く、サスケには友情と同等のライバル心を、サクラには恋心を抱く(サクラへの気持ちは忍者学校時代から)。それだけにサスケが里を抜けた事には大きなショックを受け、何が何でも里に連れ戻そうと躍起になる。幾度かのすれ違いを経て遂に再会を果たすも、既にサスケは復讐という闇に取り憑かれていたため、苦悩の末に親友としてサスケを討ち自分も共に死ぬ事を心に誓う。悲運な幼少時代を送ってきた反動か、どんな時でも前向きな姿勢を崩さず、目立ちたがり屋で負けず嫌いな性格。持ち前の闘志と根性でいかなる苦難にも立ち向かい、決して己の言葉を曲げず自分の忍道を貫き通す鉄の意志を持つ。思った事がすぐ口に出る性分なので、納得のいかない事には真っ向から反発するが、あまり難しい事を言われると頭がついていかない。しかしその単純さが不思議な魅力となって人を惹き付け変化させ、少し言葉を交わすだけで誰とでも友達になれる稀有な性分を持つ。細かい戦術や戦略を練るのが苦手なため、生来持っている膨大なチャクラ(九尾のチャクラも含む)を惜しみなく使っての力押し的な戦いを得意とする。ただし単なる力押しではなく、状況に応じて咄嗟の判断で敵の裏をかく臨機応変さも持ち合わせており、カカシをして「意外性No.1」と言わしめるほど。また自身のチャクラが風属性だと判明してからは、それに対応した術を使っての戦いも行えるようになっていく。一時期は九尾の力に頼りすぎて度々暴走し、九尾になりかけた挙句仲間を傷つけてしまったりもしていたが、自分の強さは九尾の力そのものではなく、九尾の禍々しいチャクラにも耐える自身の肉体的強さであると教えられてからは、暴走を自制できるようになってきている。更には自来也亡き後、フカサクの指導で自来也を超える仙術の使い手となり、ペイン六道を退けた事で一躍里の英雄となった。第四次忍界大戦が宣戦布告された際、守護対象であるが故に島亀に軟禁状態となるが、そこで同じ立場だったビーの協力を得て九尾のチャクラを我が物とする事に成功。姿形に関係なく敵の悪意を感じ取れる希少な能力を入手し、紆余曲折を経て戦争に参加する。そしてオビトとの戦いの最中、遂に九尾と分かり合い完全な人柱力となった。戦争の終盤ではマダラに九喇嘛を抜かれ死にかけるも、精神世界で六道仙人に出会いアシュラの力を正式に受け継いで蘇生。全尾獣のチャクラを得て六道仙術を会得し、全属性のチャクラと陽遁忍術を扱えるようになる。劇中で使用した術は、変化の術、分身の術、おいろけの術、多重影分身の術、ハーレムの術、影分身の術、変わり身の術、うずまきナルト連弾、口寄せの術、分身体当たり、千年殺し、四方八方手裏剣、コンビ変化、瞬身の術、螺旋丸、大玉螺旋丸、忍具口寄せ、風遁・螺旋丸、風遁・螺旋手裏剣、仙人モード、蛙組手、仙法・大玉螺旋丸、仙術・螺旋連丸、影手裏剣の術、仙法・超大玉螺旋丸、螺旋超多連丸、仙法・超大玉螺旋多連丸、螺旋乱丸、螺旋吸丸、口寄せ・屋台崩しの術、惑星螺旋丸、大玉螺旋帯連丸、蛙たたき、九喇嘛モード、尾獣玉、風遁・超大玉螺旋手裏剣、創造再生、仙法・熔遁螺旋手裏剣、六道仙人モード、求道玉、仙法・磁遁螺旋丸、尾獣玉螺旋手裏剣、おいろけ・逆ハーレムの術、沸遁・怪力無双、うずまきナルト一帯連弾、仙法・超尾獣螺旋手裏剣、六道地爆天星、封術吸引など。

うずまきヒマワリ #700〜 (声・桑原由気、早見沙織)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、七代目火影ナルトとヒナタの娘。普段は優しく温厚な性質だが、一度怒るとナルトですら抑えられない。幼いながら点穴を熟知しており、生まれ持った白眼と併用して的確に突くことができる。劇中で使用した術は、白眼など。

うずまき扶桑 #444〜

 雨隠れの里に住んでいた、長門の母親。主に戦地で夫・伊勢の医療活動に付き添っていた。木ノ葉隠れの忍に敵と間違われ、夫と共に殺された。

うずまきボルト #700〜 (声・菊池こころ、三瓶由布子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生で、七代目火影ナルトとヒナタの息子。口癖は「〜ってばさ」。忍術の才に優れていて父と祖父が火影という事もあり期待を寄せられているが、本人は火影というものに対して懐疑的。七代目火影として忙しい父親に構ってほしくて、悪戯ばかりしている。劇中で使用した術は、影分身の術など。

うずまきミト #500〜 (声・下川江那)

 木ノ葉隠れの里に住んでいたくノ一で、初代火影柱間の妻。5月3日生まれ、牡牛座のO型。生まれは渦潮隠れの里だったが、終末の谷の戦いで柱間が九尾を手にしたため、彼の力となるべく望んで九尾の人柱力となった。その実力は本物であり、九尾のチャクラを制御して敵意の感知も可能だったという。余命が少なくなってクシナにその重責を譲る時、九尾の器としてのプレッシャーで潰されそうになっていた彼女に「その器に愛を見つけて入れなさい」と諭し、幸せに生きていける道を示した気丈夫で温和な女性である。

ウタカタ #420〜 (声・鈴村健一)

 霧隠れの里に住んでいた忍で、六尾の人柱力。6月16日生まれ、双子座のB型。物静かで優雅な性格。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生によって蘇らされオビトのペイン六道に組み込まれてしまう。泡を使用する広範囲忍術と、酸を組み合わせた戦法を得意とする。劇中で使用した術は、水遁・泡沫の術、尾獣玉など。

うたたねコハル #93〜 (声・翠準子、渡辺育子(青年時代))

 木ノ葉隠れの里に住んでいる元くノ一で、御意見番の一人。忍者登録番号000256。9月1日生まれ、乙女座のA型。好きなものは梅干しや五目冷や麦、嫌いなものはヨーグルト。二代目火影扉間の弟子として、幼馴染である後の三代目火影ヒルゼンやホムラと共に幾多の戦場を駆け抜けた強者。ヒルゼン亡き後はダンゾウの意見を重用する傾向が見られ、五代目火影となった綱手と真っ向から対立する事が多くなっていく。集団主義で奥ゆかしい性格。

うちはイズナ #386〜 (声・時永洋、東内マリ子(少年))

 古き戦乱の時代を駆け抜けた忍者で、マダラの弟。2月10日生まれ、水瓶座のO型。趣味は兄との修業。うちは一族のリーダーとなった兄に次ぐ、比類なき実力の持ち主だった。更には万華鏡写輪眼まで開眼するが、兄を襲った失明という抗えないリスクに苦悩する事になる。そしてリーダーの失明という最悪の事態を回避するため(この時点で既に扉間から致命傷を受けていた)、彼は自ら望んで両目を兄に差し出した。その結果、マダラは永遠の光を得るに至る。献身的・調和的な性格の持ち主であり、常に兄と一族の未来を案じていた。その印象はサスケに似ていたという。

うちはイタチ #49〜 (声・石川英郎)

 木ノ葉隠れの里の抜け忍で、サスケの兄。忍者登録番号012110。6月9日生まれ、双子座のAB型。好きなものは昆布おむすび、キャベツ、団子。嫌いなものはステーキ。好きな言葉は『平和』、趣味は甘味処巡り。忍者学校卒業年齢7歳、中忍昇格年齢10歳。優秀なうちは一族の中でも抜きん出た才能の持ち主で、幼少時より一族はもちろん里中の者から期待されて育った。誰も気に留めないような先人たちの教えや印に気付き、一人でかつての忍たちや里の起こりを感じ取る繊細さで、常に一族に縛られる事無く忍や里の未来を考えて危惧する、火影のような考えを持っていたという。よって小さい頃から数多の戦場に駆り出され、特に第三次忍界大戦では4歳にして数え切れないほどの惨状を目の当たりにした。そうした幼心には辛過ぎる体験を経て、必然的に争いを嫌い平和を愛する男となっていく。特に弟のサスケには兄として惜しみない愛情を注ぎ、誰もが認める仲良し兄弟となった。しかし先の九尾襲来によって立場が悪化していた一族は、父フガクを頭としてクーデターを目論む。8歳で写輪眼を得て13歳で暗部の分隊長となっていた彼は里を相手にスパイ行為をする羽目になるが、実は既に一族を快く思っていない上層部の命令で一族の情報を流し続けていた。二重スパイという苦悩の日々が続く中、徐々にサスケとの距離も広がっていき、遂にはシスイの自殺事件まで発生。とうとう一族内で彼を疑う者が出てきた事もあり(実は事件の直前、シスイ自身に彼の左眼を託されて存在を消す手伝いをしており、全くの無関係ではない。万華鏡写輪眼の開眼はこの時)、ダンゾウより「一族に味方して自分もろとも全滅するか、里に味方して一族を滅ぼし弟だけを助けるか選べ」と迫られる。そして断腸の思いで里に味方し一族抹殺を実行、完遂と共に抜け忍となる。ただこの時点で既に復讐者オビト(但しマダラと名乗ったのをそのまま受け入れており、偽者だという事は知らない)の存在に気付いていた彼は、一族への復讐を手伝う代わりに里とサスケには手を出すなと交渉を持ちかけ、その協力を得ていた。また後々の未来にサスケを「一族の仇を取った英雄」とし、何不自由なく里で暮らせるようになってほしいと考え、憎むべき復讐の対象として永い芝居を演じる事を決める。以後はオビトの誘いにより「朱」の指輪を受け取って暁に入り、表向きは協力しながらも里だけでなく世界にとって危険な組織を監視し続ける。なお同郷の好か大蛇丸と一時期ペアを組んでいたが、大蛇丸が暁を裏切った後は鬼鮫とペアを組む。しばらくして大蛇丸による木ノ葉崩しが勃発し、かつての最終任務に唯一反対しサスケの安全を約束してくれた三代目火影ヒルゼンの死亡を知ると、己のノルマである九尾捕獲を建前に木ノ葉に潜入。そこで敢えて自分の存在を上層部にアピールし、改めてサスケに手を出さないよう釘を刺す。だが偶然が重なってサスケと早過ぎる再会をしてしまい、その結果としてサスケはナルトたちの制止を振り切り大蛇丸の下へ行ってしまった。それからは黙々と暁の命令をこなしつつ、密かに大蛇丸の動向を探る毎日を送る。そしてある時、サスケが大蛇丸を倒し、小隊を組んで自分を探しているとペインから聞かされた。失明の危機と不治の病に苛まれていた彼は、時間が無いと判断しサスケと再会を果たす。激戦の末に弟を大蛇丸の呪印から解放し、一族と里の未来を託して笑顔で世を去るものの、第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。ところが生前にナルトに仕込んでおいた別天神の発動で呪縛は消失、サスケの事はナルトに託し自分は穢土転生を破るべく単独行動に移るも、偶然サスケと出会ってしまい行動を共にする事となる。普段は周囲を欺くべく冷酷・怜悧な振る舞いをしているが、実際はとても弟思いで平和を愛する優しい性格。無益な争いは極力避け、無闇に他者の命を奪わないのも、一重にその優し過ぎる性格に起因する。けれど前述のように忍としての能力は随一で、驚異的な身体能力に加え直巴の万華鏡写輪眼も極めており、総合的な戦闘能力は計り知れない。火属性・風属性・水属性のチャクラを有し、陰陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、写輪眼、魔幻・鏡天地転、水遁・水牙弾、影分身の術、分身大爆破、万華鏡写輪眼、月読、天照、魔幻・奈落見の術、火遁・豪火球の術、魔幻・枷杭の術、烏分身の術、別天神、須佐能乎、転写封印・天照、分身の術、火遁・鳳仙花爪紅、八坂ノ勾玉、口寄せの術、イザナミ、水遁・水龍弾の術など。

うちはイナビ #221〜 (声・下山吉光)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍で、木ノ葉警務部隊の一員。暗部入りしてから不審な行動が目立つイタチを敵視していた。劇中で使用した術は、写輪眼など。

うちはウルチ #225〜 (声・多緒都)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた、テヤキの妻。一枚一枚丹精込めて焼き上げるせんべいは子供たちに人気があり、夫とともに懸命にうちはせんべいを支えていた。

うちはオビト #16〜 (声・内田直哉(仮面)、高木渉(トビ、青年)、小森創介(少年))

 木ノ葉隠れの里に住んでいた中忍で、カカシの親友。忍者登録番号010886。2月10日生まれ、水瓶座のO型。好きな言葉は『チームワーク』『仲間』。忍者学校卒業年齢9歳、中忍昇格年齢11歳。両親を知らずナルトと似通った生い立ちであり、誰かに自分の存在を認めてほしくて火影を目指すようになる。下忍になってミナトの班に配属されるも、優秀すぎるチームメイトのカカシに強烈な劣等感を抱き、一方的にライバル視して追い越す事を目標としていた。また仲間の命よりも任務を優先するカカシの考えを許容できず、いつもその話になるとケンカしていた。その溝は神無毘橋の戦いでリンが攫われた事で決定的なものとなり、遂に決裂して別行動をとる事に。しかしカカシが彼の信念を聞いて少し考えを改めたので、結局は二人で救出に向かう事となり溝は修復。その過程で写輪眼に目覚めるなどの成長を遂げるものの、カカシを助けるために右半身を岩に潰され致命傷を負う。意識を失う直前、リンに自身の写輪眼をカカシの左眼に移植する手術を依頼した事で、彼の左眼はずっとカカシと共に在る。ところが彼は偶然マダラに拾われて一命を取り留め(この時に心臓に禁固呪の札を埋め込まれた)、右半身は初代火影柱間のクローン体で補われた。そしてリンがカカシの雷切で自害する状況を目撃し、顛末を知ってマダラの思惑通り現世に絶望。マダラの月の眼計画を代わりに実行に移すべく、マダラから名前と必要な術を譲り受け水面下で活動を開始する。まずはクシナから九尾を奪い里を急襲、邪魔な存在である木ノ葉隠れを潰しに掛かったが、師でもあるミナトに九尾の支配を解除されてしまいやむなく撤退。以後も次の機会を虎視眈々と狙うものの、彼の存在に気付いていたイタチの接触を受け要求を承諾、共にサスケを除いてうちは一族を完全に滅ぼす。他にも四代目水影やぐらを支配下に置いた霧隠れの里の支配、暁を設立させる事を目的とした弥彦への接触、抜け忍となったイタチの勧誘など、計画に必要なコマを確実に揃えていく。弥彦の死で暁を掌握してからも、暗躍を続けるベく長門のペイン天道を表向きのリーダーとし、自分は気さくで陽気な下っ端トビを演じる。サソリの死後に正式なメンバーとなりデイダラと組んでもそれは変わらなかったが、イタチの死をきっかけとして徐々に演技を止め、本来のリーダーとして立ち回るようになる。兄の死後抜け殻になり掛けていたサスケに一部を除いてイタチの真実を教え、木ノ葉隠れへの復讐心を煽って手駒とした後、長門とサスケにそれぞれナルトとビーの捕獲を命じる。ところが予想に反して両方とも失敗したため、サスケを言葉巧みに動かして五影会談を襲撃させ、隙を見て直接五影に対面し月の眼計画を打ち明けた上で協力を要請。それが頑なに拒否された事で、第四次忍界大戦を宣戦布告するに至った。開戦後は十万体の白ゼツとカブトの穢土転生を利用して戦線を展開、自身は穢土転生で蘇った六人の人柱力を新たなペイン六道として、ナルトとビーの確保に動く。なお彼のペイン六道は穢土転生との併用であるため、六人の使う術はあくまでも六人それぞれのものである(ペイン本来の術も使用できなくはないが、既にネタバレしているのでメリットが少ない)。ナルト達と交戦中に仮面が割れて正体が露見するも、先だって確保していた八尾と九尾の一部を使って十尾復活に成功、更に穢土転生で蘇ったマダラと合流を果たす。以後も激戦を繰り広げるがカカシとの一騎討ちで敗北した後(禁固呪の札排除に必要な措置だった)、死に際に六道十尾柩印を完成させ十尾の人柱力となる。そのまま無限月読の発動を目指すが、ナルトたちに阻止され十尾を抜かれてしまう。更に黒ゼツに取り憑かれてマダラを蘇生させられ、外道魔像まで抜かれて瀕死状態に陥る。それからも自分を利用しようとする黒ゼツを気力で逆に支配し、今度は削れていく命を懸けてナルトたちに協力する。本来はおよそ忍者らしからぬ仲間想いの優しい性格で、仲間を大事にしない奴はルールや掟を守らない忍者以上のクズだという信念を持っていた。ただ時間にかなりルーズで遅刻癖があり、彼が時間を厳守できた事は少ない模様(大抵は道すがら人助けを繰り返していたのが原因)。リンに密かな恋心を抱いていたが、結局告白する事は出来なかった(神無毘橋の戦い後、カカシから伝えられている)。少年時代こそ生まれ持った才能を活かしきれていなかったが、現在の実力はミナトですら敵わないと公言したほどで、時空間忍術・陰陽遁忍術・柱間の細胞・輪廻眼によって暁を率いるに相応しい戦闘力を振るう。十尾の人柱力になってからは血継網羅の力も得て、一人で忍連合軍を圧倒するまでになる。両腕は取り外し可能な義手であり、幾らでも代えが利く。劇中で使用した術は、火遁・豪火球の術、写輪眼、土遁・土竜隠れの術、口寄せの術、封印術・幻龍九封尽、神威、解尾法印、イザナギ、輪廻眼、口寄せ・外道魔像、ペイン六道、口寄せ輪廻眼、忍具口寄せ、呪印術、うちは返し、うちは火炎陣、万華鏡写輪眼、火遁・爆風乱舞、木遁・挿し木の術、木遁・黙殺縛りの術、外道・輪廻天生の術、六道十尾柩印、求道玉、六赤陽陣、無限月読など。

うちはカガミ #481〜 (声・河西健吾)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍で、二代目火影扉間を班長とする班の一員。イタチと同じような性状の持ち主で、誰よりも里を想い里のために行動できる優秀な忍だった。シスイの先祖でもある。

うちはサスケ #1〜 (声・杉山紀彰)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍で、うちは一族の末裔でありイタチの弟。忍者登録番号012606。7月23日生まれ、獅子座のAB型。好きなものはトマトやおかかのおむすび、嫌いなものは納豆や甘いもの。好きな言葉は『力』、趣味は修業や散歩(兄との猪狩りもそれらの一環)。忍者学校の成績は常にトップで他の追随を許さず(卒業試験も12歳で首席合格)、その上美形なので女子の憧れの的となっている。幼い頃から優しくて大好きな兄イタチに憧れを抱き、自分も優秀な兄のようになりたいと願って厳しい修業に明け暮れていた。それは純粋な兄への気持ちだけではなく、いつも兄ばかりを見て自分を見てくれない父フガクに認めて欲しかったからでもある。そして段々兄が自分に構ってくれなくなり逆に父に認めてもらえ始めた頃、イタチとオビトによるうちは一族虐殺が起こった。この時より唯一生き残った彼の目的は兄への復讐一点のみとなり、他の全てを捨ててでも力を求めるようになっていく。ただその負の心は忍者学校に入った辺りから少しずつ薄れていき、卒業後にカカシ率いる第7班に配属されてからは、ナルトやサクラとの交流によってほとんど消え去ったかに見えた。ところが中忍試験において自分の体を欲する大蛇丸と遭遇、「天」の呪印を植え付けられてからは非常に不安定な状態に陥る。一時期カカシの封邪法印で呪印を押さえ込んだものの、ナルトの急成長に対する嫉妬から以前にも増して力を追い求めるようになり、そこへ大蛇丸からの誘いがあった事で木ノ葉隠れを抜け音隠れの里に身を寄せる。以降は大蛇丸の指導で急速に力をつけ、とうとう大蛇丸をも上回るほどになる。それを実感した彼は大蛇丸を見限って己の内に取り込み、自らの小隊「蛇」を結成してイタチを殺すべく動き始める。そして遂に念願叶って兄と遭遇し一対一の復讐戦に辛うじて勝利するも、自らの内から大蛇丸ごと呪印を引き剥がされ大蛇丸から得た力を失う。更にイタチの死後にオビトからイタチの身に起こった真実を聞かされ、イタチの行動は全て弟を想う兄としてのものだった事を知って困惑。かなり長い間悩んだ後、兄は勿論うちは一族の運命を狂わせた木ノ葉隠れそのものに復讐する決意をし、小隊名を「鷹」と改めて一時的にオビト率いる暁と行動を共にする。尤もその状態はあまり長続きせず、ダンゾウを仕留めてからは復讐心に呑まれて仲間を切り捨て、心ならずもオビトの思惑通りに動くコマとなり果てる。ところがそれも穢土転生で蘇ったイタチとの会話で中断する事になり、改めて己を見つめ直すべく復活させた大蛇丸の導きで初代火影柱間の昔語りを静聴する。その結果これまでの考えや行いを改め、里を壊すのではなく守り変えるために火影を目指す事を誓う。ただし彼の言う火影とは、現五影を処刑し尾獣も処分して忍世界に革命を引き起こし、生じる全ての憎しみを背負う者を指す。あくまでもその第一歩として、歴代火影たちや鷹と共に遅ればせながら大戦に馳せ参じる。終盤でマダラに致命傷を負わされ死にかけるが、精神世界で六道仙人に出会いインドラの力を正式に受け継いで蘇生する。普段から口数が少なく物静かでクールな印象を受けるが、思った事や言いたい事は割とはっきり言うタイプ。反面負けず嫌いで強がりな上に中々素直になれない所があり、カカシ班配属以前は他人とうまく打ち解ける事ができなかった。ただし経緯こそ違えどナルト同様に孤独の辛さを知っていたので、ナルトに関してはある意味仲間意識に似たものがあったと思われる。完全に抜け忍となってからは人が変わったように冷たい雰囲気を纏い、余分な感情を一切捨て去ったかのようだが、敵といえども無闇に殺したりはしない辺りに隠し切れない優しさの片鱗が伺える。だがその優しさも仇の一人であるダンゾウを視認した辺りから急速に失われていき、目的を果たすのに仲間ですら見捨てる復讐心の塊になりかけた(穢土転生されたイタチとの会話でどうにか踏み止まっている)。生まれながらにして天賦の才に恵まれていた上、幼少時から兄と共に修業していただけあって「天才」と呼ばれるに恥じない戦闘能力を有する。忍術体術共に優れ頭のキレも良く、何より戦いにおける独特のセンスはカカシですらも認めるところ。更に白との戦いで写輪眼に目覚め、度重なる数々の激戦を潜り抜ける内に着々と使いこなせるようになっていく。最終的にはイタチやオビトも認めるほどの使い手となり、イタチの死後に万華鏡写輪眼までも開眼。間もなく使い過ぎで視力を失いかけるも、オビトの手によりイタチの写輪眼の移植を受け、完全なる直巴の万華鏡写輪眼の使い手となる。更にはインドラの力を受け継いだ事で輪廻眼を開眼、全属性のチャクラと隠遁忍術を扱えるようになる。劇中で使用した術は、縄抜けの術、火遁・豪火球の術、影手裏剣の術、写輪眼、瞬身の術、火遁・鳳仙火の術、写輪眼操風車三ノ太刀、火遁・龍火の術、影舞踊、獅子連弾、分身の術、千鳥、千鳥流し、草薙の剣・千鳥刀、千鳥鋭槍、魔幻・枷杭の術、蛇睨呪縛、千鳥千本、操手裏剣の術、潜影蛇手、口寄せの術、口寄せ・雷光剣化、変わり身の術、火遁・豪龍火の術、麒麟、忍具口寄せ、チャクラ流し、天照、須佐能乎、黒炎の盾、炎遁・加具土命、解邪法印、威装・須佐能乎、輪廻写輪眼、天手力、六道地爆天星、地爆天星、インドラの矢、封術吸引など。

うちはサラダ #700〜 (声・菊池こころ)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生で、サスケとサクラの娘。サクラがサスケを追って旅をしていた時に産気づき、大蛇丸のアジトで産まれたために木ノ葉隠れには出生記録が無い。なおいつもしている眼鏡は香凛の贈り物で、赤ん坊の彼女を取り上げたのも香凛である。一見冷静沈着でクールな印象だが、ずっと旅をしている父親がいなくて寂しい思いをしている。また考え過ぎてしまう一面もあり、忍者という存在そのものに疑念を抱いていたが、紆余曲折を経て火影を目指すようになる。劇中で使用した術は、写輪眼、桜花衝など。

うちはシスイ #222〜 (声・木内秀信)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍で、暗部及び木ノ葉警務部隊の一員。10月19日生まれ、天秤座のA型。瞬身のシスイとして敵国の忍に恐れられ、うちは最強の幻術使いと謳われた手練だった。実直で情に厚くイタチが兄のように慕っていたが、何故か遺書を残し南賀ノ川に身投げして自殺。一族のためならどんな任務でも率先して行っていたといい、遺書の内容は生前の彼が書いたにしては不自然な点が多い。ヤシロを始めとする警務部隊の面々は、彼と同様に会合に出席しなかったイタチを疑うが、結局真実は明らかにされていなかった。実は彼は自己犠牲を本分とする忍の有り方をイタチに教えた張本人であり、その点だけで言えばダンゾウに近い考えの持ち主。うちは一族のクーデター情報を掴み、別天神を使って止めようとした矢先に右眼をダンゾウに奪われてしまう。左眼を里を守るために使えと言ってイタチに託し、自ら潰したように見せかけ己の眼の残存を隠して死亡した。この死には、イタチに万華鏡写輪眼を開眼させる意味もあったらしい。なお様々な術に対応できるよう、忠実な複数の烏を飼っていたという。うちは一族の火属性のみならず風属性と雷属性のチャクラも有し、隠遁忍術の素質を持っていた模様。劇中で使用した術は、写輪眼、万華鏡写輪眼、別天神など。

うちはセツナ #399〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍で、木ノ葉警務部隊の一員。二代目火影扉間に疑心を抱き、マダラの意志を継いでクーデターを企てていた。

うちはタジマ #623〜 (声・松本忍)

 マダラやイズナたち兄弟の父親で、当時のうちは一族の長。3月28日生まれ、牡羊座のA型。生真面目な性格であるが故、一族隆盛のためには己の親子愛や子供自身をも利用する事を厭わない。千手仏間とは幾度も戦った間柄で、実力は拮抗している。劇中で使用した術は、写輪眼など。

うちはテッカ #221〜 (声・岐部公好)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍で、木ノ葉警務部隊の一員。控えめな性格で口数も少ないが、一族を大切に想う気持ちは誰にも負けない。劇中で使用した術は、写輪眼など。

うちはテヤキ #225〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた、うちはせんべいの店主。歴史のある老舗を営む事を誇りに思い、先代から伝授された秘伝の味付けを忠実に守っていた。

うちはヒカク #398〜

 忍界大戦以前、戦乱の時代を生き抜いた忍者。うちは一族の中でも屈指の実力を誇り、統率力も高かったという。劇中で使用した術は、写輪眼など。

うちはフガク #145〜 (声・浜田賢二)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍で、サスケとイタチの父。忍者登録番号004086。8月16日生まれ、獅子座のAB型。うちは一族の長として木ノ葉警務部隊隊長を務める責任感の強い人物で、常に一族の未来を見据え尽力していた。それだけに才能に溢れるイタチには目を掛けており、その様にはサスケが嫉妬するほどだった(ただし、サスケの事も親として大事に思っていたのは確か)。一族が疎んじられている現状を打開すべく、イタチを介して木ノ葉上層部の情報を入手。機を見て里に対するクーデターを目論むも、肝心のイタチに裏切られ粛清されてしまう。とはいえ殺される直前でもイタチの選択を責めず、息子への評価を変える事も無く、サスケの事を託して悔いなくこの世を去った。劇中で使用した術は、写輪眼、火遁・豪火球の術など。

うちはマダラ #217〜 (声・内田直哉)

 かつてのうちは一族の長で、木ノ葉隠れの里創設者の一人。12月24日生まれ、山羊座のO型。好きなものは稲荷寿司、嫌いなものは白子。好きな言葉は『鎧袖一触』、趣味は鷹狩り。古き戦乱の時代に、一族の中でも特別に強いチャクラを持って生を受けた。幼少時に柱間と友人になり理想を語り合うが、程なく互いの素性が露見し柱間を殺すと決めた時に写輪眼を開眼。更に一族で初めて直巴の万華鏡写輪眼を開眼させ、長として一族を率い森の千手一族と長年に亘って戦い続けた。そんなある時、戦いに疲れた柱間から休戦の申し出を受ける。一度は拒否したものの、同じく戦いに疲れた同胞からの説得を受け、やむなく休戦を受け入れた。憧れであると同時に最大の敵でもあった柱間と和解するのは抵抗があったが、一族のためと割り切って共に木ノ葉隠れを設立。うちは一族の立場を守るべく、自らが火影となりうちは主導のシステムを構築しようとしたが(柱間もそのつもりだった)、里の者たちは挙って柱間を選び、うちはの者たちもそれに賛同。彼は大反対したが受け入れられず、逆に争いの火種を振り撒く者として疎まれ、利己的な欲求に動かされているとまで揶揄された。彼は全てに裏切られて里を抜け、後に九尾を従えて里全体を相手に復讐戦を挑む事になる。残念ながら柱間には僅かに及ばず、終末の谷における決戦で敗北するものの、肉を噛み千切って細胞の一部を入手することに成功。イザナギと影分身を利用し死んだと見せかけて地下に潜り、柱間の細胞を自身に移植して月の眼計画を練りながら長い時を過ごす。いよいよ寿命で死に掛けた時に遂に輪廻眼を開眼、外道魔像の口寄せなど計画の下準備を着々と進めていき、ある程度整ったところで素質を見出した幼い長門に輪廻眼を移植しておいた。以後は他者から奪った写輪眼と外道魔像のエネルギー供給で生き長らえつつ機会を窺っていたが、瀕死のオビトを偶然見つけ彼をコマとして利用することにする。オビトの回復を待って霧隠れの里の暗部とリンを操り悲劇を演出、世界に絶望するように仕向け自分から協力させる形を作り上げた上で、計画の全てを託しひとまず息を引き取る。ところが長門の制御失敗に加えカブトが彼の遺体を入手したため(黒ゼツの手引きによる)、予定していた輪廻天生でなく穢土転生で甦ってしまう結果となった。しかし彼はそれすらも利用し、カブトがイタチに敗れたのを機に自ら穢土転生の契約を解除、不死の身体で忍連合軍と激戦を繰り広げる。そして十尾の人柱力となったオビトが敗れたのを好機と判断、黒ゼツを使ってオビトを操り輪廻天生で自身を蘇生させることに成功。たちまち一時解放された尾獣たちを捕らえ、体内に取り込んで遂に六道仙人の力を手に入れる。かなり好戦的な野心家ではあるが、かつて長として誰よりも一族の繁栄を願っていたのは紛れもない事実であり、当時は家族や仲間を大切に想う優しさも確かに存在していた。ところがその一族に裏切られ、弟イズナの眼を自分のためだけに奪ったと謂れのない中傷を受け、持っていた優しさは復讐心で塗り潰されてしまった模様。幼少時から柱間と渡り合ってきただけあってその実力は凄まじく、二人目の六道仙人と名乗るに相応しい戦闘力を有する。更に穢土転生で蘇った体にはカブトの目論見で柱間の細胞を移植されており、木遁忍術をも完全な形で使用できる。かつては人が背後にいると緊張してしまう弱点(?)があったが、今でもそうなのかは不明。輪廻天生で蘇ってからは柱間の仙術チャクラを吸収し、更に全属性のチャクラと陰陽遁忍術を操れるようになり、自身の輪廻眼も取り戻して飛躍的に完全無欠の存在へと近づいていく。劇中で使用した術は、写輪眼、火遁・豪火滅却、万華鏡写輪眼、須佐能乎、輪廻眼、封術吸引、地爆天星、口寄せの術、木遁秘術・樹海降誕、八坂ノ勾玉、木遁・花樹界降臨、火遁・豪火滅失、木遁・木分身の術、多重木遁分身の術、完成体須佐能乎、火遁・龍炎放歌の術、うちは返し、木遁・木龍の術、木遁・黙殺縛りの術、火遁・灰塵隠れの術、口寄せ・外道魔像、六道十尾柩印、輪墓・辺獄、求道玉、仙法・陰遁雷派、仙法・嵐遁光牙、神威、呪印術、輪廻写輪眼、無限月読、神・樹海降誕、イザナギ、影分身の術など。

うちはミコト #145〜 (声・相楽恵美)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍で、サスケとイタチの母。忍者登録番号005348。6月1日生まれ、双子座のA型。分け隔てない愛情を注げる心優しく穏やかな性格で、一族を背負って立つ夫の使命を誰よりも理解しずっと横で支え続けてきた。その一方で息子たちに対する愛情も本物であり、常に温かい眼差しで安らぎを与えていた。クーデターに深く関与していたかは不明だが、イタチの手で首謀者たる夫と共に命を絶たれた。ちなみに、クシナとは友達だった模様。

うちはヤクミ #399〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍で、木ノ葉警務部隊の一員。高い忠誠心と一族への想いを胸に、フガクを補佐していた。

うちはヤシロ #221〜 (声・長嶝高士)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍で、木ノ葉警務部隊の一員。正確な分析力と確かな統率力から、フガクの信頼も厚かった。シスイの自殺事件を調べた結果、イタチが怪しいと睨んでいた模様。劇中で使用した術は、写輪眼など。

卯月夕顔 #137〜 (声・根本圭子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいるくノ一で、暗部の一員。忍者登録番号012161。11月3日生まれ、蠍座のA型。趣味はお月見。恋人であるハヤテを一途に愛していたが、木ノ葉崩しによってハヤテは死亡。想いも悲しみも仮面の下に覆い隠し、使命を全うし里を守るべく戦い続ける。

ウドン #34〜 (声・重松朋)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生で、木ノ葉丸軍団の一員。4月3日生まれ、牡羊座のO型。のんびり屋でいつもおっとりしているが、木ノ葉丸同様にナルトを慕っている。後に12歳で忍者学校を卒業し、木ノ葉丸たちと同じエビスの班に配属される。

うみのイッカク #503〜 (声・広田みのる)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍で、イルカの父。寡黙だが仲間に慕われるベテランで、息子を守って九尾に立ち向かい命を落とす。

うみのイルカ #1〜 (声・関俊彦、山本泰輔(少年))

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、忍者学校の教師の一人。忍者登録番号011850。5月26日生まれ、双子座のO型。好きなものは一楽のラーメン、嫌いなものは混ぜ御飯。好きな言葉は『信頼』、趣味は湯治。忍者学校卒業年齢11歳、中忍昇格年齢16歳。九尾との戦いで両親が亡くなったため、ずっと孤独な少年時代を過ごしてきた。少しでも自分を見て欲しくて盛大なイタズラを行っていたが、三代目火影ヒルゼンから直接「火の意志」を受け継いだ事で孤独を癒され、立派な木ノ葉の忍として成長した。大らかでお人好しな性格のおかげか、教師としても優秀で非常に高い評価を得ており、子供への思いは常に前向きで慈愛と優しさに満ちている。特にナルトの事は、どうしても過去の自分と重ねてしまい、孤独の痛みを知る者として弟のように接する。ナルトにとって彼は心を許した初めての存在であり、今のナルトがあるのは彼のおかげといっても過言ではない。戦闘能力の詳細は不明だが、相当の手練だと思われる。火属性と水属性のチャクラを有し、隠遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、変化の術、一糸灯陣など。

うみのコハリ #503〜 (声・宮下典子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍で、イルカの母。家庭的だが芯の強い女性で、息子を守って九尾に立ち向かい命を落とす。

梅星にぎり #137〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍。慰霊碑に名が刻まれている。

ウラカク #456〜 (声・遠藤純平)

 鉄の国に住んでいる侍で、ミフネの側近。敵を防御ごと叩き斬る剛剣を得意としている。

ウルシ #29〜

 カカシと契約している忍犬の一体。8匹の中で最も険しい顔をしている。

ウルシ #582〜 (声・福井美樹)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。ノノウの孤児院の出身であり、当時はガキ大将でカブトの面倒をよく見ていた。現在は忍として任務に励みつつ、院の経営を支えている。

エー #416〜 (声・手塚秀彰)

 雲隠れの里を治めている四代目雷影で、ビーの義兄。忍者登録番号CL2211。6月1日生まれ、双子座のA型。ブルービーが八尾の封印により死亡し、ビーが人柱力に選ばれて暫く後に雷影に就任。里の防衛を最優先とし、他国の反感を買ってでも軍備拡張に従事する政策を取る。ビーがサスケに連れ去られたという報告を受け、弟の救出とサスケの抹殺に動き出す。サスケが協力している暁も明確に殲滅の対象とし、五影に信義を問うべく忍び五大国五影首脳会談の開催を取り付ける。波乱含みの会談終了後、オビトの宣告した第四次忍界大戦に打ち勝つべく忍連合軍の総大将を任される。多少利かん坊でせっかちな一面もある熱血漢だが、いざという時の状況判断力と適切な指示には定評があり、指導者としての器は十分すぎるほど。常日頃から鍛錬を欠かさず行っており、鍛え抜かれた頑強な肉体を持つ。雷属性・土属性・水属性のチャクラを有し、雷の如きスピードとパワーであらゆる敵を粉砕する。彼のスピードとまともにやり合えるのは、仲間内では四代目火影ミナトと九尾の力を制御したナルトのみ。その上ビーとの連携は完全に息が合っており、エービーコンビとして世界に名を轟かせている。劇中で使用した術は、瞬身の術、雷遁チャクラモード、重流暴、雷我爆弾、雷虐水平千代舞、義雷沈怒雷斧、鉄ノ爪、雷遁・雷犁熱刀、絶牛雷犁熱刀、雷水龍弾など。

エー #494〜 (声・玉野井直樹)

 かつて雲隠れの里を治めていた三代目雷影で、四代目雷影エーの父親。8月1日生まれ、獅子座のO型。趣味は珍しい宝の収集。スピードやパワーもさることながら、異常ともいえる打たれ強さに優れた忍で、生身で尾獣と戦り合えた唯一の存在。一万の敵を相手にたった一人で立ち向かい、三日三晩もの間倒れる事無く戦い続け、仲間が逃げる時間を充分に稼いだ後に討ち死にしたという。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされ、暁の兵隊にされてしまう。里長として人一倍人情に篤く、存命中はずっと民の精神的支柱であり続けた。火属性・雷属性・土属性のチャクラを有し、鋼の如く鍛えられた強靭な肉体を前面に押し出して戦う。劇中で使用した術は、雷遁チャクラモード、地獄突き四本貫手、口寄せの術など。

エー #648〜

 かつて雲隠れの里を創設し治めていた初代雷影。12月1日生まれ、射手座のO型。里長としての強い自覚と信念を持つ、誇り高い性格。劇中で使用した術は、口寄せの術など。

エー #690〜

 かつて雲隠れの里を収めていた二代目雷影。3月1日生まれ、魚座のO型。初代雷影エーの護衛を長く務め、その信頼感から雷影に抜擢された。友好的な性格で、初代からの悲願だった木ノ葉隠れとの同盟を実現、里の平和に大きく貢献した。劇中で使用した術は、口寄せの術など。

エビス #2〜 (声・飛田展男)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍で、木ノ葉丸専属の家庭教師。忍者登録番号010777。3月8日生まれ、魚座のA型。好きなものはかまぼこ、焼きガニ。嫌いなものはニンジン料理。好きな言葉は『エリート』、趣味はエリートの育成。忍者学校卒業年齢10歳、中忍昇格年齢17歳。自分に忍術を教わる事が火影への最短ルートだと自負し、「三代目火影ヒルゼンの孫」を火影に導くべく指導している。一方でナルトの事は「落ちこぼれの九尾のガキ」として見下し、忌み嫌っていた。しかし自分ではどうにもならなかった木ノ葉丸の頑なな心をナルトが解き解した事で、次第にナルトの器を認めるようになっていく。同時に忍の才能を血統だけで決め付ける己の考えも改め、里の子供たち全員を未来の火影として育てていく事を決意、晴れて忍者学校の教師となる。なお木ノ葉丸軍団が忍者学校を卒業してからは、木ノ葉丸たちの班を率いる隊長として任務に当たっている。家庭教師だけあって真面目で実直な性格だが、実は自来也と並ぶくらいのむっつりスケベで、よく風呂を覗いているらしい。劇中で使用した術は、忍具口寄せなど。

エビゾウ #252〜 (声・城山堅)

 砂隠れの里に住んでいる元忍者で、既に引退した身となっている相談役。忍者登録番号02−002。1月6日生まれ、山羊座のB型。趣味は釣堀での釣り。天才傀儡師であるチヨの弟であり、かつては思慮深き策で多くの敵を混乱に陥れ、明晰な頭脳で砂にその人ありと恐れられた名軍師。しかしその後は何事にも無関心になり、里の政治からも距離を置くようになる。だが姉と同様、ナルトたちの来訪で時代の流れを感じ取り、再び積極的に里の運営に関わる事を決意。姉の死後も彼女の分まで五代目風影我愛羅を補佐し、里に貢献している。

エフ #545〜

 雲隠れの里に住んでいる忍。第四次忍界大戦の折、ゼツにチャクラを吸われて成り代わられた被害者の一人。

エミ #144〜

 誰もが認める美女で、仕立て屋の店員。ファンファン通りへ友人に会いに来たところをイタチの幻術に捕まり、自来也をナルトから引き離すべく利用される。

エミル #286〜

 旅好きで温泉好きの旅行者。肌の潤いを得るには、温泉が効果的である事をよく知っている。

猿猴王・猿魔 #120〜 (声・中博史)

 三代目火影ヒルゼンと契約している老猿。伸縮自在の金剛如意棒に変化する事ができ、常にヒルゼンの片腕として戦場を生き抜いてきた古強者。主従というよりは無二の戦友といった間柄で、時には苦言も辞さないほどに信頼関係は厚い。劇中で使用した術は、変化・金剛如意、影分身の術、金剛牢壁など。

オウケイ #41〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、ハヤセとは学問のライバル。木ノ葉崩し直前の中忍試験において、第一次試験で受験生に扮して潜り込み、カンニングの標的としての役目を負う。

大筒木アシュラ #398〜

 ハゴロモの次男で、後に森の千手一族の祖となった人物。6月8日生まれ、双子座。兄インドラのように父から優秀な遺伝子を受け継いではおらず、何をやっても上手くいかなくて一人では何もできなかった。よって兄と同じことをするには、絶え間ない努力のみならず他人の協力を仰ぐしかなかった。後に修業の苦しみの中で肉体のチャクラの力が開花し兄と同じ力を得るも、そうなれたのは周囲の助けや協力があったからだと理解する。そして他人を想い遣る愛の存在を知り、愛こそが平和を含む全てを可能にするという考えを持つに至る。その生き様に父は新たな可能性を見出して彼を後継に指名したが、兄はこれを承服できず生涯争い続ける事になる。なお当人は死後もチャクラのみの存在となって世を漂い、時を置いて転生し続けている(現代ではナルト、一世代前は柱間)。

大筒木インドラ #398〜

 ハゴロモの長男で、後にうちは一族の祖となった天才児。1月4日生まれ、山羊座。父の優秀な遺伝子からチャクラ・陰遁・瞳力といった力を受け継ぎ、それらを扱うセンスも一流で何でも一人でやり抜くことができた。そして己の力が他人とは違う特別なものだと知り、力こそが世の平和を含め全てを可能にするという個人主義的な考えに至る。ところが父は自分より劣るアシュラを後継に指名し、これを承服できなかったために二人の争いは生涯続くこととなった(黒ゼツが唆したことも原因の一端)。なお当人は死後もチャクラのみの存在となって世を漂い、時を置いて転生し続けている(現代ではサスケ、一世代前はマダラ)。

大筒木カグヤ #646〜 (声・小山茉美)

 遙かな昔に固く守られていた伝承を破り、神樹の実を食べ人類で初めてチャクラを持った素性不明の女性。8月15日生まれ、獅子座。世界で最初の血継網羅であり、人々には卯の女神・鬼などと呼ばれて崇め恐れられていた。得られたチャクラの力で争いに勝利し領地を得てハゴロモとハムラを産むが、彼女が伝承を破ったために十尾が世界を蹂躙する事となった。更に自分一人の力で全てを支配し続けた傲慢さと、自身から発生した物はすべて自分に帰属すべきという強欲により、息子たちの手で封印され十尾の本体と共に月という名の封印石で眠り続ける結末を招く。しかし封印される寸前に分身として黒ゼツを産み落としており、自身の復活を目的として世界の裏側で暗躍させてきた。そしてマダラが無限月読を行使したのを機に体を乗っ取り、神樹のチャクラを吸い上げ生前の姿で遂に復活を果たす。なお彼女はモモシキとの戦争を予測しており、無限月読による軍備増強はそのためだった。劇中で使用した術は、神・樹海降誕、輪廻写輪眼、無限月読、白眼、天之御中、兎毛針、八十神空撃、黄泉比良坂、共殺の灰骨、膨張求道玉など。

大筒木ハゴロモ #373〜 (声・中根徹、立川三貴、加藤将之(青年期))

 太古の昔、忍宗を説いて世界に平和を齎そうとした忍の祖。8月6日生まれ、獅子座。母カグヤから受け継いだチャクラと輪廻眼の瞳力で、現世に存在する忍術の全てを生み出した存在。「我、安寧秩序を成す者」と宣いぬのぼこの剣を携えて世界を回り、救世主・六道仙人と呼ばれ崇められていた。かつて猛威を振るった十尾を自らの肉体に封印しており、史上初の人柱力であると同時に血継網羅でもあった。しかし歳を重ねるにつれて十尾の力を次第に制御できなくなり、封印を解かざるを得ない状況になってしまう。十尾の完全復活はこの世の終わりを意味するため、彼は十尾を肉体とチャクラに切り離し、肉体は巨大な球体・月に変えて天へと放逐、チャクラは九体の尾獣に分散した。そして間もなく死期が迫り、長男インドラと次男アシュラのどちらかを後継者に選ばなくてはならなくなる。苦悩を重ねた末に彼はアシュラを指名するが、その決定にインドラは納得できず両者の争いは生涯続くこととなった。なお当人は死後もチャクラのみの存在となって世を悠然と漂い、インドラやアシュラの転生者の精神世界を渡り歩き続けて、忍宗の行く末を見届けようとしている。劇中で使用した術は、輪廻眼、六道十尾柩印、六道地爆天星、万物創造など。

大筒木ハムラ #671〜 (声・細谷佳正)

カグヤの息子で、六道仙人ことハゴロモの双子の弟。8月6日生まれ、獅子座。兄とともに十尾を封印した後、兄より大筒木一族の当主を任される。地上に残るという兄に別れを告げ、外道魔像を見張るため一族と共に月へ移住した。劇中で使用した術は、白眼、六道地爆天星など。

大虎 #130〜

 砂隠れの里に住んでいた酔っ払い。毎日毎日酒に溺れ、酒瓶を片時も手放すことはなかった。道端で不運にも不安定な我愛羅にぶつかり、命を落とした。

オオノキ #454〜 (声・西村知道)

 岩隠れの里を治めている三代目土影で、希少な血継淘汰の一人。10月8日生まれ、天秤座のO型。口癖は「〜じゃぜ」。初代土影イシカワの孫であり、五影の中では最高齢。交渉上手な“両天秤のオオノキ”として名を馳せ、マダラとも戦った事がある歴戦の古豪。世界の覇権を狙い虎視眈々と情勢を見据え、利用できるものは暁でさえも利用する徹底した軍事政策を敷いている。しかし五影会談で五代目風影我愛羅と対話した事で心境が変化し、頑固で意地っ張りな性格も少しずつ軟化して、四代目雷影エーを中心とした忍連合軍に協力する事を了承する。なお歳には勝てないのか、頻繁に起きるギックリ腰が悩みの種。火属性・風属性・雷属性・土属性のチャクラを有し、陽遁忍術の素質を持ちつつ二代目土影無から教わった塵遁忍術を操る。劇中で使用した術は、土遁・加重岩の術、塵遁・原界剥離の術、岩分身の術、土遁・拳岩の術、土遁・超加重岩の術、土遁・地動核、土遁・軽重岩の術、土遁・超軽重岩の術、土遁・剛隷武の術、幻術返しなど。

蜃 #548〜

 二代目水影幻月と契約している、大量の水蒸気を噴き出す巨大な貝。

オキスケ #456〜 (声・高橋英則)

 鉄の国に住んでいる侍で、ミフネの側近。冷静に状況を分析できる居合の達人で、ミフネに代わって指揮を執る事もある。

お京 #92〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、居酒屋「升亀」の娘。木ノ葉温泉地付近にある川で遊んでいるところを、自来也に茂みから覗かれてしまう。

オトカゼ #140〜

 砂隠れの里に住んでいる上忍で、有事に笛を吹いて仲間を呼ぶ伝令役。四代目風影羅砂の遺体を最初に発見した。里では筋金入りの笛コレクターとして有名。

オトハ #90〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、木ノ葉病院に勤務している看護師。温泉で仕事の疲れを癒すのが日々の楽しみであり、今のところ恋人はいない。

オモイ #417〜 (声・河本邦弘)

 雲隠れの里に住んでいる中忍で、サムイの小隊の一員。忍者登録番号CL6305。12月26日生まれ、山羊座のAB型。慎重な性格で物事を深く悲観的に考え過ぎる癖があり、カルイとはよく衝突している。ただしその慎重さは仲間を想う重く厚い信念によるもので、同様に仲間想いのナルトには称賛を送る。ビーに師事して剣術を学んでおり、第四次忍界大戦では腕前を買われて奇襲部隊に配属となる。劇中で使用した術は、雲流三日月斬り、雲流裏斬りなど。

朧 #46〜 (声・大水忠相)

 雨隠れの里に住んでいる下忍。忍者登録番号R1−127。12月20日生まれ、射手座のA型。好きなものはみそ雑炊。篝や夢火と共に、木ノ葉崩し直前の中忍試験に参加する。第二次試験において単独行動中にナルトたちを発見し襲い掛かるも、サスケに手傷を負わされてやむなく退却。無事に仲間と合流した後、執念深くナルトたちを追い続ける。せっかちな性格で、「ラッキー」「アンラッキー」が口癖。劇中で使用した術は、変化の術、朧分身の術、土遁・土中映魚の術など。

オヨネ #406〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる医療忍者。シズネと共に、自来也が遺したペイン畜生道の遺体の検死を行う。

大蛇丸 #45〜 (声・くじら、山口眞弓(少年)、小島幸子(幼少))

 音隠れの里を創設し治めている里長で、木ノ葉伝説の三忍の一人。忍者登録番号002300。10月27日生まれ、蠍座のB型。好きな言葉は『破壊』『混沌』、趣味は新しい術の開発。忍者学校卒業年齢6歳。かつて自来也や綱手と共に三代目火影ヒルゼンに教えを受け、「その才器、我が叡智を以てしても満たすを能わず」と言わしめたほどの実力者。ダンゾウの目に止まり根に在籍していた事もあったが、両親の死をきっかけに「不死」に異常なほどの興味を示し、禁術に手を染め極秘裏に人体実験を繰り返していた。やがてそれが公となって狙っていた四代目火影の座を失い、追撃を振り切って木ノ葉隠れの里を脱出。レベルSで国際指名手配されるも、己の野望を達成するべく秘密裏に音隠れを創設する(ただし素性を隠して)。そんな時に以前から興味を持っていた暁に誘われたため、「空」の指輪を与えられて一員となる。初めはサソリと組んでいたが、暫くしてイタチとペアを組む事になり、写輪眼に魅力を感じて奪おうとするも失敗。程なくして暁を抜け配下となる者を集める一方で、人体実験用に多くの人間を攫い邪魔者は尽く排除してきた。不屍転生を完成させてからは、血継限界などの本来なら得られない能力を欲するようになり、最終的にはかつて奪い損ねた写輪眼に目を付ける。尤もイタチは強すぎるため、その弟であるサスケに着目。目障りになってきた木ノ葉隠れを潰すと同時に写輪眼も得ようと画策、砂隠れの里と密かに約定を結び木ノ葉崩しの算段を立てる。まずは中忍試験に草忍になり済まして潜り込み、サスケに目印として「天」の呪印を施与。木ノ葉に向かっていた四代目風影羅砂を暗殺して入れ替わり、砂忍が騒ぎを起こすと同時に正体を現しヒルゼンと死闘を繰り広げる。ところが予想外の反撃に遭い、ヒルゼンの死と引き換えに術の行使が一切不可能な状態となってしまう。打開策として治療を綱手に依頼しようとするも失敗、サスケの体を手に入れる事を優先せざるを得なくなる。しかしナルトたちの邪魔が入って策略は一時的に阻止され、ひとまずは捉えておいた幻幽丸の体に入る事に。以降は木ノ葉を抜けて来たサスケを育て上げつつ、体を乗っ取る準備を着々と進めていく。幻幽丸の体に限界が見えてきた頃サスケが戦いを仕掛けてきたため、チャンスとばかりに乗っ取りを仕掛けるも返り討ちに遭い、乗っ取るつもりが逆に抑え込まれてしまう。後にサスケがイタチに挑み敗れた時、抑えのチャクラが弱まって復活し掛けるも、それを予期していたイタチの手で封印された。ところがかつての弟子アンコに施した呪印に彼の意識は残っており、それをサスケが解放した事で復活を果たす。更にサスケの考えを聞いてその成長を実感し、新しい風を感じ取った彼への全面協力を承諾する。自己中心的な野心家で、全ての術を得て世の真理を理解するという目的のためには、手段を選ばずいかなる犠牲も厭わない卑劣で冷酷な性格。自分を慕って付いてくる配下すら役に立つ道具としか見ておらず、役にも立たない者は容赦なく切り捨てる。そのくせ礼儀には割と煩く、プライドは人一倍高い。なぜかおネエ言葉で喋るが、それが何故なのかいつ頃からなのかは不明。数々の禁術と契約している数多の蛇を使い、あまりにも人間離れした戦い方をする。全属性のチャクラを有し、陰陽遁の素質も持つ。劇中で使用した術は、軟の改造、土遁・土中映魚の術、風遁・大突破、変化の術、口寄せの術、消写顔の術、五行封印、金縛りの術、「天」「地」の呪印術、蜉蝣、影分身の術、瞬身の術、口寄せ・穢土転生、不屍転生、潜影蛇手、草薙の剣・空の太刀、蛇睨呪縛、潜影多蛇手、変わり身の術、万蛇羅ノ陣、口寄せ・三重羅生門、八岐の術、仙人モードなど。

我愛羅 #35〜 (声・石田彰)

 砂隠れの里に住んでいる下忍で、四代目風影羅砂と加流羅の末息子。忍者登録番号56−001。1月19日生まれ、山羊座のAB型。好きなものは砂肝やタン塩、嫌いなものは羊羹やマロングラッセ。好きな言葉は『自愛』(後に『慈愛』『未来』)、趣味は戦闘(後にサボテン栽培)。忍者学校卒業年齢12歳。母の胎内にいる内に実験体として父とチヨの手で守鶴を入れられ、人柱力としてこの世に生を受ける。よって生まれながらに巨大な力を持っていたが、代わりに母の命と精神の安定を失い不眠症に陥ってしまった。名前は母が考えたもので、未熟児だった彼への精一杯の愛情が込められている(「自分だけを愛し、自分だけのために戦い、修羅として存在し続け私の怨念を憎き世に知らしめろ」という憎しみの由来は偽り)。幼い頃より厳重な監視下に置かれ、大人はもちろん同年代の子供からも化け物と畏怖され敬遠されて育った。ただし世話役として傍にいた夜叉丸は、甥でもある彼をとても大切にしてくれたため、心を許せる唯一の存在として慕っていた。しかしある時、返り討ちにした刺客が父の命を受けた夜叉丸で、しかも彼を追い込むために用意された虚構の真実を聞かされ、不安定だった精神は遂に狂気へと走る。その結果人を殺すことで自らの生を実感するようになり、他者はそのために存在しているにすぎないと結論付けた。木ノ葉崩しへの参加を承諾したのも多くの者を殺したいという欲望からだったが、同じ境遇で育ったナルトととの死闘を通じて心境に変化が現れ始める。人と向き合い関わり合い認め合いながら、愛情を持って他者のために生きていく事でも生を実感できると気付き、徐々にそれを行動に移すようになっていく。14歳で中忍に昇格後、里の上役たちの要請で五代目風影に就任。疎みや怖れといった風当たりは強かったが、ナルトを見習い少しずつ確かな絆を結ぶことに尽力し、時間をかけて徐々に信頼を勝ち得ていった。暁襲来時にはかつてと違い里を守る事を第一とした戦いを行うが、皮肉にもそのせいで捕縛され守鶴を抜かれる事となってしまう。尾獣が抜けた事で一時は死亡するも、心を入れ替えたチヨの手で蘇生し一命を取り留めた。それからは自里だけでなく世界の平和をも目指し、暁を討ち果たすべく尽力する。五影会談においてもはっきりと自身の意見を述べ、更にはオオノキから一本取るという偉業に成功。その若さに反して他の影達からも一目置かれるようになり、第四次忍界大戦における忍連合軍では忍連隊長として戦闘大連隊の統率を担う。殺すことでしか生を実感できなかった頃は、普段こそ冷静で礼節を弁えていても、一度不安定になると冷酷で残忍且つ利己的な性格となり、実の兄姉たるカンクロウやテマリでも手が付けられなかった。しかしナルトに影響されてからは一転して穏やかになり、周囲の意見や忠告にもきちんと耳を傾ける真の冷静さと(良い意味での)不敵さを得て、風影としての自覚と責任感が着実に根付いてきている。人柱力だけあって戦闘能力はズバ抜けて高く、砂を自在に操って敵を屠る事から「砂瀑の我愛羅」と呼ばれ恐れられている。いつも背負っている瓢箪には綿密にチャクラを練りこんだ砂が入っており、これを使っての攻防は格段にレベルが高い。特に防御では無敵ともいえるほどで、砂の絶対防御といわしめている。精神が狂気に揺れていた頃は、感情の昂りなどにより制御が不安定になって守鶴が出てくる事もあったが(頭痛と独り言が前兆となっていた)、狂気が消えた事で制御力もアップし暴走する事はなくなった。もっとも後に暁によって守鶴を抜かれたので暴走の可能性はゼロとなり、今では砂を操る能力が残るのみである。風属性・雷属性・水属性のチャクラを有するが、陰陽遁の素質は無い模様。劇中で使用した術は、瞬身の術、第三の眼、砂の盾、砂縛柩、砂瀑送葬、砂の鎧、砂分身、狸寝入りの術、砂手裏剣、風遁・無限砂塵大突破、砂時雨、流砂瀑流、砂瀑大葬、最硬絶対防御・守鶴の盾、獄砂埋葬、砂漠浮遊、砂縛牢、空砂防壁、連弾砂時雨、砂霰、潜砂絵描、砂漠層大葬、風遁・砂散弾、砂漠・叛奴、砂漠波など。

カイザ #17〜 (声・高瀬右光)

 波の国に住んでいた国外からの移民で、英雄と呼ばれる熱血漁師。8月21日生まれ、獅子座のA型。波の国に夢を求めてやってきた、誰にも負けない勇気と行動力の持ち主。イナリを実の息子のように可愛がり、タズナたちとも打ち解けしばらくしてツナミと結婚。本当に大切なものは例え命を失っても己の二本腕で守り通すという信念の元、国の住民に様々な場面で頼られるほどの重要な存在となった。しかし乗り込んできたガトーに正面から反発したため、見せしめとして両腕を斬られたあげく公開処刑されてしまった。「モロ」を特定の単語の上に付ける口癖があり、ねじりはちまきがトレードマーク。

カオリ #93〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、木ノ葉病院に勤務する看護師。我愛羅との戦いで重傷を負ったリーの担当で、無理ばかりするリーに手を焼く。

篝 #61〜 (声・原田正夫)

 雨隠れの里に住んでいる下忍。忍者登録番号R1−126。11月16日生まれ、蠍座のO型。好きなものはあさりご飯や貝類。朧や夢火と共に、木ノ葉崩し直前の中忍試験に参加する。普段から両眼を布で隠し、感覚を研ぎ澄まして探知能力を底上げしている。劇中で使用した術は、朧分身の術、土遁・土中映魚の術など。

角都 #238〜 (声・土師孝也)

 滝隠れの里の抜け忍で、暁の財政管理を任されている財布役。8月15日生まれ、獅子座のA型。好きなものはレバ刺やアン肝、嫌いなものは栗羊羹。好きな言葉は『備えあれば憂いなし』、趣味は読書(主に古書)。忍界大戦の折、選び抜かれた精鋭の一人として初代火影柱間の暗殺任務に着任。しかし返り討ちに遭った揚句、里で待っていたのは任務失敗の汚名と重罰。失望と憎悪に染められた彼は里の禁術を盗み、上役たちの心臓を悉く奪って里を出奔。しばらくは賞金稼ぎとして生きていたが、彼の特異な能力に目を付けた暁の誘いを受け、「北」の指輪を以て組織に所属。幾人かの相方を経て、「宗教は金になる」とのたまった飛段と組む事になり、組織の目的を軽視しがちな飛段を牽制しながらノルマをこなす日々を送っている。また一方で賞金稼ぎも続けており、得られる賞金は組織の貴重な財源の一つとなっている。人柱力捕獲ノルマを達成すべく火の国を探索中、木ノ葉隠れの里の忍たちに発見されてしまい開戦。アスマ班は難なく退けたものの、仇討ちに燃えるシカマル達やカカシ班との激戦に敗れて死亡する。しかし第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ再び暁の一員として戦いに赴く。金を扱う上で必要な几帳面さを持つが、それ以上に特筆すべきは異常ともいえる気の短さ。決して死なない飛段と組むまでは、ちょっとした事ですぐに相方を殺し心臓を奪っていた事からも、沸点が非常に低い事が窺える。他人の心臓を奪って命を永らえてきたので知識量や経験値は並外れており、優れた分析力と併せていかなる状況においても最善の手段を講じる事が出来る。また奪った全ての心臓が彼自身のものとなっているので、持っている全ての心臓を潰されない限り死ぬ事はない。劇中で使用した術は、土遁・土矛、地怨虞、瞬身の術、風遁・圧害、雷遁・偽暗、火遁・頭刻苦など。

かぐや君麻呂 #178〜 (声・森川智之、津村まこと(幼少時代))

 音隠れの里に住んでいる忍で、音の五人衆筆頭。6月15日生まれ、双子座のA型。好きな言葉は『無我』。かぐや一族で最も優秀と言われた天才児で、幼さゆえに戦いに参加せず生き残ったところを、屍骨脈に目を付けた大蛇丸に拾われた。己が次の器としてのみ目を掛けられていると理解しているが、それを承知の上で大蛇丸を狂信・神聖視しており、大蛇丸のために働くことを至上の喜びとする。「地」の呪印を与えられ、音の四人衆を引き連れて数々の功績を上げたが、ある時不治の病に冒されていることが判明。カブトの治療を受けるも完治は絶望的と分かり、大蛇丸の器としての価値は失せ遂には見捨てられてしまう。しかしそれでも彼の忠誠心は消えず、最期まで自分の命を大蛇丸のために使おうと、カブトの心理誘導にあえて乗りサスケを音隠れに引き入れるべく出陣する。サスケを追ってきたナルトを苦戦させるが、助っ人に現れた我愛羅と交戦状態に入り、あと一歩のところで病死してしまった。後に第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。任務遂行のためには手段を選ばず、いかなる内容でもひたすら冷静に事を運べる怜悧冷徹な性格。己の唯一の理解者である大蛇丸を純粋一途に慕い、どのような形であれ大蛇丸の記憶に自分が刻まれる事を誇りに思っている。一族特有の強く堅い骨格と並外れた体術は攻守ともに抜きん出ており、その実力は音の四人衆を力ずくで従わせられるほど。劇中で使用した術は、屍骨脈、柳の舞、椿の舞、唐松の舞、十指穿弾、鉄線花の舞・蔓、鉄線花の舞・花、早蕨の舞など。

影 #301〜 (声・松本忍)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、暗部の一員。名前の如く闇に紛れてターゲットに接近し、確実に任務を遂行する。

カコイ #419〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、結界班の班長。里の周囲に張られている感知結界を管理しており、異常があれば即座に感知できる。劇中で使用した術は、感知結界、感知水球など。

カザブネ #150〜

 短冊街で屋台を開いている、流れの風船屋。風船のほかに水風船や玩具なども売って生計を立てている。

カジ #11〜 (声・隅本吉成)

 波の国に住んでいる船頭で、渡し守歴20年のベテラン。国内の複雑な水路を全て把握しており、状況に応じて進路を変える。

カシケ #129〜

 砂隠れの里に住んでいた忍者学校生。アビルやツチノ、トマリらとは友人で、よく四人で遊んでいた。我愛羅に対して異常なまでの恐怖心を抱いており、傷薬を持って謝りに来た我愛羅を追い返す。用心深い性格で、家に来訪者があっても扉を僅かしか開けないらしい。

カスミ #71〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生。成績があまり良くないせいか、優秀なサクラを妬みアミやフキと組んでイジメていた。

ガゼル #422〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、火影直属の護衛班に所属する暗部の一員。優れた観察眼で敵の能力を見極め、冷静に分析して対策を構築する。

カッコウ #241〜 (声・志村知幸)

 岩隠れの里に住んでいた忍。忍者登録番号IW06219。7月5日生まれ、蟹座のB型。忍術・体術・幻術の全てに長けた里でも屈指の実力者で、かなり好戦的な性格。豊富な戦闘経験から得た戦術で確実に敵を追い詰めていく。劇中で使用した術は、瞬身の術、土遁・岩宿崩しなど。

カツユ #169〜 (声・能登麻美子)

 綱手と契約している、湿骨林に住まう超巨大蛞蝓。5月9日生まれ、牡牛座。その大きさは人知を超える規模だが、本体を丸ごと口寄せするには人間の限界を遙かに上回る莫大な量のチャクラが必要となる。賢明で知能が高く人語を解し、温順で優しく思いやり深い性格の持ち主。綱手の命令に従順で言葉遣いも丁寧だが、実力はガマブン太やマンダと互角以上にやり合えるほど。ただ口寄せされている時は綱手の百豪が力の源であり、彼女が弱ると本来の力を出せなくなる。何体でも分身を生み出せる能力を持ち、分身数に上限は無い。劇中で使用した術は、舌歯粘酸、蛞蝓大分裂など。

加藤ダン #156〜 (声・鈴木琢磨)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍で、綱手の恋人。忍者登録番号002973。12月4日生まれ、射手座のA型。好きな言葉は『平和』、忍者学校卒業年齢10歳。思慮深く正義感の強い性質で、妹が戦いに巻き込まれ命を失った事をきっかけに、全てを守る存在である火影を目指すようになった。しかし綱手に火影の首飾りを託され額に口付けを受けた翌日、第二忍界大戦で致命傷を負う。綱手の懸命の治療も間に合わず帰らぬ人となり、それがトラウマとなって綱手は血に恐怖を感じるようになってしまった。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされ、暁の兵隊にされてしまう。火属性・風属性・土属性のチャクラを有し、陰陽遁の素質を持つ。劇中で使用した術は、霊化の術など。

ガトー #10〜 (声・坂東尚樹)

 ガトーカンパニーを経営する大富豪で、あくどい商売を生業としている闇の世界の帝王。4月30日生まれ、牡牛座のA型。執念深い守銭奴で、財力と暴力を最大限に活用して会社を大きくしてきた。利益を得るためには手段を選ばず、いかなる犠牲が払われようとも全く意に介さない。現在は河川の多い波の国に目を付け、海上交通・運搬を牛耳って巨万の富を得ている。よってタズナの作ろうとしている橋は利益を妨げる大きな障害となるので、再不斬を雇ってタズナを亡き者にしようと画策する。

ガマ吉 #131〜 (声・上田陽司)

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体で、ガマブン太の長男。4月1日生まれ、牡羊座。体格こそまだ父親には遠く及ばないが、父親譲りの度胸と任侠口調は将来性の大きさを伺わせる。後に父親同様の山のような体躯に成長を遂げ、第四次忍界大戦終盤ではガマブン太の代わりに戦場へ駆け付ける。粗暴ではあるが勇猛で友情と義に厚く、成長後は愛用の長ドスで俊敏且つ軽快に戦場を駆ける。劇中で使用した術は、逆口寄せの術、水飴鉄砲など。

ガマケン #374〜 (声・斧アツシ)

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体で、ガマブン太と双璧を成す豪腕を持つ大蝦蟇。10月11日生まれ、天秤座。口数は少ないものの愚直なまでに義を通す、不器用を自称しながらも礼儀正しい性格。愛用の刺又と盃の盾を武器に、体術のみで豪快な戦いを繰り広げる。「自分は不器用なもんで」が口癖。

ガマスピード #429〜

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体。

ガマソープ #429〜

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体。

ガマ竜 #166〜 (声・重松朋)

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体で、ガマブン太の次男。のんびりした性格の甘えん坊で、頭の中はおやつの事でいっぱい。

ガマたま #429〜

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体。まだオタマジャクシで戦闘能力は無いため、名簿係を任されている。

カマタリ #214〜 (声・徳本恭敏)

 テマリと契約している、隻眼の鎌鼬。身の丈以上の巨大な鎌と無数の鎌を自在に操り、風に乗って暴れ回り周囲のものを薙ぎ倒す。

ガマ伝 #429〜

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体。まだ若いが精鋭の一人で、ペインの木ノ葉隠れ襲撃の際、遠心水を通ってフカサクの言葉をシマへ伝えた。

鎌野サイス #423〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。鎌野一族は鎌の扱いに長ける一族だが、まだ若く折り畳みの鎌しか使えない。勇敢な努力家。

ガマヒロ #430〜 (声・大西健晴)

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体で、ガマブン太やガマケンに引けを取らない強さを誇る大蝦蟇。7月9日生まれ、蟹座。基本的に無口で、職人気質。巨体を活かし敵の全てを圧し潰す事を得手とするが、巨大な刀を武器に二刀流で俊敏な戦闘も行える。腹巻がトレードマーク。

ガマブン太 #95〜 (声・渡部猛、中博史)

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体で、最大にして最強の大蝦蟇。1月3日生まれ、山羊座。山のような巨体で巨大なキセルを燻らせ、威圧感たっぷりの広島弁で雄弁に語る様は漢気溢れる任侠の大親分を思わせる。自来也ですら手に負えない剛毅な気性の持ち主で、ナルトが初めて呼び出した際は主人どころか子分にされてしまった。その一方で義に厚く仁義を重んじる兄貴肌な一面もあり、例え盃を交わしていなくとも受けた恩義にはきっちり報いる、正に漢の中の漢。当然ながら戦闘力も凄まじく、愛用の巨大なドスを武器に忍術と組み合わせて戦う。劇中で使用した術は、蝦蟇ドス斬、水遁・鉄砲玉、コンビ変化、火遁・蝦蟇油炎弾など。

ガマ丸 #376〜 (声・千田光男)

 古より妙木山に住まう蝦蟇たちの頂点に立ち、齢数千歳を重ね大蝦蟇仙人と呼ばれる大蝦蟇。3月8日生まれ、魚座。内包する莫大なチャクラは夢に未来を予見する能力を得て、多くの者に予言を与えてきた。常に穏やかな笑いを湛えて座しているが、最近は多少ボケてきている傾向がある。柔和な性格で、平和主義者。

神月イズモ #36〜 (声・坪井智浩)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、拷問・尋問部隊の一員。忍者登録番号012049。11月25日生まれ、射手座のA型。好きなものは大根サラダや厚焼き玉子、嫌いなものはレバニラ炒め。潔癖な性格ゆえか、任務と修業以外の時間はほとんど情報収集&整理に当てている。尤も集められたデータは様々な場合において有効に活用されるため、仲間内では重宝されている模様。コテツとコンビを組むことが多く、木ノ葉崩し直前の中忍試験で試験官を務めた際には、二人でルーキーの振り落としを行っている。劇中で使用した術は、変化の術、瞬身の術、水遁・水飴拿原など。

ガリ #515〜 (声・加藤拓二)

 岩隠れの里に住んでいた上忍で、元爆破部隊の一員。8月8日生まれ、獅子座のAB型。数多の忍の命を爆風と共に散らし、その名は爆音と共に他国まで広く轟いていたという。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされ、暁の兵隊にされてしまう。血継限界・爆遁忍術の使い手で、気難し屋。劇中で使用した術は、爆遁・地雷拳など。

カルイ #417〜 (声・小松由佳)

 雲隠れの里に住んでいる中忍で、サムイの小隊の一員。忍者登録番号CL6306。2月14日生まれ、水瓶座のA型。楽観的・激情的で短気な性格をしており、計画性が無い。物事を深く考えないため、オモイとはよく衝突している。ただそれが却って情義の厚さを感じさせ、信に足る存在として認められてきた。ビーに師事して剣術を学んでおり、腕前は申し分ない。劇中で使用した術は、雲流表斬りなど。

ガルダ #477〜

 サスケと契約している巨大な鷹。呪印による飛行能力を失ったサスケの翼として働くほか、爪による攻撃も強力。

加流羅 #129〜 (声・織部ゆかり)

 砂隠れの里に住んでいた、四代目風影羅砂の妻。11月11日生まれ、蠍座のB型。末子の我愛羅を宿した時に守鶴を入れられ、出産とほぼ同時に命を落とした。未熟児だった我愛羅を心から案じており、その愛情深さと強固な意志が砂に宿って現在でも我愛羅を守り続けている。劇中で使用した術は、砂の盾など。

カンクロウ #34〜 (声・加瀬康之)

 砂隠れの里に住んでいる下忍で、我愛羅の兄。忍者登録番号54−002。5月15日生まれ、牡牛座のB型。好きなものはハンバーグ、嫌いなものはほうれん草。好きな言葉は『好機、逸すべからず』、趣味はカラクリ人形集め。忍者学校卒業年齢12歳。四代目風影羅砂の長男であるが、姉テマリと共にいつも不安定な弟を気遣いつつ怖れてきた。しかしナルトのおかげで我愛羅が変わり始めて以降、怖れは徐々に消えていく。更に我愛羅が五代目風影となってからは、兄である事を誇りに思うようになっただけでなく、我愛羅を快く思っていない里の上役たちに怒りさえ見せる。16歳で中忍試験に合格、更に短期間で上忍となった実力を買われ、第四次忍界大戦では奇襲部隊の隊長を一任される。かなり好戦的な性格で常に傲慢で尊大な態度を取り、敵や気に食わない相手には全く容赦しない。あまり深く考えずに行動に移す事が多いが、戦いにおいては傀儡を巧みに操って敵の動きを誘導し罠に嵌める策略家としての一面もある。確たる理由は不明だが普段から黒ずくめの格好をしており、顔にも独特の化粧を施している。劇中で使用した術は、傀儡の術、瞬身の術、黒秘技機々一発、忍具口寄せ、赤秘技・機々三角、黒秘技・山椒魚、黒秘技機々三発など。

ガンテツ #150〜

 元岩隠れの中忍で伝説の暗忍を自称する、忍者崩れの無法者。自来也に因縁を付けるが、あっさり返り討ちに遭う。

カンプ #582〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、孤児院を経営する職員の一人。誰にでも優しく慕われているが、経営の才能は乏しい。

カンポウ #105〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる医療忍者。木ノ葉崩し直前の中忍試験において、第三の試験で医療班班長を務めている。対ナルト戦で重傷を負ったネジの看護を担う。

ギイチ #19〜 (声・水野龍司)

 波の国に住んでいる大工で、タズナと共に橋作りに勤しむ橋職人。ガトーの恐怖に耐えられず橋作りを止めてしまう。

帰依 #509〜

 雨隠れの里に住んでいた忍で、暁設立時からのメンバー。弥彦たちの考えに深く賛同し、里を変えるために尽力していた。

岸本斉史 #3〜

 岡山県勝田郡奈義町出身の、本漫画の作者。1974年11月8日生まれ、蠍座のO型。好きなものは豚骨ラーメン、嫌いなものはレバー。好きな言葉は『ぼちぼち』、趣味は映画鑑賞。のんびり屋な性格。木ノ葉隠れの里になぜか看板がある。

黄ツチ #515〜 (声・木村雅史)

 岩隠れの里に住んでいる上忍で、三代目土影オオノキの息子兼黒ツチの父。忍者登録番号IW−06112。3月22日生まれ、牡羊座のO型。世話好きで勇敢な性格を買われ、第四次忍界大戦では忍連合軍戦闘大連隊第2部隊長に任じられる。劇中で使用した術は、土遁・開土昇掘、土遁・山土の術、土遁・練瓦の術など。

キトウ #235〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる医療忍者。シズネと共に重傷を負ったネジの治療に参加し、治活再生の術を三時間も継続して行った後モズクと交代する。

鬼童丸 #99〜 (声・千葉進歩)

 音隠れの里に住んでいる忍で、音の四人衆の一人「東門」。12月16日生まれ、射手座のA型。好きな言葉は『ゲームオーバー』、趣味はゲーム。四代目風影羅砂に変化した大蛇丸と共に、付き人として木ノ葉隠れの里に侵入。大蛇丸と三代目火影ヒルゼンの戦い開始と同時に、彼らのいる空間を邪魔が入らないように外界と遮断した。木ノ葉崩し失敗後は、負傷した大蛇丸に随行して一時帰還。後にサスケにかけられた封邪法印を解いて音隠れへ連れ帰るよう命令を受け、再び木ノ葉隠れに現れる。どんな緊迫した戦闘もゲームに置き換えて楽しむ戦闘狂で、そこには絶対的な自信と余裕、そして残虐性が垣間見られる。冷静で計算高く状況分析能力に長けるが、いわゆる「攻略法」が判明した戦いはもはや楽しみではなくなるため、止めを刺して手早く終わらせようとする。体内で自在に生み出せる硬度自在の蜘蛛の糸と「地」の呪印の力、そして第三の目と六本もの腕を巧みに操って戦う。劇中で使用した術は、四紫炎陣、蜘蛛縛り、変わり身の術、蜘蛛粘吐、瞬身の術、四黒霧陣、結界法陣、蜘蛛巣域、蜘蛛巣開、蜘蛛繭、蜘蛛巣花、粘金の鎧、口寄せの術、雨蜘蛛、蜘蛛戦弓・凄裂など。

キョウヤ #355〜 (声・川上貴史)

 角都の部下の一人で、質屋を隠れ蓑にした会計事務所の帳簿係。上の者には絶対服従で、逆らう事など考えもしない。

巨大蜘蛛 #194〜

 鬼童丸と契約している、木々の枝を利して巣を張る大蜘蛛。腹には無数の子蜘蛛の卵が入った卵嚢を抱えており、主の命令一つで全てが統一された意志の下に敵を襲う。親子ともどもチャクラでできた糸を操るため、一度捕まれば逃れるのは至難。

牛鬼 #408〜 (声・相沢まさき)

 ビーの中に封印されている、尾獣の一体・八尾の蛸牛。初代火影柱間より雲隠れの里に譲渡されたが、当時は九尾と同様に凄まじい狂暴性を持ち、選定された人柱力を呑み込んで暴れては封印される事を繰り返していたという。しかし人柱力にビーが選ばれ精神力で打ち負かされてからは、ビーの良きパートナーとなり戦闘でも常に助け合う理想の関係を築いている。劇中で使用した術は、タコ足分身の術、尾獣玉、尾獣八巻きなど。

キラービー #408〜 (声・江川央生、東内マリ子(少年))

 雲隠れの里に住んでいる忍で、八尾の人柱力。忍者登録番号CL3288。5月15日生まれ、牡牛座のB型。趣味はラップのライム作り。幼少時はまだ人柱力になっておらず、絶牛雷犁熱刀による相性診断でビーの名を受け継ぎ、義兄となったエーと共に修業に励んでいた。ブルービーが八尾を暴走させた挙句、八尾を封印されて死亡した後に人柱力として選ばれる。すると突如周囲の視線が凍てつき、疎まれ忌み嫌われるようになってしまったが、次代雷影の義弟という立場の重要性を誰よりも理解していたが故に、決して自暴自棄になって義兄を貶めるようなマネはしなかった。それどころか持ち前の陽気さを前以上に前面に押し出し、どんな扱いを受けてもへこたれず気さくに振る舞う事で、徐々に確かな信頼と絆を勝ち得ていく。遂には八尾にも完全に打ち克ち完全な人柱力として大成した事で、その人柄とも相俟って里中の者たちから英雄として厚く慕われている。雲雷峡で修業中にサスケの襲撃を受けるが、機転を利かせてうまく逃れる事に成功。そのまま一時的に里を出奔しサブちゃんの下で演歌の修業(?)に励むものの、鬼鮫の襲撃で兄に発見されてしまい里に帰還。第四次忍界大戦の折に休暇という名目で島亀に軟禁され、同様に軟禁される事になったナルトを指導する事になる。ナルトが九尾のチャクラ制御に成功してからは彼の考えに全面的に賛同し、脱出に協力しただけでなく戦争にも参加する。冗談(主にダジャレだが本人はライムと言い張る)と演歌をこよなく愛し、ほとんどの場合に演歌ラップで楽しく喋るマイペース且つ小粋な性格。人柱力としての膨大なチャクラ、自らの持つ雷性質のチャクラ、更に卓越した怪力や体術を武器としており、義兄と共にエービーコンビとして世界に名を轟かせている。尾獣化すらも自在に制御できるため、オビトをして完璧な忍と言わしめたほど。またあらゆる武器や道具を即座に達人のように扱えるという特技を持ち、鬼鮫を見限り懐いてきた鮫肌も鬼鮫以上に使いこなす。火属性・雷属性・水属性のチャクラを有し、陽遁の素質を持つ。劇中で使用した術は、荒繰鷺伐刀、チャクラ流し、超ビブラート雷遁刀、雷遁・雷犁熱刀、尾獣玉、頭八刀、絶牛雷犁熱刀、墨分身の術、封印術・億怒端数煩流奴など。

キリ #515〜 (声・松本忍)

 砂隠れの里に住んでいる医療忍者で、奇襲部隊の一員。

霧ハサミ #139〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍。慰霊碑に名が刻まれている。

金角 #481〜 (声・黒田崇矢)

 雲隠れの里に住んでいた忍で、銀角の兄。3月7日生まれ、魚座のA型。左肩に「金」の文字が入っている。追跡力に優れた里でも有数の手練れで、弟と共に「雲に二つの光あり」と称えられていた。しかし当時の雲隠れが木ノ葉隠れの里と同盟を結ぼうとした際、クーデターを起こして二代目火影扉間と二代目雷影を騙し討ちし、雲隠れ史上最悪の大罪人として知られている。人柱力でないにも関わらず九尾のチャクラを持っているが、これはかつての九尾捕獲任務で弟と共に九尾に食われ、腹の中で暴れ続けた二週間に腹の肉を食った事で得たもの。常人なら腹の中で生存し続けるなど不可能だが、六道仙人の血縁という特性によって生き永らえたものらしい。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。傍若無人で短気な性分ながらも、弟とは非常に息の合った連係を見せる。元々の高い身体能力に加え、尾獣化できるほどの九尾チャクラと六道仙人の宝具を操り戦う。

銀角 #525〜 (声・矢崎文也)

 雲隠れの里に住んでいた忍で、金角の弟。4月9日生まれ、魚座のA型。右肩に「銀」の文字が入っている。里でも有数の手練れで、兄と共に「雲に二つの光あり」と称えられていた。しかし当時の雲隠れが木ノ葉隠れの里と同盟を結ぼうとした際、クーデターを起こして二代目火影扉間と二代目雷影を騙し討ちし、雲隠れ史上最悪の大罪人として知られている。人柱力でないにも関わらず九尾のチャクラを持っているが、これはかつての九尾捕獲任務で兄と共に九尾に食われ、腹の中で暴れ続けた二週間に腹の肉を食った事で得たもの。常人なら腹の中で生存し続けるなど不可能だが、六道仙人の血縁という特性によって生き永らえたものらしい。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。多少打たれ弱い一面もある食わせ者だが、兄とは非常に息の合った連係を見せる。元々の高い身体能力に加え、尾獣化できるほどの九尾チャクラと六道仙人の宝具を操り戦う。

キング #492〜

 島亀に住んでいる巨大ゴリラ。ビー以外の者には決して懐かず、島の動物の中でも指折りの凶暴性を持つ。

ギンジ #355〜 (声・鈴森勘司)

 角都の部下の一人で、質屋を隠れ蓑にした会計事務所の帳簿係。事務所のリーダーを務めており、部下の前では強気で弱みを見せないものの、実は小心者で臆病な性格。

キン・ツチ #35〜 (声・小池亜希子)

 音隠れの里に住んでいるくノ一。7月6日生まれ、蟹座のO型。木ノ葉崩し直前の中忍試験において、ザクやドスと共にサスケを殺せと大蛇丸の命を受けるが、実質は単なる噛ませ犬に過ぎない。冷酷で嫉妬深く、サクラの長く綺麗な髪を妬んで執拗に甚振る。素早い動きと鈴付きの千本を巧みに利用した攻撃を行う。

キントキ #493〜

 島亀に住んでいる巨大グマ。ビー以外の者には決して懐かず、相撲チャンピオンとして動物たちの上に君臨している。

クサビ #33〜

 ガトーに雇われていたチンピラ。ガトーが再不斬に殺されたため、タズナたちの町を襲おうとする。

クスシ #235〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる医療忍者。サスケ奪回チームの救出命令を受け、ナルトを連れて期間途中のカカシと合流。チームのメンバーの安否を報告する。

クスマ #150〜

 短冊街で屋台を開いている、お祭りと子供が大好きなお面屋。子供が三人いるらしい。

クッサク #515〜

 岩隠れの里に住んでいる忍で、感知部隊の一員。里内でも随一の感知能力を持つ。

クマドリ #406〜 (声・上田燿司)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる医療忍者で、解析班の一員。先輩のシズネと共に、自来也が遺したペイン畜生道の遺体の検死を行う。

九喇嘛 #1〜 (声・玄田哲章)

 ナルトの体内に封印されている、尾獣の一体・九尾の化け狐にして最強の妖魔。尾の一振りで山を崩し津波を起こすといわれる巨体で、その膨大なチャクラは禍々しい憎しみに満ちている。古来より時代時代の節目に現れ、全てを破壊しつくしたという。かつて2度もマダラとオビトの策略で木ノ葉隠れの里を襲撃しており、いずれも甚大な被害を齎している。特に2度目においてはオビトの目論見通り、木ノ葉上層部がうちはの者の企みではと疑い勘繰って、それがうちは一族の滅亡へと繋がった。四代目火影ミナトの手でナルトに封印されてからは(正確には陰と陽の二つに分けられ陰はミナト自身に封じられた)、ナルトの命が危なくなると彼も同様に命の危機に瀕するらしく、その際はチャクラを貸し与えて(結果的に)助けたりもする。ただ初回以降はナルトとの意思疎通が可能となり、ナルトが望めば相応の力を貸すようになるが、その狙いはナルトの体を乗っ取って復活する事にある。しかし後にナルトが彼の憎しみをも何とかしたいと考えている事を知り、更に忌み嫌うマダラの復活や第四次忍界大戦におけるナルトの苦戦といった事象を経て、最終的にはナルトへの全面協力を決心。ナルトもビー同様に、完全な形での尾獣化が可能となった。尾獣の強さを尾の数で決め付ける傾向があり、それ故に一尾の守鶴には特に嫌われている。劇中で使用した術は、尾獣玉など。

栗霰串丸 #522〜 (声・白熊寛嗣)

 霧隠れの里に住んでいた上忍で、かつての霧の忍刀七人衆の一人。11月18日生まれ、蠍座のAB型。常から仮面をつけていて極端に無口だが、どんな非道な任務も冷静・冷徹に淡々とこなしていた。長刀・縫い針の歴代所有者の中でも、最強と謳われた存在だったらしい。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされ、暁の兵隊にされてしまう。

グルコ #29〜 (声・水樹奈々)

 カカシと契約している忍犬の一体。長い耳と、何となくナルトに似ている顔立ちが特徴。

グレン #349〜

 音隠れの里・北アジトに幽閉されている、呪印術の人体実験を受けた被験者の一人。大蛇丸の死を聞いて脱獄を図り、多数の囚人たちを殺し回っている。元より非常に凶暴・残虐な性格だが、呪印の影響で闘争心を抑えられないでいる。

クロヅカ #455〜

 林の国に住んでいる忍で、般若衆の暗部の一員。根に殺された仲間の仇討ちでダンゾウを襲撃するが、返り討ちに遭った。

黒ツチ #454〜 (声・武田華)

 岩隠れの里に住んでいる上忍で、三代目土影オオノキの孫。忍者登録番号IW−09011。9月6日生まれ、乙女座のO型。五影会談の際、祖父の側近として赤ツチと共に護衛に就く。岩隠れを代表する歴戦のくノ一で自信と意欲に溢れているが、生意気な皮肉屋で祖父にすら軽口を叩く。火属性・土属性・水属性のチャクラを有する、血継限界・熔遁忍術の使い手。劇中で使用した術は、熔遁・石灰凝の術、水遁・水喇叭、土遁・開土昇掘など。

黒丸 #137〜 (声・御園行洋)

 犬塚一族と契約している忍犬で、ツメの生涯のパートナー。ツメと共に幾多の戦いを切り抜けてきた古豪であり、隻眼・片耳という傷跡が激しい戦歴を物語っている。忍犬の中では珍しく、人語を話す事が出来る。劇中で使用した術は、牙通牙など。

ケイリ #582〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、孤児院を経営する職員の一人。歯に衣着せぬ物言いで誤解されがちだが、根は優しい。

ケー #414〜 (声・逢坂力)

 雲隠れの里に住んでいる中忍で、ジェイの後輩。ジェイを心から尊敬しており、常に行動を共にしている。

月光ハヤテ #65〜 (声・佐々木望)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍。忍者登録番号011671。11月2日生まれ、蠍座のAB(Rh−)型。忍者学校卒業年齢12歳、中忍昇格年齢13歳。いつもゴホゴホと咳き込んでいる、目の下に常時クマがあるなど、見るからに体調が悪そうで病人然とした外見をしている。しかし穏やかで個人主義的な性格ゆえか、明鏡止水のごとき平静さと咄嗟の判断力に優れ、いかなる場面においても取り乱すような事は無い。木ノ葉崩し直前の中忍試験で第三の試験予選の審判に選ばれたのも、そうした特性を買われてのこと。また忍術や幻術の能力にも長け、素早い身のこなしと併せて高度な術を使いこなす。劇中で使用した術は、瞬身の術、影分身の術、三日月の舞など。

外道魔像 #254〜

 チャクラを体内に貯め込む性質を持つ、月という名の封印石に封じられていた十尾の抜け殻。制御には輪廻眼の開眼か、もしくは千手とうちは両方の力を持っている事が必要となる。口から触れただけで生者のチャクラを吸い尽くす竜を吐き出す事ができ、その吸引力には例え尾獣といえども抗う術は無い。

ゲロ寅 #370〜 (声・浦山迅)

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体。希少種・巻物蝦蟇の種族の生まれであり、抜きん出た口の堅さと忍耐力を誇る。今はナルトの四象封印に結合する鍵が書き写されており、当初は四代目火影ミナトの意で自来也に蔵入りして鍵を守護していた。しかし自来也はペイン戦前に蔵出しを行ってそのまま戦死したため、時を置いて自来也の遺言通りナルトに蔵入りする。なお蔵入り・蔵出しする際の鍵となる術式は五行の印で、直接契約者の口から出入りする。

元師 #454〜 (声・松本忍)

 霧隠れの里に住んでいる忍で、水影と同等の権力を持つ長老。里内の重要事項については、全て彼に助言を求めるのが里の掟となっている。

ゲンゾウ #2〜 (声・柳沢栄治)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、里一番の腕を誇る写真屋。忍者登録書の写真は全て彼が撮ったもの。

源内 #43〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍。木ノ葉崩し直前の中忍試験を受験していたが、第一の試験最終問題でチームリーダーのコムギが辞退したため道連れ失格となる。

幻幽丸 #199〜 (声・三戸貴史)

 音隠れの里に一族ごと捕らえられ、人体実験を受け続けている大蛇丸の器候補の一人。7月27日生まれ、獅子座のB型。強気な自信家で器候補同士の殺し合いにも勝ち残ったが、最後に現れた大蛇丸には到底及ばず、一族の解放を条件に器となる事を受け入れた。

ゴウザ #247〜

 砂隠れの里に住んでいる上忍で、風影と共に政を担う上役の一人。里の威厳と安定を第一とする。

コウジ #94〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生。クラスのムードメーカーだが、成績はあまり芳しくない。

こうすけ #421〜 (声・酒巻光宏)

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体。高いスピードとスタミナを誇る。ナルトが妙木山で修業している間、緊急時の連絡役を務める。

コウタ #221〜 (声・倉持良子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生。好奇心旺盛で、何にでも首を突っ込むタイプ。サスケがうちはの者である事に気付き、興味を抱く。

穆王 #467〜 (声・園崎未恵)

 ハンの体に封印されている、尾獣の一体・五尾のイルカ馬。純白の美しい体躯を持ち、頭部の角は巨岩をも一瞬で砕き潰す。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされたハンの中に再び入れられ、オビトの意のままに戦わされる。劇中で使用した術は、尾獣玉など。

ゴシキ #157〜

 短冊城の案内人。大蛇丸が口寄せした巨大蛇が城を崩すのを目撃し、泡を食って逃げてきた。

業頭 #9〜 (声・くわはら利晃)

 冥頭の兄で、元霧隠れの里の中忍。6月6日生まれ、双子座のB型。今は再不斬の配下であり、弟と共に鬼兄弟として動いている。額の一本角が特徴で、沈着冷静な合理主義者だが性格は残虐。右手の毒を仕込んだ爪と鎖にも刃がついた特殊な鎖鎌を用いた、弟との連携攻撃を得意とする。

小助 #605〜

 霧隠れの里に住んでいる忍で、暗部の一員。里への忠誠心は人一倍高い。リンに入れた三尾を木ノ葉隠れの里で暴れさせる任務を遂行中、カカシの妨害に遭って失敗した挙句オビトに惨殺される。

小南 #238〜 (声・田中敦子、峯香織(少女時代))

 雨隠れの里に住んでいる忍で、内乱終了後の里では天使と崇められる存在。2月20日生まれ、魚座のO型。好きなものは焼き魚、嫌いなものは唐揚げ。好きな言葉は『秩序』、趣味は折り紙や押し花。第二次忍界大戦の折に戦争孤児となり、苦しい中で出会った弥彦や長門と共に、必死で戦乱の時代を生き抜いてきた。そして弥彦の提案で自来也に忍術を教わる事になり、持っていた才能を如何なく開花させていく。三年の修業後に第三次忍界大戦の最中弥彦たちと共に暁を立ち上げるが、半蔵とダンゾウの策略に嵌って捕らえられ、弥彦が死ぬ原因を生んでしまった。それからは彼女と同様に考えを変えた長門に付き従い、組織が戦闘傭兵集団となった後も「白」の指輪を以て彼を支え続けていく。また長門が雨隠れの里を内乱によって掌握してからは、神である長門の言葉を里の者たちに伝える伝令役を担う。ペインが戦いに赴く際は、常に長門の体を気遣いつつサポートに徹しており、木ノ葉隠れ襲撃時にも長門に同行する。そして戦いが終わった時、長門に勝っただけでなくその心に変化を齎したナルトを彼女も認め、雨隠れ総出でナルトの支援に回ることを約束する。いつも冷静沈着で落ち着いた性格だが、仲間である長門や弥彦には無類の優しさを見せる。しかし敵対者には一切容赦せず、必要とあれば殺すことさえ眉ひとつ動かす事なく実行する。主に無数の紙を操っての戦いを得意としており、常に冷静で高い状況判断能力を持つ。風属性・土属性・水属性のチャクラを有し、陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、式紙の舞、神の紙者の術、紙手裏剣、紙分身など。

コハダ #140〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、寿司屋の娘。家事全般と店の手伝いを両立するしっかり者で、気立ても良く常連客からの評判は良好。銭湯で入浴しているところを自来也に覗かれる。

コマザ #42〜 (声・河本邦弘)

 砂隠れの里に住んでいる下忍。木ノ葉崩し直前の中忍試験を受験していたが、第一の試験においてカンニングを尽く看破され失格となる。更にそれを不服とし、トンボに盾突いて叩き出された。

コムギ #43〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍。木ノ葉崩し直前の中忍試験を受験していたが、第一の試験最終問題で辞退してしまう。そのため、チームメイトの源内とイナホも道連れとなった。

ゴン太 #94〜

 フタバが家で飼っている犬。

権兵衛 #454〜

 霧隠れの里に住んでいる上忍で、元師の側近にして長十郎の上司。いつも弱気な長十郎に対し、厳しくも愛を以て指導している。

サイ #281〜 (声・日野聡)

 木ノ葉隠れの里に住む忍で、根の構成員。忍者登録番号012420。11月25日生まれ、射手座のA型。好きなものは木綿豆腐、嫌いなものはみたらし団子。好きな言葉は『仲間』、趣味は絵を描く事や書道。忍者学校卒業年齢9歳、中忍昇格年齢10歳。戦災で家族が離散して以降、根に引き取られて組織の方針に忠実に生きてきた。ただ同じ境遇のシンとは気が合って仲良くなり、兄のように慕っていたらしい。ところが彼の死によって出来かけていた繋がりは絶たれ、そういったものを全て捨て去ってしまう。ただし二人の思い出の品である絵本だけは例外だったらしく、いつも持ち歩いて大事にしている。以後は木ノ葉隠れのとっての危険人物処理任務に当たっていたが、同世代の中でトップの資質を持つが故にダンゾウの目に留まり、名を改めサスケが抜けた後の第7班(カカシ班)への配属命令を受ける(以前の名は不明)。しかし真の任務はサスケ暗殺であり、カカシ班配属はそのための手段に過ぎなかった。よってナルトたちとの交流も振りだけのはずだったが、知らず知らずのうちに彼らに影響されてしまい、かつて捨てた他者との絆や繋がりというモノに惹かれていく。遂には任務を放り出して本当の意味でナルトたちに協力し、正式にサスケの後釜として仲間に加わる事に。以後はダンゾウへの忠義を守りつつ、ナルトたちと志を共にするという複雑な立ち位置となる。もっともダンゾウの死後はその必要も失せ、堂々とカカシ班の一員として任務に当たれるようになる。第四次忍界大戦では根での経験を買われ、奇襲部隊に抜擢される。物事に従順な性格の持ち主で、基本的に言われた事や書物の記述をそのまま信じ込んで実行する。思った事を正直にそのまま口に出すという一面もあり、そのせいで災いを招く事もしばしば。それに感情を殺す訓練を長く受けてきたせいで、感情がどんなものであったかも忘れてしまっており、かなりの間うまく表現する事ができないでいた。前述のように根の中でも抜きん出た身体能力に加え、墨を使った独自の術を用いる。これには最低限の絵心が必要不可欠であり、その意味でも彼の趣味は役立っていると言える。火属性・土属性・水属性のチャクラを有し、陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、超獣偽画、墨霞の術、瞬身の術、墨分身の術、土遁・土竜隠れの術、忍具口寄せ、超神偽画、封印術・虎視眈弾など。

犀犬 #467〜 (声・入野自由)

 ウタカタの体に封印されている、尾獣の一体・六尾の化け蛞蝓。粘度の高い体液で常に全身を覆っており、触れた者を腐敗させるガスを出す。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされたウタカタの中に再び入れられ、オビトの意のままに戦わされる。劇中で使用した術は、知狼朽、蛭間、尾獣玉など。

ザク・アブミ #35〜 (声・奥田啓人、保志総一朗(少年))

 音隠れの里に住んでいる忍。9月14日生まれ、乙女座のAB型。幼い頃に大蛇丸に手駒として拾われたのを「選ばれた」と認識しており、彼に認められる事を自らの存在意義としている。木ノ葉崩し直前の中忍試験において、キンやドスと共にサスケを殺せと大蛇丸の命を受けるが、実質は単なる噛ませ犬に過ぎない。好戦的な性格で、力量を過信して先走ってしまう事も。両掌から発する超音波と空気圧を巧みに利用して戦う。劇中で使用した術は、斬空波、斬空極波など。

左近 #99〜 (声・咲野俊介)

 音隠れの里に住んでいる忍で、音の四人衆の一人「西門」。6月20日生まれ、双子座のAB型。好きな言葉は『唯一無二』。四代目風影羅砂に変化した大蛇丸と共に、付き人として木ノ葉隠れの里に侵入。大蛇丸と三代目火影ヒルゼンの戦い開始と同時に、彼らのいる空間を邪魔が入らないように外界と遮断した。木ノ葉崩し失敗後は、負傷した大蛇丸に随行して一時帰還。後にサスケにかけられた封邪法印を解いて音隠れへ連れ帰るよう命令を受け、再び木ノ葉隠れに現れる。四人衆最強な事もあってリーダー的な立ち位置にあり、意志の統率やミスに対する注意喚起などの言動が見られる。兄・右近と体を共有してはいるが、通常時に意識を保ち体を動かすのは専ら彼の役目である。ただし戦闘時などに兄が活動を始めた場合は、立場的に弱いのか兄の意志に素直に従う。敵をジワジワと痛めつけ、戦いを長引かせて楽しむ陰湿で非情な自信家。持ち前の細胞をコントロールする能力と呪印の力を最大限に活用しつつ、優れた身体能力による体術を主とした近接戦闘を得意とする。劇中で使用した術は、四紫炎陣、変わり身の術、双魔の攻、瞬身の術、四黒霧陣、封黒法印、結界法陣、多連拳、多連脚、口寄せ・羅生門、寄生鬼壊の術など。

ザジ #515〜 (声・河西健吾)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、奇襲部隊の一員。感知タイプではあるが、戦闘経験が浅い。

サジョウ #247〜

 砂隠れの里に住んでいる上忍で、風影と共に政を担う上役の一人。古くから里の繁栄のために尽力している。

砂仁 #137〜

 砂隠れの里に住んでいる中忍。木ノ葉崩しに参戦するが、シカクの影首縛りに捕まってしまう。まだ中忍になったばかりであり、任務経験は少ない。

サソリ #238〜 (声・櫻井孝宏、青山穣(ヒルコ)、矢島晶子(少年))

 砂隠れの抜け忍で、数多くの人傀儡を生み出した元傀儡部隊の天才造形師。忍者登録番号33−001。11月8日生まれ、蠍座のAB型。好きな言葉は『永久の美』、趣味は傀儡コレクションの改造。忍者学校卒業年齢7歳、中忍昇格年齢8歳。天才傀儡師たるチヨの孫として生まれ、直接技術の手解きを受けた事で一気に才能が開花、「赤砂のサソリ」として勇名を馳せた。両親の死後、もう一度抱きしめてほしいという願望だけを胸に両親を傀儡化したが、当然ながら望んでいた温もりは得られなかった。傀儡の限界を身をもって知り絶望し、歪んだ心がそれを埋めるように願ったのは、永く美しく後々まで残る永久の美・究極芸術と呼べる傀儡人形の造形。程なくして彼は里を抜け、永い放浪の末に己自身を人傀儡として半不死の体を手に入れた。経緯は不明だがその後「玉」の指輪を以て暁に入り、大蛇丸と組んで行動する。だがしばらくして相方がデイダラに変わり、大蛇丸はイタチと組む事に。しかし後に大蛇丸が組織を裏切ったため、かつてのパートナーとして自分が処分すると心に決め、部下だったカブトをスパイとして音隠れの里に送り込んでいる。砂隠れの里を襲い我愛羅を手中に収めてノルマを果たすも、応援要請を受けたカカシ班及びガイ班と遭遇。サクラとチヨのコンビに激戦の末敗れ、急所を貫かれて死亡する。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ再び暁の一員として戦いに赴く。基本的に個人主義で狎れ合いを好まず、かなりせっかちな性格。その上デイダラとは芸術に関する意見の食い違いから、度々一触即発の状態に陥っている。戦いにおいても無駄話を良しとせず手っ取り早く終わらせようとするが、手強いと認識した場合は持ち前の分析力と状況判断能力を駆使し、確実に追い込んでいく用心深い一面もある。劇中で使用した術は、傀儡の術、潜脳操砂の術、忍具口寄せ、千手操武、赤秘技・百機の操演など。ちなみに彼の傀儡人形のコレクションは、全部で298体にもなるらしい。

サテツ #140〜

 砂隠れの里に住んでいる上忍。木ノ葉崩し直後、行方不明となっていた四代目風影羅砂の捜索に当たっていた。

サブちゃん #419〜 (声・宝亀克寿)

 ポン太と共に人里離れた山奥に住んでいる、演歌忍者の頭領。10月4日生まれ、天秤座のO型。演歌を教わりに来たビーに対し、人情家として演歌を歌う上で大切な情念について教えを説く。巨大な斧を武器としている。劇中で使用した術は、与作切りなど。

サムイ #417〜 (声・よのひかり)

 雲隠れの里に住んでいる上忍で、オモイとカルイを率いる小隊長。忍者登録番号CL5570。1月7日生まれ、山羊座のA型。サスケを雲隠れの手で始末する旨が書かれた四代目雷影エーの書状を携え、二人を連れて木ノ葉隠れの里へ向かう。書状の譲渡を済ませサスケの情報を入手した後は、道中でエーに報告を済ませてから帰郷する。慢性的な肩凝りが悩みの種だが、その原因は巨乳だけでなく個性的な部下にもある模様。アツイの姉であるものの、弟とは逆に大人しやかで常に冷静さを保つ事を信条としている。「クール」が口癖の聡明な性格で、エーの信頼も厚い。

サリ #280〜

 砂隠れの里に住んでいる下忍。五代目風影我愛羅を誰よりも慕い憧れており、命を賭けても守ろうとする覚悟を持つ。マツリと仲が良い。

猿柿ツヅミ #109〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。木ノ葉崩し直前の中忍試験において、第三の試験会場の警備を務める。

猿飛アスマ #34〜 (声・小杉十郎太)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍で、三代目火影ヒルゼンの息子。耳飾りのしきたりを行う責務を果たすベく、シカマルたち第十班を率いる。忍者登録番号010829。10月18日生まれ、天秤座のO型。好きなものはソーセージやとろろそば、嫌いなものはアスパラガス。好きな言葉は『今のナシ!』、趣味は将棋。忍者学校卒業年齢9歳、中忍昇格年齢12歳。偉大な父親に憧憬を抱きながら育ったが、その父親とどうしても意見が合わず、一時は父の真意を探るべく無断で里を出奔し放浪の旅に出ていた。その過程で守護忍十二士という大役を務める事になり(詳細は不明)、結果として闇の世界で賞金三千五百万両を賭けられてしまう。役目を終えてからは里に戻り、上忍として日々任務と後進育成に励んでいる。皮肉にも父の真意を理解できたのは父の死後、自らが父親となってからのことだった。火ノ寺を襲撃した犯人を班を率いて探索中、見事に探し当てるも飛段の術に嵌ってしまい、第十班の面々に看取られて逝去。挙句に第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされ、暁の兵隊にされてしまう。日頃から泰然自若として煙草を燻らす、冷静さと落ち着きを兼ね備えた楽天家。多少ぶっきらぼうなところもあるが、人受けが良いために公私問わず彼を慕う者は多い。いつの頃からか紅と恋仲になっていたようで、時々冷やかされては露骨に焦っている。普段からタバコを手放さないヘビースモーカーだが、心情的に何かあると一時的に禁煙する事がある。父譲りの戦闘力に加え、敵の力量を正確に見抜く洞察力と状況判断能力に優れており、上忍の中でもかなり際立った実力者。特に近接戦闘においては群を抜いており、自身の風性質のチャクラを最大限に活かせるチャクラ刀を駆使して戦う。劇中で使用した術は、瞬身の術、飛燕、チャクラ流し、火遁・灰積焼、風遁・風塵の術など。

猿飛木ノ葉丸 #2〜 (声・大谷育江、小池亜希子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生で、三代目火影ヒルゼンの孫。忍者登録番号012707。12月30日生まれ、山羊座のB型。好きなものはラーメン、チョコバナナ。嫌いなものはタマネギ。両親はヒルゼンの2本の右腕と呼ばれた暗部の精鋭だったらしいが、詳細は不明。祖父を倒して火影になるという野望の元、毎日のように祖父を襲撃しては失敗ばかりしている。祖父が付けてくれた里の名を冠する名前を誇りに思っているが、誰もが名前でなく「お孫様」と呼び特別扱いするのがずっと嫌でならなかった。祖父を倒すという野望も、火影の孫としてではない自分の存在を認めて欲しいという願望による。しかしナルトという自分だけを見てくれる存在に出会い、「火影への道に近道など無い」と教えられてからは、襲撃を止めて地道に努力するようになる。大切な事を教わったナルトの事は、自分たちのリーダーとして慕いつつも、共に火影を目指す者としてライバル視している。後に忍者学校を12歳で卒業し、下忍としてエビスが指導する班に所属する。やんちゃな上にせっかちで負けず嫌いなところはあるが、基本的には祖父を敬愛し仲間を大事にする優しい性格。語尾に「コレ!」と付ける癖がある他、ウドンとモエギを子分として引き連れ「木ノ葉丸軍団」と称している。火属性・風属性のチャクラを有し、陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、隠れ蓑の術、おいろけの術、影分身の術、おいろけ・女の子どうしの術、おいろけ・男の子どうしの術、螺旋丸など。ちなみにナルトに出会うたび、会得した術(おいろけの術が主)を披露し優劣を競い合っている。

猿飛サスケ #500〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍で、三代目火影ヒルゼンの父。サスケの名は、強く立派な忍になるようにと彼から取られたらしい。

猿飛ヒルゼン #1〜 (声・柴田秀勝、藤井啓輔(青年))

 木ノ葉隠れの里を治める三代目火影で、アスマの父。忍者登録番号000261。2月8日生まれ、水瓶座のA型。好きなものはひじき、イワシのつみれ。嫌いなものは奈良漬。好きな言葉は『真諦』、趣味は若い女の子とのお喋り。愛煙家であり、デスクワーク時には愛用のパイプで紫煙を燻らせる。里の創設時より初代火影柱間や二代目火影扉間の下で活躍し、後に幼馴染のホムラやコハルと共に扉間の弟子となった。里で生きる者全てを家族同然に大切に思う、正に「火の意志」の体現者である。木ノ葉伝説の三忍の師匠でもあり、大蛇丸が闇に染まるのを止められなかった事を今でも悔いている。本来は四代目火影ミナトに火影の座を譲った隠居の身であったが、九尾襲来によってミナトが命を落としたため、五代目が見つかるまでという事で再び火影の座についている。木ノ葉崩しの際、大蛇丸に穢土転生させられた柱間及び扉間と相討つ形で死亡するが、第四次忍界大戦中に他の先代火影たちと共に大蛇丸に蘇らされた。柱間の昔語りでサスケの心が変わった後、遅ればせながら大戦に馳せ参じる。愛情深く慈悲と寛容に溢れる温厚な性格で、争いや揉め事を嫌いできる限り平和的に事を収めようとする。故に穏健派と呼ばれ特にダンゾウからは快く思われていないが、いざ戦闘となった場合は平和の為に自らの命さえ捨てる事も辞さない、火影としての強い覚悟も併せ持つ。木ノ葉に存在する全ての忍術を極めた「教授(プロフェッサー)」と呼ばれるほどの天才忍者で、歴代最強の「忍の神」ともいわれる戦闘力の持ち主。全属性のチャクラを有し、陰陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、遠眼鏡の術、手裏剣影分身の術、火遁・火龍炎弾、土遁・土流壁、口寄せの術、影分身の術、屍鬼封尽、瞬身の術、四赤陽陣など。

猿飛ビワコ #500〜 (声・渡辺育子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍で、三代目火影ヒルゼンの妻。元凄腕の医療忍者でナルトの出産に立ち会うも、オビトに殺されてしまった。

猿飛ミライ #700〜 (声・合田絵利)

 木ノ葉隠れの里に住んでいるくノ一で、アスマと紅の娘。生まれる前に死去した父親を尊敬しているようで、任務の前にはいつも遺影に手を合わせている。七代目火影ナルトや六代目火影カカシの護衛を担うなど、忍としての実力は確かな模様。

ザンゲイ #320〜

 火ノ寺から一番近い場所で換金所を営んでいる、闇の世界の住人。地陸の遺体を確認し、角都に賞金を支払う。

三代目風影 #266〜

 かつて砂隠れの里を治め、歴代最強とまでいわれていた忍。血継限界・磁遁忍術の使い手で、それを利用して砂鉄を操る術を開発した。磁力を帯びている事で、相対する敵は鋼鉄製武器の一切を封じられてしまうのである。しかしそれに目を付けたサソリによって殺害され、傀儡人形とされてしまっている。当時は突然行方不明になったため大騒ぎとなったが、その強さゆえに殺されたとは誰も思わず、長らく四代目が選出されない事態に陥り、砂隠れの里は大いに揺れたという。劇中で使用した術は、砂鉄時雨、砂鉄結襲、砂鉄界法、口寄せの術など。

三代目水影 #690〜

 かつて霧隠れの里を収めていた忍。第一回五影会談の際、初代水影白蓮の護衛を務めていた。劇中で使用した術は、口寄せの術など。

シー #454〜 (声・福田賢二)

 雲隠れの里に住んでいる上忍。忍者登録番号CL5517。4月3日生まれ、牡羊座のA型。明晰な頭脳と忍の才に恵まれた四代目雷影エーの側近で、里内でも別格の万能性と分析力で雷影をサポートする。ダルイとは同期の仲であり、五影会談の際にも共に護衛に就く。冷静沈着且つ真摯な性格で、感知タイプの上に幻術や医療忍術の心得もある。劇中で使用した術は、雷遁・雷幻雷光柱、掌仙術、雷遁・雷光柱など。

ジェイ #414〜 (声・松田健一郎)

 雲隠れの里に住んでいる上忍。隠密行動と情報収集能力に長け、他里の事情にも詳しい。後輩のケーと共にサスケとビーの戦いを目撃し、ビーを連れ去ったサスケ達を密かに尾行する。里への連絡は、独自に飼っている連絡用のトカゲで行う。

シグレ #58〜 (声・川村拓央)

 雨隠れの里に住んでいる下忍。忍者登録番号R1−115。2月11日生まれ、水瓶座のB型。里では選りすぐりの精鋭であり、バイウやミダレと共に木ノ葉崩し直前の中忍試験に参加する。傲岸不遜で行動的な性格だが、チーム内ではリーダーを務めている。第二の試験開始から50分後、我愛羅たちに遭遇する。劇中で使用した術は、如雨露千本など。

シズネ #148〜 (声・根本圭子)

 綱手にずっと付き添っている上忍で、綱手に次ぐ医療忍術の使い手。忍者登録番号010800。11月18日生まれ、蠍座のA型。好きなものは玄米御飯、嫌いなものは豚肉。好きな言葉は『花鳥風月』、趣味は文化遺産巡り。忍者学校卒業年齢9歳、中忍昇格年齢13歳。ダンの姪であった事から綱手と知り合い、その才を見出されて以降はずっと弟子兼付き人として共に人生を歩んできた。故に綱手の背負っているものを誰よりも理解しており、彼女の過去を侮辱する輩は決して許さない。綱手が五代目火影となってからも普段は腹心として傍にいるが、上忍として任務に就く事も多くなっている。少し心配性なところがあって綱手と意見が分かれる事もあるが、対等な立場で綱手に意見できる数少ない人間の一人。第四次忍界大戦においては五大国屈指の医療忍術を買われ、後方支援医療部隊の隊長に任ぜられる。劇中で使用した術は、仕込針弾、瞬身の術、毒霧、掌仙術、治活再生の術など。ちなみに、驚いた時などに「あひィー!」と叫ぶ癖がある。

シバ #29〜 (声・日野聡)

 カカシと契約している忍犬の一体。両の目許に隈のような模様がある。

シバ #110〜 (声・日野聡)

 草隠れの里に住んでいる中忍。木ノ葉崩し直前の中忍試験において、第三の試験で賭け試合を行っている大名たちに雇われている。サスケに賭けた大名たちを勝たせるため、ミドリと共に対戦相手である我愛羅に脅しをかける。

シビレ #60〜 (声・平野俊隆)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍。タンゾウやミノジと組んで、木ノ葉崩し直前の中忍試験に参加する。第二の試験においてルールを破り巻物を開いたため、現われた試験官に叩きのめされる。

シホ #406〜 (声・久嶋志帆)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、暗号解読班の一員。6月18日生まれ、双子座のAB型。研究熱心で類稀なる洞察力と知識を持ち、次世代の逸材の一人として注目されている若き偉才。口癖は「ぶっちゃけ」。自来也が遺した暗号の解読を行うべく、ナルト達に協力する。シカマルに惚れている模様。

シマ #375〜 (声・よのひかり)

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体で、妙木山の蝦蟇全てを束ねる二大仙蝦蟇の一人。8月26日生まれ、乙女座。夫・フカサクと共に大蝦蟇仙人に次ぐ地位に就いており、蝦蟇たちからは「蝦蟇道の母」として慕われている。ペインが木ノ葉を襲撃した際はフカサクと共に赴き、ナルトを全力でサポートする。家庭的だが率直で竹を割ったような性格であり、気忙しさもあってフカサクとはよく言い合いになっている。探知能力と分析力はフカサクを上回り、仙人モードの際には司令塔の役割を負う。劇中で使用した術は、仙法・両生の術、舌戦縛、仙法・五右衛門、魔幻・蝦蟇臨唱、口寄せの術、仙法・蛙鳴き、仙法・風遁砂埃など。

島亀 #491〜

 雲隠れの里に大昔から棲んでいる、超巨大なミドリガメ。甲羅の上は自然が織り成すジャングルになっており、数百種の野生動物たちと植物の楽園になっている。四代目雷影エーとビーはここで修業に励んだといい、ビーは動物たちのリーダーである。雲隠れからは唯一暁メンバーが出ていない上、非常時にもすぐに移動できるという利点から、第四次忍界大戦におけるビーとナルトの軟禁場所に選ばれる。

志村ダンゾウ #281〜 (声・糸博、加藤将之(青年時代))

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、暗部養成部門「根」の首領。忍者登録番号000272。1月6日生まれ、山羊座のAB型。好きなものはヒジキや玄米茶、嫌いなものはわらび餅。好きな言葉は『不屈』、趣味は名画鑑賞や日記。若き頃より火影の座を狙っていた野心家で、三代目を決めるに当たって予てよりライバルだったヒルゼンとその座を争った経緯がある。ただそのために雨隠れの半蔵と手を組んで弥彦たちの組織潰しを目論んだり、大蛇丸の人体実験に手を貸して写輪眼や初代火影柱間の細胞を自身に移植し九尾を操る力を得たりと、野望達成に手段を選ばない危険思想の持ち主。そのタカ派ぶりは忍の世界においても際立っており、根以外で彼を知る者は「忍の闇」と称し存在自体を危ぶんでいる。しかしこれらの行為は全て、自分よりいつも一歩先を行くヒルゼンを追い抜きたいという強烈な対抗心から来ていたらしい。結局三代目にはなれなかったが、老いてなお野心は些かも衰えておらず、自分だけに忠実な手練れを育てる根を組織し虎視眈々と機会を窺う。そして時は流れヒルゼンが戦死し、更に五代目綱手がペイン戦で意識不明の昏睡状態となり好機と判断、緊急会議の際に自らを強く推して六代目の任命受理に成功する。しかも都合よく五影会談の開催が知らされた事を受け、これを成功させれば首尾よく火影として認められると考え、フーとトルネを連れて会談に赴く。ところが想定外の事態が立て続けに発生して会議場における別天神の使用が露見、他里からの信用と六代目の座を同時に失う羽目になる。ガチガチな合理的思考に基づく強硬・武闘派路線の主導者で、己の父や祖父のように戦場で死ぬ自己犠牲こそ忍の本分とする信念の下、自分がトップに立って忍の世界を一つに纏める事を理想とする。その上徹底した秘密主義者であり、根の者にすら舌禍根絶の印を施して情報漏洩を防いでいる。普段から右腕を封印して動かさず、左腕で杖を突いて行動するので運動能力が衰えていると誤解しがちだが、一人で忍の一個小隊を一瞬の内に屠る程の戦闘能力を秘めている。また常から包帯で隠している右眼にはシスイから奪った写輪眼が移植されており、シンから移植された右腕にも写輪眼があちこちに移植されている。更に柱間の細胞によって身体能力が底上げされ、生来の風遁忍術に加え木遁忍術をも会得している。とはいえ全てを完全に制御できてはいないようで、その手段として大蛇丸と関係の深かったカブトのノウハウを欲している模様。火属性・風属性・土属性・水属性のチャクラを有し、隠遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、舌禍根絶の印、写輪眼、風遁・真空波、別天神、自業呪縛の印、イザナギ、風遁・真空玉、木遁の術、風遁・真空大玉、口寄せの術、風遁・真空連波、裏四象封印術など。

ジメイ #42〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍。木ノ葉崩し直前の中忍試験を受験していたが、第一の試験においてカンニングを尽く看破され失格となる。

しめじ #144〜

 短冊街近辺の里や町で仕事を請け負っている、凄腕の庭師。彼の手に掛かれば、荒れ放題の庭も一瞬で蘇るという。白髪と大柄な体が特徴で、リイチが働いている宿屋にブナと共に宿泊中。

沙門 #266〜

 かつて砂隠れの里を治めていた二代目風影。3月12日生まれ、魚座のO型。第一回五影会談の際に初代風影烈斗の護衛だった彼は、二代目就任後生来の上昇志向とも相まって武力向上に焦点を置き軍拡政治を行っていく。一尾の兵器運用を目指して軍事研究に力を注ぎ、更に傀儡忍術や地の利を活かした忍術など少数で多数を相手取れる忍術を編み出す。それによって里の軍事力は飛躍的に発展、築かれた技術は確実に伝承・昇華され、更に優れた忍術の開発と優秀な忍の輩出に繋がっていったという。劇中で使用した術は、口寄せの術など。

ジャントウ #149〜

 大入に出入りしている熟練の賭博師。計算高く手堅い勝負を好むが、情報には少々疎い。

重吾 #347〜 (声・阪口周平)

 音隠れの里へ自ら出向き、大蛇丸が呪印術を開発する元となった実験体。10月1日生まれ、天秤座のAB型。好きなものは小魚や牛乳、嫌いなものは鶏肉。好きな言葉は『無垢三昧』、趣味は鳥との戯れや森林浴。かつてとある村で“天秤の重吾”として恐れられた、自然を愛でる温厚性と無差別に殺しまくる凶暴性が同居した存在。彼の一族は自然エネルギーを取り込む事で仙人モードを使えるが、それを制御できないために突然荒々しくなり、殺人衝動が湧き起こってしまう。エネルギーを使い切れば衝動は収まるが、後に襲い来る罪悪感からひたすら洞に籠る孤独な生活を送っていた。そんな時に衝動を真っ向から鎮めてくれる唯一の存在・君麻呂と出会い、彼の勧めで自ら実験体となる事を志願する。今度は人体実験場である北アジトに籠り、君麻呂のおかげでそれまでよりは精神的に安定した生活を送るが、しばらくして君麻呂の訃報を聞かされる。よって今度は前以上に閉じ籠るようになるも、自分を解放しにきたサスケに君麻呂の想いを見出し、蛇(後の鷹)の一員となる事を了承する。五影会談襲撃時にサスケと逸れ、暫くはそのまま水月と共に鉄の国に捕まっていたが、隙を見て二人で脱出し多少の寄り道を経てサスケと合流する。前述のように普段は自然を慈しみ、鳥を始めとする動物たちとも意志の疎通ができる、マイペースで穏やかな性格。しかし殺人衝動発生時は、誰彼構わず殺そうとする危険人物へとなり果てる。よってその衝動を、臆病ともいえるほど極度に畏れている。もっとも戦闘時は衝動が湧いた方が都合が良く、大蛇丸の呪印術でいうところの状態2へと自然に変化し、正に暴走と言って差し支えない戦い方をする。風属性・土属性・水属性のチャクラを有し、陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、仙人モード、再胞排出、再胞吸引、多連不自連砲など。

十尾 #467〜

 遙かな昔に世界中で暴れ回って人々を苦しめていた、十の尾と最強最悪のチャクラを持つ化け物。しかし同時にチャクラの始まりである国造りの神で、海を飲み地を裂き山を運んで大地を作ったとされる祖でもあり、天目一箇神・ダタラ・デイダラボッチ等数々の名を持つ。その正体は神樹そのもので世界を循環している自然エネルギーなので、人間のような感情も概念も持ち合わせていない。六道十尾柩印によってカグヤと共に彼の体内に封じ込められ、仙人の死に際にチャクラを九つに分散され世界各地へとばら撒かれてしまった。そして抜け殻となった本体も改めて封印され、力の到底及ばない空へと飛ばされたのである。そのばら撒かれた九体が現在の尾獣であり、飛ばされた本体は月と呼ばれる封印石になった。やがて永い年月の果てに本体は外道魔像としてマダラに口寄せされ、月の眼計画の遂行により全尾獣のチャクラを得て復活を遂げた。永い年月でカグヤの意志も一体化しており、かつて息子たちに分散したチャクラを一つに戻そうとしている。劇中で使用した術は、尾獣玉、天変地異、分裂、木遁・挿し木の術など。

守鶴 #97〜 (声・岩崎ひろし)

 我愛羅の体に取り憑いている、尾獣の一体・一尾の化け狸。岩山のごとき巨体に莫大な破壊の力を宿し、尾の一振りで森を払い山をも砕く凶暴で狂猛なその本性は、九尾に勝るとも劣らない。茶釜の中に封印された後、砂隠れの里に託されて人柱力の研究に使用されていた。その過程で分福が人柱力となっていた事があり、彼の死後に老僧の生霊だというデマが生まれたものと思われる。我愛羅の意識が睡眠や失神などで失われると外に出ることができ、その時は鬱憤を晴らすかの如く嫌いな人間を滅ぼそうと暴虐の限りを尽くす。なお人柱力が眠っている間にその人格を食らっていく習性があるため、人柱力となった者は恐ろしくて眠れず不眠症となり、目の周囲に濃いクマを作ってしまう事になる。また彼のチャクラには、呪印の紋様を全身に刻んでいる事もあって封印術の性質が備わっている。尾獣の中でも殊更にプライドが高く、最強と言われる九喇嘛をライバル視している。劇中で使用した術は、風遁・練空弾、風遁・砂散弾、砂漠層大葬封印など。

ジョウセキ #247〜

 砂隠れの里に住んでいる上忍で、風影と共に政を担う上役の一人。里の平穏を第一としているが、我愛羅が五代目風影となった事に不快感を示す。

自来也 #90〜 (声・大塚芳忠、奈良徹(少年時代))

 木ノ葉隠れの里を出て大蛇丸及び暁の動向を探っている、木ノ葉伝説の三忍の一人。忍者登録番号002301。11月11日生まれ、蠍座のB型。好きなものは紫蘇大蒜や鳥の唐揚げ、嫌いなものはキウイフルーツやグラタン。好きな言葉は『自由奔放』、趣味は取材(覗き)。忍者学校卒業年齢6歳。大蛇丸や綱手と共に三代目火影ヒルゼンに教えを受けていたが、三人の中では一番の落ちこぼれだった。それでも忍としての才能は徐々に開花していき、協力し助け合って着実に任務をこなしていく。ある時運命に導かれ妙朴山に迷い込んで教えを受け、後のナルトほどではないが仙術を会得。ガマ仙人(妙木山蝦蟇の精霊仙素道人)と称するに値する比類なき強さを身につけた事で、“里の狂気”といわれるほどに木ノ葉隠れの中でも抜きん出た存在となる。第二次忍界大戦時、半蔵と戦り合って何とか生き残った後、雨隠れの里にて弥彦・長門・小南の三人と遭遇。大蛇丸と綱手を先に帰らせしばらくの間彼らを師として教え導き、忍として生きていくための手ほどきを行った。彼らが一人前に成長してからは再び里に戻り、任務に励みつつ新たにミナトを弟子として立派に育て上げる。間もなく大蛇丸が道を踏み外して里を出奔し、師と同等かそれ以上に大蛇丸を止められなかった責任を感じて、自らの手で決着をつけるべく大蛇丸を追跡する。その過程で暁の存在も知り、危険因子として両者の動きを探ることとなった。それにより大蛇丸が木ノ葉崩しを目論んでいる事と、暁が九尾の人柱力であるナルトを狙っている事を知って久し振りに木ノ葉へ帰郷。ナルトに接触しつつまずは大蛇丸を迎え撃つ準備を進めるが、先手を打たれ木ノ葉崩しを未然に防ぐ事は出来なかった。ヒルゼンの死によって五代目火影襲名を要請されるも拒否し、代わりとして綱手を推薦。探し出し説得するべく再び旅に出るが、暗部の護衛を断り代わりにナルトを修業も兼ねて同行させる。結果的にそれが良い方向へと働き、大蛇丸の横槍はあったものの発見及び説得に成功、木ノ葉に綱手を連れ帰った。以後はまた暁と大蛇丸の探索に向かったが、ナルトたちのサスケ奪還任務失敗後に再び帰郷し、ナルトが完治してから今度は二人で修業の旅に出る。二年半を経て修業を終え、ナルトを再びカカシに任せてからは改めて暁と大蛇丸を追うも、大蛇丸の急死を知って一時報告のために帰郷。それからは暁のみに対象を絞って情報収集に飛び回り、リーダーであるペインが雨隠れの里に潜んでいることを突き止めた。木ノ葉に戻り綱手に報告した後で、探りを入れるべく単身で潜入する。伝説に謳われている英雄とは到底思えない、自由奔放で欲望に忠実な性格。自らドスケベと公言して憚らず、人目を引く派手な出で立ちで豪遊する様は弟子となったナルトも呆れ返るほどで、エロ仙人という呼ばれ方が定着してしまう。かつてガマ丸に与えられた予言に従い執筆活動も行っているが、処女作の「ド根性忍伝」以外は全てイチャイチャシリーズである。しかしそうした言動をする一方で、実は忍の世界に渦巻く憎しみの連鎖に永年苦悩し続けており、旅をしながら彼なりの答えを探し求めている。なお予てより綱手の事を好いてはいるが、片思いのままで構わないと考えている節がある。いつ頃からかは不明だが、年のせいか語尾に「〜のォ」と付ける事が多い。前述のように戦闘能力は非常に高く、数多くの忍術・体術・仙術を操って戦うが、幻術だけは苦手であるらしい。火属性・風属性・土属性・水属性のチャクラを有し、陰陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、口寄せの術、五行解印、口寄せ・屋台崩しの術、透遁術、口寄せ・蝦蟇口縛り、封火法印、螺旋丸、瞬身の術、土遁・黄泉沼、針地蔵、火遁・蝦蟇油炎弾、蝦蟇隠れの術、口寄せ・蝦蟇見世の術、変化の術、蛙変えるの術、蝦蟇平・影操りの術、火遁・炎弾、蝦蟇油弾、乱獅子髪の術、影分身の術、仙人モード、結界・天蓋法陣、仙法・五右衛門、超大玉螺旋丸、仙法・毛針千本、火遁・大炎弾、結界・蝦蟇瓢牢、指刻封印、火遁・龍火の術など。なお本気で戦う時や名乗りを上げる時には見え切りをして口上を述べるが、大抵は相手にされないか途中で邪魔される。

不知火ゲンマ #34〜 (声・平田広明)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍で、火影を守る護衛小隊の隊長。忍者登録番号010203。7月17日生まれ、蟹座のA型。好きなものはかぼちゃの煮物、嫌いなものはほうれん草。好きな言葉は『不言実行』、趣味は旅。忍者学校卒業年齢10歳、中忍昇格年齢13歳。常日頃から冷めたような表情と飄然とした態度を崩さない、いかなる時にも冷静さを失わない落ち着いた性格で、何事にも適切で公平な判断を下すことができる。クセなのか、いつも口に千本を咥えている。木ノ葉崩し直前の中忍試験では、第三の試験の責任者を担当。劇中で使用した術は、飛雷陣の術など。

次郎坊 #99〜 (声・三宅健太)

 音隠れの里に住んでいる忍で、音の四人衆の一人「南門」。6月26日生まれ、蟹座のB型。好きな言葉は『謹厳実直』、趣味は拳法。四代目風影羅砂に変化した大蛇丸と共に、付き人として木ノ葉隠れの里に侵入。大蛇丸と三代目火影ヒルゼンの戦い開始と同時に、彼らのいる空間を邪魔が入らないように外界と遮断した。木ノ葉崩し失敗後は、負傷した大蛇丸に随行して一時帰還。しばらく後に、サスケにかけられた封邪法印を解いて音隠れへ連れ帰るよう命令を受け、再び木ノ葉隠れに現れる。四人衆の中では一番の巨体で食いしん坊だが、見た目に反して普段は厳格で礼儀に煩く、言葉遣いの荒い多由也をよく諫めている。しかし一度戦闘となれば、冷静さを保ちつつも敵を挑発し興奮させてコントロール下に置き、外見通りの怪力や呪印の力などを巧みに利用して計算高い戦いを行う。劇中で使用した術は、四紫炎陣、変わり身の術、瞬身の術、四黒霧陣、結界法陣、土遁結界・土牢堂無、土遁・土陵団子、羅漢拳、土遁・土陸返しなど。ちなみに、四人衆の中では彼が最弱であるらしい。

シン #287〜 (声・近藤隆)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍で、根の構成員。9月6日生まれ、乙女座のB型。趣味はサイが描いた絵の観賞。根が引き取った戦災孤児の一人であり、同じ境遇のサイと仲良くなって弟のように思っていた。多少慌て者ではあったが、感情豊かな頑張り屋で親しみ易い性格だったという。若くして病死したらしいが、詳細は不明。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。

シン #700+2〜 (声・檜山修之、富樫美鈴(複製))

 頭や腕に大量の写輪眼を移植されている、かつての大蛇丸の実験体。移植された組織に拒絶反応を全く示さない特異体質を持ち、遺伝子の謎を紐解く目的で複製実験を繰り返された。その結果肉体の一部を培養する事で多数の複製を作れるようになり、幾らでも代えの効く消耗品として従えている。何故かイタチに陶酔していて、結果的に彼を殺したサスケを目の仇にしている。また人の進化には争いが不可欠と自負しており、平和ボケした遺伝子と自分の邪魔をする遺伝子を消滅させるために暁の復活を目論む。劇中で使用した術は、写輪眼、神威、万華鏡写輪眼など。

シンタ #190〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる少年。思った事はすぐに口に出し、人の気持ちを一切考えない。典型的な自己中心的性格のガキ大将で、チョウジを鈍感だからと言って忍者ごっこの仲間外れにした。

西瓜山河豚鬼 #507〜 (声・広田みのる)

 霧隠れの里に住んでいた上忍で、かつての霧の忍刀七人衆の一人。2月22日生まれ、魚座のO型。鮫肌を受け継いだ歴戦の強者で、鬼鮫の上司として様々な味方殺しの指示を与えていた。しかし他里に情報を漏らしていた事が発覚し、四代目水影やぐらの命を受けた鬼鮫によって粛正された。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。闇の任務に就いていたこともあり思慮深く強い警戒心を持ち、執念深く無情な性格。髪の一本一本に千本を仕込んでおり、鮫肌が手元に無くとも戦闘は可能。

スキマ #41〜 (声・小尾元政)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍。木ノ葉崩し直前の中忍試験を受験していたが、第一の試験においてカンニングを尽く看破され初の失格者となった。

ススキ #150〜

 短冊街の風俗店で接客業を営む女性。同僚のモミジと店のNo.1を争っており、綺麗な髪と笑顔に自信を持つ。

スズメ #71〜 (声・宮寺智子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、忍者学校くノ一クラスの教師の一人。忍者登録番号009902。10月19日生まれ、天秤座のA型。生け花・手芸・茶の湯まで、一般女性としての知識と教養に長け、清く正しく美しくの精神の下にそれらを生徒に教え込んでいる。厳しくも優しい指導で慕われる名教師だが、潔癖症で泣き虫なのが玉にキズ。

スナメ #248〜

 砂隠れの里に住んでいる中忍。里の平和を守る監視役を担っており、仲間と共に3人体制で里の上空を主に見張っている。

スマシ #244〜

 岩隠れの里に住んでいた特別上忍。神無毘橋の戦いにおいて、カッコウを倒したカカシたちを集団で襲った。澄まし顔の自信家。劇中で使用した術は、土遁・裂土転掌など。

スミレ #286〜

 二人の子を持つ既婚者。育児の疲れを癒すのと気分転換を兼ねて温泉宿場を訪れている。

ゼツ #234〜 (声・飛田展男)

 植物を媒体に陰陽遁で姿を変えられた、無限月読の被害者たちの成れの果て。B型。好きなものは噛み応えがあるもの、嫌いなものはコンニャクやゼリー。好きな言葉は『独立不撓』、趣味は特異な忍の観察。予てより忍界における重要な戦いを傍観・記憶してきており、オビトの意を受け「亥」の指輪を以て暁に入ったのも利害が一致したからである。当初より月の眼計画を知っていた唯一の存在で、表向きには誰とも組まずオビトの策謀を裏で手助けしている(最終的な目的はカグヤの復活)。一つの体に彼自身の意識とカグヤの意志(マダラは己の意志だと思い込んでいた)が半分ずつ同居している奇妙な存在であり、対話はもちろん状況に応じて分裂などもできる。普通に喋る白い方(別名:饒舌)がお調子者、片言で喋る黒い方(別名:毒舌)がカグヤの意志で分析屋。基本的に両者とも好奇心旺盛な性格で、戦いの観察をする様は実に楽しげ。食虫植物の特性を持った異様な外殻を持っており、人体ですら跡形もなく食い尽くす能力を持つが、純粋な戦闘能力はそれほど高くない(初代火影柱間やマダラなどに比べればの話)。しかしマダラやオビトにとっては兵力の要であり、白い方は尾獣のチャクラにより十万体も製造されている(実際は製造されたのではなく、魔像から無限月読の被害者たちを抽出しただけ)。なお媒体が植物なので食事は単なる嗜好に過ぎず、本来は一切必要ない。マダラの手で培養された柱間の細胞を植え付けられていて、薄まってはいるものの木遁忍術を使える。また黒ゼツに限り、他者に取り憑いて肉体と意識を操る能力も有する。劇中で使用した術は、蜉蝣、胞子の術、成りかわりの術など。

セッカ #251〜

 砂隠れの里に住んでいる医療忍者。突出した医療忍術で数多の忍を救ってきた。

禅座 #320〜

 火ノ寺に籍を置く忍僧。まだ年若く、寺周辺の巡回警備を担当している。

千手板間 #622〜

 初代火影柱間と二代目火影扉間の上の弟。兄たちを心底慕っていたが、うちは一族の手に掛かり死亡した。

千手瓦間 #622〜

 初代火影柱間と二代目火影扉間の下の弟。優秀な忍だったが、羽衣一族とうちは一族の抗争で死亡した。

千手綱手 #84〜 (声・勝生真沙子、寺田はるひ(幼少時代))

 木ノ葉隠れの里を出て放浪の旅をしている、木ノ葉伝説の三忍の一人。忍者登録番号002302。8月2日生まれ、獅子座のB型。好きなものは鳥のささ身や酒、嫌いなものはレバ刺し。好きな言葉は『一獲千金』、趣味は賭け事。忍者学校卒業年齢6歳。初代火影柱間の孫として生を受け、自来也や大蛇丸と共に三代目火影ヒルゼンに師事。数多くの大戦で華々しい戦果を挙げたほか、戦闘時における医療忍者を含めた四人一組のシステムを確立。ほかにも成し遂げた偉業には事欠かない、くノ一たちの憧れとなっている伝説の存在である。本来であればそのまま里に貢献し続けるはずだったが、第二次忍界大戦で弟の縄樹と恋人のダンを相次いで失い、絶望にも似た喪失感と血に対する恐怖心が発生。おまけに二人とも自分が心から認めた証として、祖父の形見である火影の首飾りを預け額に口付けするという彼女なりの儀式を行った相手であり、二人ともそれを行った直後に死亡してしまったのである。タイミングの悪さも手伝ったその精神的傷跡は癒える事無く、半ば里を捨てて自暴自棄ともとれる賭け事三昧の日々を送る。ある時木ノ葉崩しに失敗した大蛇丸の接触を受け、縄樹とダンの蘇生と引き換えに腕の治療を要求される。その直後に自来也から五代目火影就任要請を伝えられてしばし惑うが、紆余曲折を経て自来也に随行していたナルトに大切だった二人の夢と思いを見出し、大蛇丸の要求を蹴って火影就任を承諾。以降は歴代火影たちの火の意志を受け継ぎ、五代目として里のために尽力する。一方で弟子入りを志願してきたサクラの育成にも力を注ぎ、シズネ以来の逸材として目をかけている。なおナルトには上記の儀式を行った事もあってかなり期待しており、その処遇で相談役の二人と揉める事もしばしば。抜け忍となったサスケの対処についても、ナルトやサクラの意志を尊重して追手はかけなかったが、結果的に事態を悪化させてしまったのは否定できない。無思慮ではないが短期で奔放な性格で、並の男では及びもつかない豪気と豪胆さを誇る。しかし同時に医療忍術を極めた者として深い思いやりと優しさも併せ持ち、大切な者に向ける愛情は誰にも負けない。戦闘においては精緻を極めるチャクラコントロール力を活かし、恐ろしいまでの馬鹿力と応用医療忍術による独特の戦い方をする。火属性・雷属性・土属性・水属性のチャクラを有し、陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、桜花衝、掌仙術、痛天脚、乱身衝、チャクラ解剖刀、陰封印、創造再生、口寄せの術、蛞蝓・網療治夥、百豪の術など。なおあらゆる賭け事において彼女の運は無に等しく(戦闘時に命を賭ける場合だけは別)、各地の賭場では「伝説のカモ」として有難がられている。そんな彼女が賭け事で勝てる時は、決まって良くない事が起こる前兆である。

千手桃華 #399〜

 忍界大戦以前の戦乱の時代を生き抜いたくノ一で、柱間の側近。幻術を得意としており、その力は他国にも知れ渡っていたという。

千手扉間 #1~ (声・堀内賢雄)

 かつて木ノ葉隠れの里を治めていた二代目火影で、初代火影柱間の弟。2月19日生まれ、魚座のA型。好きなものは新鮮な川魚、好きな言葉は『心・技・体』。兄より火の意志を受け継ぎ、組織としての木ノ葉を確立させるべく尽力し、警務部隊・忍者学校・中忍試験制度などを創設していった。木ノ葉崩しの際に大蛇丸の穢土転生で蘇らされ、三代目火影ヒルゼンと戦わされる。この時は他ならぬヒルゼンの手で封印されたが、第四次忍界大戦中に他の先代火影たちと共に再び大蛇丸に蘇らされた。そして兄がサスケの考えを変える事に成功した後、遅ればせながら共に大戦に馳せ参じる。ヒルゼンやダンゾウの師であり、陽気で穏やかだった兄とは対照的に、目的に向かって情熱的に邁進する豪気な性格。ただし事を成すために合理的なやり方を追求するあまり、それを人々がどう受け止め何を思うかといった心情への配慮に欠ける一面がある。また写輪眼の研究を進める上でマダラの遺体が必要と考え、処分せず木ノ葉の山奥深くに隠していたが、それが結果として後の災いに繋がってしまっている。兄ほどではないものの火影に相応しい卓越した戦闘力を有し、忍一の速さを誇る感知タイプの忍。全属性のチャクラを有し、陰陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、水遁・水陣壁、水遁・水龍弾の術、口寄せ・穢土転生、避雷神斬り、飛雷神の術、瞬身の術、四赤陽陣、影分身の術、互乗起爆札、飛雷神互瞬回しの術、天泣、水遁・水断波、口寄せの術など。

千手縄樹 #156〜 (声・小林由美子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた下忍で、綱手の弟。忍者登録番号005350。8月9日生まれ、獅子座のO型。容姿だけでなく性格までナルトによく似ており、負けず嫌いで正義感が強く自分の言葉は決して曲げないことを忍道としていた。初代火影柱間の孫という事もあって、彼が誰よりも強く皆に愛される火影を夢としていたのは当然と言える。その夢を評価した姉から額への口付けと火影の首飾りを託されるも、翌日に第二次忍界大戦の犠牲となって死亡。綱手の心に深い傷を穿ってしまう事になる。

千手柱間 #1〜 (声・菅生隆之)

 かつて木ノ葉隠れの里を治めていた初代火影で、森の千手一族の長にして木ノ葉隠れ創設者の一人。10月23日生まれ、天秤座のB型。好きなものはキノコの雑炊。好きな言葉は『大地豊饒』『天衣無縫』。趣味は盆栽・彫刻・賭け事。幼少時に偶然マダラと出会い、共に理想を語り合う仲となる。後に互いが長となった事で理想実現のために協力し合い、二人で千手とうちはの仲を取り持って乱世の平定に成功する。しかし火影の座を巡って対立してしまい、やむなくマダラを下して正式に木ノ葉隠れの里の長となる。里の者を己の体の一部と捉え、いつでも里の者たちの事を第一に考えていた。木ノ葉崩しの際には大蛇丸の穢土転生で蘇らされ、三代目火影ヒルゼンと戦わされる。この時は他ならぬヒルゼンの手で封印されたが、第四次忍界大戦中に他の先代火影たちと共に再び大蛇丸に蘇らされサスケに昔話を語る。それによってサスケの考えが変わった事を受け、遅ればせながら共に大戦に馳せ参じる。温厚で思慮深く豪放磊落ながら愛情溢れる性格で、少々落ち込みやすいという弱点を抱えつつも、後に木ノ葉に受け継がれていく火の意志そのものといえる存在であった。ただ優し過ぎて少々考えの甘い一面があり、度々弟の扉間に叱責されていたようだが、ここぞという時の気迫は他者の追随を許さない。綱手が生まれた時は初孫可愛さに果てしなく甘やかし、彼女に賭け事を仕込んだ張本人でもある。伝説とまで言われる血継限界・木遁忍術の唯一の正統な使い手であり、忍の神といわれるに相応しい実力を持つ。高度な医療忍術により印も結ばずに傷の治療を行える上、細胞自体にも驚異的な回復力が備わっている(他者の肉体においても同様)。仙術も会得していて尾獣ですら制御できる上、全属性のチャクラを有していて陽遁忍術の素質まである。劇中で使用した術は、木遁秘術・樹界降誕、黒暗行の術、木遁の術、木遁・花樹界降臨、創造再生、木遁・木分身の術、木遁・木龍の術、木遁・黙殺縛りの術、木遁・木人の術、木遁・榜排の術、木遁・皆布袋の術、口寄せ・五重羅生門、仙法・木遁真数千手頂上化仏、頂上化仏、火影式耳順術・廓庵入鄽垂手、瞬身の術、四赤陽陣、仙法・明神門、口寄せの術など。

千手仏間 #622〜 (声・奥田啓人)

 戦乱の時代に森の千手一族当主を務めていた忍で、初代火影柱間や二代目火影扉間の父親。1月16日生まれ、山羊座のAB型。一族を守るために厳しい掟を定め、強い責任感を持って怜悧冷徹に行動する厳格且つ頑固な策略家。うちはタジマとは幾度も戦った間柄で、実力は拮抗している。

千時 #314〜

 火ノ寺に籍を置く忍僧。火ノ寺が襲われた時は巡警で外出しており、寺の壊滅直後に帰還した。襲撃者を視認した後、木ノ葉隠れに非常事態を報せに走る。

ゾウ #99〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、火影の護衛を務めている暗部の一員。三代目火影ヒルゼンの頃からの古株であり、秘伝忍術の知識や分析能力は群を抜いている。

ソウズ #149〜

 大入に出入りしている賭博師。伝説のカモの噂を知っており、綱手のおかげでたっぷり金を稼ぐ事に成功する。

ゾウリ #18〜 (声・奥田啓人)

 ガトーに金で雇われている、専属ボディガードを務める侍。12月1日生まれ、射手座のA型。好きなものは水飴や親子丼、嫌いなものは貝類。無類のギャンブル好きで、金さえ積まれれば殺しも含めて何でもやる非情な性格。ただし、依頼人には忠実な一面もある。処刑人としてカイザの命を奪った張本人。

孫悟空斉天大聖 #353〜 (声・安元洋貴)

 老紫の体に封印されている、尾獣の一体・四尾の化け猿。水簾洞の美猿王たる六道仙人より、孫の法号を与えられた仙猿の王を自称する。豪快な気風の怪力自慢で、口から溶岩を発射する事も出来る。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされた老紫の中に再び入れられ、オビトの意のままに戦わされる。劇中で使用した術は、花果山、尾獣玉など。

タイセキ #241〜 (声・鈴森勘司)

 岩隠れの里に住んでいた忍。忍者登録番号IW06225。3月10日生まれ、魚座のO型。用心深く堅実な性格で、いかなる任務も冷静かつ寡黙に淡々と遂行する。迷彩を以て敵の不意を突く戦法を得意とし、見事にカカシたちを出し抜いてリンを捕虜とする。劇中で使用した術は、迷彩隠れの術、瞬身の術など。

ダイチ #94〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生。少し口は悪いが、友達を大切にするなど根は優しい少年。ノボリとは親友同士。

タキシ #351〜

 音隠れの里・北アジトに幽閉されている、呪印術の人体実験を受けた被験者の一人。大蛇丸の死を聞いて、他の囚人たちと共に脱獄を図る。傍若無人な負けず嫌いだが、アジトの出口でサスケ達に遭遇し叩き伏せられてしまう。

タケマル #539〜

 第四次忍界大戦において、医療部隊に所属している医療上忍。

タジ #500〜 (声・石田嘉代)

 木ノ葉隠れに住んでいたくノ一で、暗部の一員。ビワコの弟子で医療忍術に長けており、ナルトの出産に立ち会うもオビトに殺されてしまった。

タジキ #522〜

 雲隠れの里に住んでいる中忍で、戦闘近中距離部隊の一員。雷影に憧れており、日々筋トレに精を出している。

ダジム #454〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、根の構成員。アンコより先にカブトを捕獲するべく、テラと共にアンコの尾行を行う。

タズナ #9〜 (声・青野武、牛山茂)

 波の国に住んでいる大工で、橋作りの超名人。4月5日生まれ、牡羊座のA型。好きなものは酒やいなりずし、嫌いなものはブロッコリー。国がガトーに支配されてしまうのを良しとせず、頑丈な橋を造り上げて物流と交通の便を確立すべく、文字通り命を張ってひたすら勤勉に仕事に励んでいる。例え命を狙われても止めないのは、他の国民に「誇り」を取り戻してもらうためであると同時に、犠牲となった息子の無念を晴らすためでもある。ガトー亡き後は立派なナルト大橋を完成させ、大工を目指して頑張るイナリを熱心に指導中。「超」を特定の単語の上に付ける口癖がある。

たたみイワシ #57〜 (声・船木真人)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、火影を守る護衛小隊の一人。忍者登録番号012021。1月2日生まれ、山羊座のO型。好きなものは肉じゃがやコーンバター、嫌いなものは魚介類。木ノ葉崩し直前の中忍試験第二の試験において試験官を務め、全受験生の状況や情報を収集・分析する任を請け負う。一切私情を挟まず客観的に物事を判断できる几帳面な性格だが、内弁慶的な一面もあるらしい。劇中で使用した術は、飛雷陣の術など。

たまえ #421〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、人気の老舗団子屋の店主。孫のたみを溺愛している。

タマキ #354〜 (声・石川綾乃)

 空区の廃墟の奥で猫バアの手伝いをしている、猫バアの孫。いわゆる看板娘であり、訪問客には誠意をもって対応する。

たみ #421〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、たまえの孫。長門の口寄せムカデに襲われたところをサクラに助けられ、忍に強い憧れを抱く。

多由也 #99〜 (声・渡辺明乃)

 音隠れの里に住んでいるくノ一で、音の四人衆の一人「北門」。2月15日生まれ、魚座のA型。好きな言葉は『唯我独尊』、趣味は笛。四代目風影羅砂に変化した大蛇丸と共に、付き人として木ノ葉隠れの里に侵入。大蛇丸と三代目火影ヒルゼンの戦い開始と同時に、彼らのいる空間を邪魔が入らないように外界と遮断した。木ノ葉崩し失敗後は、負傷した大蛇丸に随行して一時帰還。後にサスケにかけられた封邪法印を解いて音隠れへ連れ帰るよう命令を受け、再び木ノ葉隠れに現れる。非常に好戦的な毒舌家で、仲間内での会話さえ挑発と罵詈雑言に満ちている。その事でいつも次郎坊に諫められているが、本人は全く意に介していない。戦闘では得意としている数十の幻術をメインに、呪印の力などを補佐的に利用して遠距離戦闘を行う。劇中で使用した術は、四紫炎陣、変わり身の術、瞬身の術、四黒霧陣、結界法陣、口寄せの術、魔笛・幻武操曲、魔境の乱、魔笛・夢幻音鎖など。

ダルイ #454〜 (声・竹内良太)

 雲隠れの里に住んでいる上忍で、四代目雷影エーの側近。忍者登録番号CL5596。1月6日生まれ、山羊座のO型。シーとは同期の仲であり、五影会談の際にもシーと共に護衛に就く。面倒臭がりで謙虚な性格だが、エーから右腕として信頼されている事を誇りとする。並外れたチャクラ量を持つほか、首切り包丁に匹敵する大鉈を武器としている。三代目雷影エーから唯一「雷」を刻む事を許された精鋭で、左肩の「雷」の文字はその証(右肩の「水」についても似た来歴と思われる)。風属性・雷属性・水属性のチャクラを有し、血継限界・嵐遁忍術を扱える。劇中で使用した術は、水遁・水陣壁、雷遁・感激波、嵐遁・励挫鎖荷素、チャクラ流し、雷遁・黒斑差など。

タンゴ #515〜 (声・菊本平)

 岩隠れの里に住んでいる上忍で、奇襲部隊の一員。通信係を担当しており、繊細なチャクラコントロールが得意。

ダンゴウ #450〜

 火の国において財政管理を任されている、上役の一人。国の経済について執拗な拘りを持つ。

タンゾウ #60〜 (声・宮島史年)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍。シビレやミノジと組んで、木ノ葉崩し直前の中忍試験に参加する。第二の試験において、一人食料調達に行っている間にシビレたちがルールを破り巻物を開いたため、道連れ失格となった。

中吉 #516〜 (声・広田みのる)

 かつて霧隠れの里に住んでいた上忍。7月2日生まれ、蟹座のAB型。霧隠れでも屈指の感知タイプで、せっかちではあったが警戒心と使命感の強い性格だった。第四次忍界大戦の折に穢土転生で蘇らされ、暁の奇襲陽動小隊に参加させられる。

チヨ #252〜 (声・谷育子)

 砂隠れの里に住んでいる元くノ一で、既に引退した身となっている相談役。忍者登録番号01−002。10月15日生まれ、天秤座のB型。好きなものは豆料理やジャガイモ、嫌いなものは刺身。好きな言葉は『百戦錬磨』、趣味は死んだフリ〜・ボけたフリ〜・釣り。卓越した医療忍術と体術、そして傀儡の術をもって他国の忍たちを震撼させた歴戦の強者。しかし長く続いた乱世は他国への怨恨と自国への焦燥感を彼女に植え付け、ただ座して死を待つだけの諦めの日々を送っていた。唯一の心残りは孫であるサソリとの邂逅くらいだったが、五代目風影となった我愛羅が攫われ里にナルトたちが訪れた事で、その機会が巡ってくる。息子の仇である木ノ葉の白い牙・サクモの息子であるカカシと、現役時代に手を焼かされた綱手の弟子であるサクラが救援に駆け付けたという事実から、時代の流れというものを痛切に実感させられる。我愛羅に守鶴を憑依させた張本人であり、サソリに技を伝授した事の後悔の念も手伝って、我愛羅を助けに行くナルトたちに協力を申し出て同行する。サソリとの戦いの後、我愛羅を生き返らせるために禁術を使用して死亡。第四次忍界大戦の折に、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされてしまう。割とお茶目な性格で人受けは良いが、多少早とちりな所が玉にキズ。かなりの老齢ではあるが技の冴えには些かの衰えも無く、一人で一城を攻め滅ぼしたという戦闘力は未だ健在。もっとも体の一部(腕など)を傀儡化しており、衰えの無い動きはそれに依るところもあると思われる。なお半蔵とは幾度も戦った事があり、彼の術や弱点などについてよく知っている。劇中で使用した術は、幻術返し、傀儡の術、操演・人身冴功、忍具口寄せ、機光盾封、白秘技・十機近松の集、三宝吸潰、封印術・獅子閉哮、己生転生など。

長十郎 #454〜 (声・宮田幸季)

 霧隠れの里に住んでいる上忍で、霧の忍刀七人衆の一人。11月1日生まれ、蠍座のB型。五影会談の際、五代目水影メイの側近として青と共に護衛に就く。基本的に気が弱く従順で自信の無さそうな言動をするが、憧れであるメイの役に立ちたいという想いは本物。その実力は折り紙付きで、第四次忍界大戦では大名の護衛役を任ぜられる。先代より受け継いだ大双剣・ヒラメカレイを操って戦う。

チョウセキ #150〜

 兄貴と慕うガンテツの威光を盾に、好き放題している忍者崩れの無法者。因縁付け・脅し・暴力など何でもやる。

蝶野アゲハ #139〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍。慰霊碑に名が刻まれている。

チョウハン #149〜 (声・船木真人)

 大入に出入りしている賭博師。綱手の情報を聞きにきた自来也に勝負を挑む。

重明 #467〜 (声・鈴村健一)

 フウの体に封印されている、尾獣の一体・七尾の化け虫。鎧のように頑強な外骨格を持ち、葉型の尾を羽ばたかせて飛行する。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされたフウの中に再び入れられ、オビトの意のままに戦わされる。劇中で使用した術は、蟲食い、尾獣玉など。

チヨマツ #460〜

 鉄の国に住んでいる侍。少しだけ忍に憧れているらしい。敵の死角から襲い掛かり、一刀の下に斬り捨てる剣術が得意。

地陸 #314〜 (声・大塚明夫)

 元守護忍十二士の一人で、火ノ寺に籍を置く忍僧。7月1日生まれ、蟹座のA型。寺内では最強の実力者で、質実剛健を旨として忍僧たちを統率している。飛段と角都の襲来にも動じることなく、敢然と立ち向かう。アスマとは十二士時代の同僚で、今のシカマルとチョウジのような関係だったという。劇中で使用した術は、封印鉄壁など。ちなみに闇の世界では、三千万両もの懸賞金を掛けられている賞金首。

ツクシ #350〜

 音隠れの里・北アジトに幽閉されている、呪印術の人体実験を受けた被験者の一人。大蛇丸の死を聞いて、他の囚人たちと共に脱獄を図る。自身の力に絶対の自信を持っており、どんな強者にも立ち向かう勇猛果敢な性格。アジトの出口でサスケ達に遭遇し、叩き伏せられてしまう。

ツチノ #129〜

 砂隠れの里に住んでいた忍者学校生。アビル・カシケ・トマリらとは友人で、四人の中ではリーダーシップを取っていた。遊んでいる時に接触してきた我愛羅から一目散に逃げ出すが、砂に捕まり足を折られてしまった。

ツナミ #16〜 (声・渡辺美佐)

 波の国に住んでいるタズナの娘で、イナリの母。5月4日生まれ、牡牛座のA型。趣味は洋服作り、ガーデニング。イナリの父親でもある夫を早くに亡くしているが、イナリが慕うようになったカイザに彼女も惹かれて再婚。しかし彼はガトーに殺され、イナリもそのせいで塞ぎ込んでしまい、表にこそ出さないが彼女自身も相当参っている。世話好き・綺麗好きという母親向きの性格な上、イナリが攫われそうになった時に自ら代わりを申し出るなど、母親としての確かな強さも持ち合わせている。

ツバキ #1〜 (声・東條加那子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる主婦。忍者学校の卒業式の時、友人のイバラと共に落第したナルトの陰口を叩いていた。

ツブサ #247〜

 砂隠れの里に住んでいる中忍。遠方を見渡す眼力は群を抜いており、由良の命で里の入口を見張る。

剣ミスミ #45〜 (声・河本邦弘)

 音隠れの里に住んでいる忍で、木ノ葉隠れにカブトと共に潜入しているスパイ。忍者登録番号011981。11月30日生まれ、射手座のA型。必要とあらば殺しも厭わない冷徹な性格。劇中で使用した術は、軟の改造など。

デイダラ #238〜 (声・川本克彦)

 岩隠れの里の抜け忍で、一瞬の芸術を追求する芸術家。忍者登録番号IW−08721。5月5日生まれ、牡牛座のAB型。好きなものはおでんのばくだん、嫌いなものは混ぜご飯。好きな言葉は『芸術は爆発だ』、趣味は爆破の創作活動。爆破部隊に属する天才粘土造形師として里では有名だったが、更なる高みを目指すうちに欲求は肥大化、とうとう里に伝わる禁術である「物質にチャクラを練り込む術」を会得してしまう。事が露見し里を抜ける際に追手に放った起爆粘土の爆発は、彼が追い求めてやまなかった究極芸術そのものだった。以後は人里離れた寺を住処とし、近隣諸国の依頼で反国家分子に加担して爆破テロを起こしていく。やがてその所業は暁の知るところとなり、有能な人材としてイタチ・鬼鮫・サソリの勧誘を受ける。一度は断るもののイタチの姿に芸術を見出させられた彼は渋々負けを認め、いつかイタチを自分の手で殺すべく「青」の指輪を以て組織に入る。同じ芸術を求める者という共通点からサソリと組む事になるが、意見の食い違いが多々あり衝突する事も多い。サソリの死後は新たにメンバーとなったオビト(トビを演じている状態)と組み、一応は先輩として教え導こうとするも、相性があまり良くなく言い合いやケンカが絶えない。そんな時にサスケが蛇のリーダーとして台頭してきたため、イタチの弟でもある彼を始末しようとするも僅かに及ばず敗北。最期にサスケを道連れに究極芸術を完成させようとするが、それも結果的に果たす事は叶わなかった。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされ、サスケの生存を知らぬまま再び暁の一員として戦いに赴く。人一倍プライドが高く好戦的な性格で、己の意見を力ずくで押し通す強引な一面がある。彼にとっての芸術とはあくまでも爆発であり、自分の拵えた造形物が爆発するその一瞬の様にこそ美を見出す。よって全ての戦いは芸術を生み出す過程に過ぎないが、だからこそ入念に敵の情報を解析し、冷静かつ客観的に地形や環境を把握して自分のペースに持ち込む。そして充分な仕掛けと準備を行った上で、美しく儚く散っていく崇高なる美を造り上げていくのである。左目の小型カメラもそのための小道具で、遠方からの敵情視察などに使っているが、真の目的はイタチの写輪眼に対抗するための目隠し。なお起爆粘土は体の数ヶ所に備わっている口で咀嚼・作成するが、それが生来のものなのか禁術で得たものなのかは不明。劇中で使用した術は、起爆粘土、瞬身の術、C1、C3、変わり身の術、粘土分身、影分身の術、自爆分身、土遁・土竜隠れの術、C2、C4カルラ、C0など。ちなみに、語尾に「…うん」と付ける癖がある。

テウチ #外伝@〜 (声・朝倉栄介)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、ラーメン一楽の店主。8月10日生まれ、獅子座のO型。好きな言葉は『匠』。ラーメン一筋三十年のプロであり、頑固一徹な職人肌の持ち主。徹底した拘りと熟練の技を用いて、愛情の籠った味を生み出す。

デカイ #外伝B〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍。ミナトと同じく、自来也の班に所属していた一人。

テグセ #19〜

 波の国を縄張りにしているスリ。サクラの荷物を狙って返り討ちに遭う。

テツ #540〜

 岩隠れの里に住んでいる忍。

テッサ #516〜

 砂隠れの里に住んでいる中忍。五代目風影我愛羅を非常に敬愛しており、第四次忍界大戦前の我愛羅の演説に強く感動、必ず勝利を捧げる事を胸に誓う。

テツル #348〜

 音隠れの里・南アジトに囚われている実験体。大蛇丸を恐れるあまり人生に絶望しており、将来も脱獄も諦めきっている。

テマリ #34〜 (声・朴璐美)

 砂隠れの里に住んでいる下忍で、我愛羅の姉。忍者登録番号53−004。8月23日生まれ、乙女座のO型。好きなものは甘栗やけんちん汁、嫌いなものはイカやタコ。好きな言葉は『夕焼けに鎌をとげ』『一望千里』、趣味は植物鑑賞。忍者学校卒業年齢12歳。四代目風影羅砂の長女であるが、弟カンクロウと共にいつも不安定な末弟を気遣いつつ怖れてきた。しかしナルトのおかげで我愛羅が変わり始めて以降、怖れは徐々に消えていく。更に我愛羅が五代目風影となってからは、彼を全力で支え助けながらも過保護的な一面を見せるようになる。17歳で中忍試験に合格、後に短期間で上忍となり幾つもの重要な任務を任されるようになる。なおシカマルとは初顔合わせ時から何かと関わる事が多く、徐々に次代の礎たる資質を見出していく。気性が激しく大胆で男勝りな性格で、敵に対してはどこまでも容赦のない残忍さが窺える。その一方で思慮深く冷静に状況を判断・分析し、迅速に最善の手を導き出し行動に移せる戦闘センスも併せ持つ。愛用の巨大扇子を攻防一体の武器とし、風を自在に操って戦う。特に遠距離戦を得意とするが、接近戦も苦手なわけではない。劇中で使用した術は、瞬身の術、鎌いたちの術、分身の術、風遁・大鎌いたちの術、口寄せ・斬り斬り舞、風遁・掛け網、風遁・大掛け網など。

テムイ #534〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍。ナルトが軟禁場所を脱し外へ向かった事を、結界班に知らせる。

テラ #454〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、根の構成員。アンコより先にカブトを捕獲するべく、ダジムと共にアンコの尾行を行う。

テライ #454〜 (声・遠藤純平)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、根の構成員。フーやトルネと並ぶ実力者で、ダンゾウ直属の猛者。五影会談に赴くダンゾウの命により、カブト捕獲任務を一任される。劇中で使用した術は、瞬身の術など。

テルボウ #582〜

 木ノ葉隠れの里でノノウに拾われ、孤児院で暮らしている少年。名前が分からなかったため、テルテル坊主のような服装を好む事から名付けられた。

照美メイ #454〜 (声・日野由利加)

 霧隠れの里を治めている五代目水影。5月21日生まれ、双子座のAB型。四代目水影やぐらの暗黒時代を払拭し、開かれた里として再生させるべく励んでいる。温和な雰囲気を纏った物腰柔らかな美女であり、人の気持ちを思いやることのできる優しい性格。しかし未だに結婚の当てが無い事を非常に気にしており、「婚期」「遅れる」などの単語(同音異義語でも同じ)を聞くと、発言者に「黙れ殺すぞ」などと笑顔で囁いたりする神経質な一面もある。火属性・雷属性・土属性・水属性のチャクラを有し、溶遁・沸遁の二つの血継限界を扱える。劇中で使用した術は、溶遁・溶怪の術、沸遁・巧霧の術、水遁・霧隠れの術、水遁・水陣柱、水遁・水龍弾の術、雷水龍弾など。

デンカ #354〜 (声・井上和彦)

 空区に住んでいる、猫バアと契約している忍猫の一匹。ヒナと共に廃墟内の迷路を徘徊し、面会希望者を審査する役目を担う。尖った耳と額の忍文字が特徴的で、狸と見紛う毛並みをを非常に気にしている。

天画 #488〜 (声・松本忍)

 雲隠れの里に住んでいる忍で、忍び五大国を繋ぐ通信装置の管理人。五大国大名たちの話し合いを録画し、忍連合軍が承認された事の証人となる。情報の扱いに貪欲な探求心を持っており、第四次忍界大戦では連合軍の情報部隊に配属となる。

デンガク #159〜

 短冊街で屋台を構えている、おでん屋の店主。酒と共に食べるおでんの味は、一度食べたら癖になるとか。

テンゾウ #284〜 (声・小山力也)

 木ノ葉隠れの里に住む忍で、暗部の一員。忍者登録番号010992。8月10日生まれ、獅子座のO型(A型?)。好きなものはクルミ、嫌いなものは油っぽいもの。好きな言葉は『石橋を叩いて渡る』、趣味は読書(建築関係)。忍者学校卒業年齢6歳、中忍昇格年齢6歳。かつて大蛇丸が木ノ葉にいた頃、初代火影柱間の遺伝子情報から得た遺伝的素質を組み込む人体実験を受けた60名の中で、唯一生き残って血継限界・木遁忍術を会得した稀有な存在。暗部では卓越した実力から随一の手練れと評されており(当時は甲というコードネームで活動)、その能力と実績からカカシの代理に相応しいという事で、五代目火影綱手に第7班の班長代行「ヤマト」として抜擢される。当初は多少の不和があったものの、カカシとは違う彼なりのやり方で班を纏め、ナルトたちとの信頼も徐々に築いていく。カカシ復帰後は班長代行を終え暗部としての任務に戻るが、時にはカカシたちと協力し合って任務に当たる事もある。なお班長代行を務めて以降は、何故か元の仮面を付けずそのままヤマトとして行動する(ナルトの九尾化を唯一抑えられる事と関係があるかも知れないが、確かな理由は不明)。第四次忍界大戦の折に軟禁されるナルトの監視役として同行するが、カブトの襲撃の際に捕らわれ外道魔像に取り込まれてしまう。どんな時でも事前の準備や打ち合わせを怠らない慎重な性格で、必ず用意周到に事を運ぶ。故に彼の任務達成率と小隊生還率はズバ抜けて高く、それが確かな信頼を生む元となっている。また仲間となった者には年齢や上・中・下忍の区別なく一人前の忍として接し、苦言を呈する際も相手によって言葉を選んだりはしない事も、隊の統率や任務の成功に一役買っている。当然ながら戦いは木遁忍術が中心となるが、明晰な頭脳と身体能力でそれを最大限に活かして切り抜けていく。土属性・水属性のチャクラを有し、陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、木遁・四柱牢の術、木遁・四柱家の術、木遁の術、変わり身の術、木遁・木分身の術、木遁・木錠壁、火影式耳順術・廓庵入鄽垂手、土遁・土竜隠れの術、土遁・土流城壁、水遁・滝壺の術、水遁・破奔流、木遁・大樹林の術、土遁・土流割、木遁・連柱家の術、木遁・黙殺縛りの術、木遁秘術・樹界降誕、頂上化仏、木遁・挿し木の術など。

テンテン #36〜 (声・田村ゆかり)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍で、ガイ班の一員。忍者登録番号012573。3月9日生まれ、魚座のB型。好きなものは中華まんや胡麻団子、嫌いなものは梅干し。好きな言葉は『百発百中』、趣味は占い。忍者学校卒業年齢12歳。伝説の三忍の一人である綱手に憧れており、彼女のような強いくノ一を目指して日々鍛錬に励んでいる。研究熱心な性格で、忍具の仕込みには余念が無い。世話焼きな一面もあり、冷静な視点と発言でとかく暴走しがちなガイやリーをネジと共に諌める役割も帯びている。後に15歳で中忍試験に合格、その才は一段と輝きを増してきている。リーに似て体術に長けており、特に忍具の扱いに関しては一流。体のあらゆるところに武器を隠し持ち、状況に応じて自由自在に取り出し使用が可能である。第四次忍界大戦では、偶然にも芭蕉扇を入手した事で大幅に戦力がアップする。劇中で使用した術は、忍具口寄せなど。

怒鬼 #202〜

 多由也と契約している、三匹の鬼たち。一挙手一投足の全てが多由也の統制下にあり、魔笛・幻武操曲に従って三位一体で敵に襲いかかる。また体内に精神エネルギーのみで練り込まれたチャクラの物質化霊が潜んでおり、こちらも魔境の乱に従って敵を襲う。といっても不安定な状態なので物理的な攻撃はできず、ただ安定を得るために身体エネルギーのチャクラを食い漁る。

時好カブレ #491〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。流行りものが好きで、主体性が無い性格。長門の襲撃から里を救い英雄となったナルトに、子供がファンだからとサインを求める。

独楽マワシ #40〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、解析班の一員。トンボの先輩且ついのいちの部下であり、スパルタな指導で鬼軍曹と呼ばれている。劇中で使用した術は、催戸伝心など。

棘糸テッセン #423〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍。特殊な忍具の扱いに長けており、一度に複数の手裏剣を投擲できる特殊忍具でペイン天道に挑む。

ドス・キヌタ #35〜 (声・江川大輔)

 音隠れの里に住んでいる忍。6月12日生まれ、双子座のA型。普段から顔を包帯で覆っているが、それに見合わない礼儀正しさや堅実さと相まって不気味な雰囲気を醸し出している。木ノ葉崩し直前の中忍試験において、キンやザクと共にサスケを殺せと大蛇丸の命を受けるが、実質は単なる噛ませ犬に過ぎない。三人の中ではリーダー的な立ち位置であり、好戦的でありながらも状況を冷静に見極める計算高さを持ち合わせている。右腕に音を操る特殊な器具を装着しており、それによる目に見えない攻撃を得意とする。劇中で使用した術は、響鳴穿など。

ドダイ #553〜 (声・松本忍)

 砂隠れの里に住んでいる上忍で、三代目雷影エーの時代からの重臣。忍者登録番号CL1532.10月23日生まれ、天秤座のO型。左眼に「零」の字が入った眼帯をしており、四代目雷影エーのパートナーを選ぶ責務を託されている。思慮深い策略家の感知タイプで、熔遁忍術の使い手でもある。劇中で使用した術は、熔遁・護謨壁、熔遁・護謨玉など。

トビ #280〜 (声・飛田展男)

 マダラの手で外道魔像から造られた人造人間で、、自身の意志でマダラに従う生命体。B型。人間に並々ならぬ興味を抱いており、それが高じて半身不随となったオビトに纏わりつき行動を補助する。年月が経ち補助が不要となってからは離れたが、オビトは彼の頭部分を模した仮面を被りそのままマダラを演じていた。いつも軽い口調で喋るお調子者で、少し下品な一面もある(人間が用を足す時の気分を味わってみたいらしく、便意がどんなものなのか興味津々)。黒ゼツ同様に取り憑いた人間の肉体と意識を操る能力があり、その人間の能力も自分流にアレンジして使う事が出来る。

トビオ #3〜 (声・山本泰輔)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍。忍者学校卒業者への説明会会場で、ナルトとサスケが口付けしてしまう原因を作った。

飛竹トンボ #40〜 (声・樫井笙人)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、暗部の拷問・尋問部隊の一員。忍者登録番号010997。4月4日生まれ、牡羊座のA型。好きなものは焼き鳥や焼きおにぎり、嫌いなものは生クリーム。普段から顔の上半分を包帯で覆っており、表情や心の内を窺い知る事は出来ない。自分の地位や任務に対して誇りを持っており、それを侮辱されると激昂して感情そのままに行動する短気な性格。木ノ葉崩し直前の中忍試験において、第一の試験で試験官を務める。いのいちに憧れており、第四次忍界大戦直前に念願の解析班に配属された。劇中で使用した術は、瞬身の術、催戸伝心など。

トマリ #129〜

 砂隠れの里に住んでいた忍者学校生。アビル・カシケ・ツチノらとは友人で、よく四人で遊んでいた。のんびりした性格だが、接触してきた我愛羅から逃げるのは一番早かった。それでも危うく砂に捕まりそうになるが、夜叉丸に助けられる。

トヨサ #539〜

 第四次忍界大戦において、医療部隊に所属している医療上忍。

トラ #399〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍で、暗部の一員。虎の如き強靭な脚力と力を兼ね備えた手練れで、二代目火影扉間の命によりうちは一族を監視していた。

鳥飼タカジョウ #451〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍。他国への伝言を行う忍鳥の世話や躾、封印の開封に暗号文の解析も担う多才さを誇る。

酉市クマデ #12〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた特別上忍。かつて霧隠れの里へ隠密活動に赴いたが、再不斬の手で殺された。

トロイ #546〜

 かつて雲隠れの里に住んでいた上忍。10月6日生まれ、天秤座のO型。慎重且つマイペースな性格で、雲隠れの歴史に名を刻んだ手練れ。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。血継限界・磁遁忍術の使い手。劇中で使用した術は、磁遁・雀蜂の双刃、忍具口寄せなど。

トントン #148〜 (声・根本圭子)

 綱手が飼って連れ歩いている仔豚。綱手とお揃いの着物を着ていて、愛らしい容姿に似合わず飼い主譲りの度胸と怪力を持つ。忍犬を凌ぐともいわれる鋭い嗅覚が自慢。

ナエ #286〜

 砂隠れの里に住んでいる女性。大の温泉好きで、世界各地の温泉を渡り歩いている。

ナトリ #250〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、通信班の一員。日々近隣諸国からの報せを受け取り、里内部へと伝達している。その速度と正確さで右に出る者はいない。

並足ライドウ #93〜 (声・土田大)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍で、火影を守る護衛小隊の一人。忍者登録番号009717。8月28日生まれ、乙女座のAB型。好きな言葉は『時は金なり』。厳格かつ几帳面な性格で、忍としてどこまでも真っ直ぐな生真面目さを持つ。いかなる逆境に置かれても、決して挫ける事のない強い心の持ち主。木ノ葉でも屈指の暗殺術の使い手として知られ、刀身に強力な毒を塗り込めた黒刀を愛用する。特にアオバとのコンビネーションは抜群で、二人に襲われて生き永らえた者はほぼ皆無。護衛術にも長けており、火影や大名の守護を任されることも多い。劇中で使用した術は、瞬身の術、飛雷陣の術など。

波風ミナト #1〜 (声・森川智之、入野自由(少年))

 木ノ葉隠れの里を治めていた四代目火影で、ナルトの父親。忍者登録番号006510。1月25日生まれ、水瓶座のB型。好きなものはクシナの手料理、好きな言葉は『火の影は里を照らす』『義を見てせざるは勇無きなり』『勇将の下に弱卒無し』。趣味は読書(主に自来也の著書)。忍者学校卒業年齢10歳。九尾襲来の際に命と引き換えに九尾を赤ん坊だった息子に封印し、里を救った英雄である。彼はそれでナルトが里の皆から感謝される事を望んでいたが、逆に忌み嫌われ村八分にされてしまう結果となった。ただ彼はわざわざ九尾のチャクラを陰と陽に分けて陰のみを封印しており、真の意図は息子に九尾の陽の力を使いこなしてほしいという願いであった模様。第四次忍界大戦中に他の先代火影たちと共に大蛇丸に蘇らされ、初代火影柱間の昔語りの後に遅ればせながら大戦に馳せ参じる。自来也の愛弟子であると同時にカカシたちの師匠でもあり、「木ノ葉の黄色い閃光」として他里でも恐れられるほどの実力者だった。蘇生後には九喇嘛モードまで会得し、瞬身のキレの良さもあって二代目火影扉間から惜しみない賞賛を贈られている。更にはクシナから色々と教えを受けたおかげで、封印術にも造詣が深かった。ちなみに仙術も扱えるが苦手であり、チャクラの練り上げに時間が掛かる上に短時間しか維持できない。優しさと強い意志によって培われた温厚で寛容な性格は、里の民に心から慕われる人望を生み出し、それは彼が亡くなった後も全く変わっていない。また九尾の封印式に少し手を加えて自分とクシナのチャクラをナルトの中に遺し、有事の際(自分は九尾が暴走しかけた時、クシナはナルトが九尾のコントロールを試みる時)にナルトの中に出現できるよう保険を掛けておくなど、類稀なる先見の明も持ち合わせていた。自来也によれば天才の証とされる二つの旋毛があり、非常に優れた忍術センスを持つが、残念ながらネーミングセンスは壊滅的。火属性・風属性・雷属性のチャクラを有し、陰陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、四象封印、口寄せの術、屍鬼封尽、螺旋丸、飛雷神の術、瞬身の術、飛雷神・導雷、契約封印、九喇嘛モード、四赤陽陣、影分身の術、飛雷神互瞬回しの術、仙法・螺旋丸など。

奈良エンスイ #523〜 (声・梶正人)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍。奈良一族の中でも突出した実力の持ち主で、第四次忍界大戦では戦闘近中距離部隊所属の奈良一族を統率する小隊長の任に着く。劇中で使用した術は、影真似の術、影縫いの術、影真似影縛りの術など。

奈良カスガ #616〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。豊かな自然を愛する心優しい性格だが、戦闘に関しても秀でた才覚の持ち主。劇中で使用した術は、影真似の術など。

奈良シカク #137〜 (声・家中宏)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍で、シカマルの父。忍者登録番号005491。7月15日生まれ、蟹座のB型。趣味は鹿の世話。忍道に関する確たる哲学とシカマルをも超える智謀を持ち、里の上忍を束ねる班長として忍頭というべき立ち位置にいる。力強い態度と言葉で知能的に息子を教え導くが、妻であるヨシノには頭が上がらない恐妻家。チョウザやいのいちとは幼馴染であり、猪鹿蝶トリオでは戦術の立案と戦闘の補佐を務める。第四次忍界大戦においては、綱手の補佐として連合軍全体の作戦立案を担う。劇中で使用した術は、影真似の術、影首縛りの術など。

奈良シカダイ #700〜 (声・小野賢章)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生で、シカマルとテマリの息子。父親譲りの明晰な頭脳の持ち主だが、面倒臭がりなところも同じ。

奈良シカマル #34〜 (声・森久保祥太郎)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍で、アスマ率いる第10班の一員。忍者登録番号012611。9月22日生まれ、乙女座のAB型。好きなものは鯖の味噌煮や酢昆布、嫌いなものはかたゆで卵。好きな言葉は『日々是平穏なり』、趣味は昼寝や将棋。忍者学校卒業年齢12歳。人生を楽しく生きていけそう、という適当な理由で忍者を志した変わり者。忍者学校時代からずっと「真剣」という言葉とは無縁の態度で過ごしてきており、それは卒業後も変わる事はなかった。ただ中忍試験に一発合格し12歳で中忍となってからはそうも言っていられず、数々の任務を経た結果一人前の忍者としての自覚が芽生え始めてくる。そしてアスマの死を契機に「火の意志」を受け継ぎ、自らの手で仇を取ってケジメとした。以降は里の仲間や未来ある子供たちを守るために、日々任務に励んでいる。第四次忍界大戦では戦闘遠距離部隊に抜擢され、副隊長(隊長不在時は隊長代理)という大役を任される。基本的に自他ともに認める面倒くさがりで、何かというと「めんどくせー」を連発するものぐさな性格。しかしそれ故に決して冷静さを失わず、物事を第三者の目で的確に見極められるという利点もある。加えてIQ200以上という天才的な頭脳の持ち主であり、記憶力・作戦立案能力・状況判断能力に優れ、戦闘においては敵の行動を数百手先まで読むほどの洞察力も持ち合わせている。時折「女に負けるわけには」「女に守られるわけには」などと言った誤解を招きそうな発言をする事があるが、これは彼の頭脳をもってしても理解しがたい「女性」に対する苦手意識から来ている模様。戦闘力はそれほど高いとは言えないが、自身や仲間の能力・周囲の地形や環境・敵の能力を短時間で正確に把握・解析し、戦略を立ててから行動に移るので最小の被害で最大の戦果を挙げる知略戦を得意とする。ただしそこに唯一の弱点である音楽的要素が絡んでくると、音感の無さゆえに実力を発揮することができない。火属性・土属性のチャクラを有し、隠遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、影真似の術、幻術返し、変化の術、影首縛りの術、影縫いの術、影真似手裏剣の術、影寄せの術、土遁・練瓦の術など。

奈良スザク #534〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍。奈良一族の中でもトップクラスの忍術精度を誇る手練れ。劇中で使用した術は、影真似の術など。

奈良ダエン #616〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍。温和で大人しい性格で、最近生まれたばかりの子供がいる。劇中で使用した術は、影真似の術など。

奈良マエン #616〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍。多くの修羅場を潜り抜けてきた歴戦の猛者だが、強面の外見に反して奈良一族が飼育する鹿の世話が趣味。

奈良ヨシノ #182〜 (声・松井菜桜子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、シカマルの母。忍者登録番号009091。2月24日生まれ、魚座のA型。世話好きで細かい事にまで気を回す性格であり、息子にも夫にも常にビシビシと厳しく接している。しかし彼女の厳しい愛があってこそ、奈良家の安泰は守られているのである。

二位ユギト #312〜 (声・園崎未恵)

 雲隠れの里に住んでいる上忍で、二尾の人柱力。忍者登録番号CL5322。7月24日生まれ、獅子座のA型。好きなものは鉄火丼や牛乳、嫌いなものは熱いもの。好きな言葉は『猫に九生あり』、趣味は三味線。二歳で人柱力にされてしまい、ナルトや我愛羅と同様の孤独を味わった。しかし修業の末に尾獣化を完全制御できるまでに成長し、今では里の者からの信頼も厚い。強気で誇り高く仲間想いで、里を巻き込むまいと一人で飛段と角都を倒そうとするが、善戦空しく敗北し二尾を抜かれて死亡する。後の第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされた挙句、再び二尾を封印されオビトの操るペイン六道の一体にされてしまう。劇中で使用した術は、ねずみ毛玉、尾獣玉など。

二代目マンダ #513〜

 マンダの細胞をあらゆる薬を使って活性化させ、カブトが作り上げた巨大蛇。初代と違いカブトの命令に忠実で、更に大きさ・強さ・感知能力のどれを取っても初代を凌ぐ。

西 #320〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、テウチの弟子の一人。8月11日生まれ、獅子座のA型。好きな言葉は『角刈り』。松とは良くも悪くもいいコンビで、主にツッコミを担当。

忍亀 #37〜 (声・北川勝博)

 ガイと契約している巨大な亀。威厳と風格に満ちた佇まいで、リーにとってはガイと同様に敬う相手である。人語を解するなど知能は高いが、能力は不明。

猫バア #354〜 (声・中嶋佳葉)

 空区の廃墟の奥でタマキと共に武器屋を営んでいる、闇商人一族を取り仕切る老婆。頭につけている黒い猫耳飾りは頭目の証。忍専門に武器を供給する事を生業としていて品質には絶対の自信を持っており、決して相手に媚びることなく客を選んで商売をする。なおうちは一族とは、昔から懇意にしていた模様。

ネジリ #41〜 (声・小泉一郎太)

 砂隠れの里に住んでいる下忍。木ノ葉崩し直前の中忍試験受験者で、第一の試験において合格班数の上限をイビキに質問する。

のはらリン #16〜 (声・寺田はるひ)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた中忍で、カカシの戦友でもある医療忍者。忍者登録番号010885。11月15日生まれ、蠍座のA型。好きなものは苺、嫌いなものは佃煮。好きな言葉は『友愛』、趣味は貝殻集め。忍者学校卒業年齢9歳、中忍昇格年齢11歳。配属されたミナトの班において、いつもケンカばかりしているカカシとオビトの仲裁役だった。神無毘橋の戦いで敵の手に落ち、それが図らずもオビトの致命傷の遠因になってしまう。この時はカカシやミナトのおかげで命を拾うが、後にマダラの策略で三尾の人柱力にさせられ、木ノ葉で暴走させてしまう前に自らカカシの雷切に飛び込んで絶命した。いつも仲間の事を思いやる優しい性格で、知性的・献身的な一面もあり医療忍者としての適性は十分な上、眼球を眼軸ごと移植する難手術をこなすなど技術の高さも折り紙つき。火属性・水属性のチャクラを有し、陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、掌仙術など。

ノボリ #94〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生。ダイチとは親友で、たまにケンカすることはあるがいつも一緒にいる仲良し。

バイウ #58〜 (声・藤本隆行)

 雨隠れの里に住んでいる下忍。忍者登録番号R2−039。5月30日生まれ、双子座のA型。里では選りすぐりの精鋭であり、シグレやミダレと共に木ノ葉崩し直前の中忍試験に参加する。ケチで恩知らずな性格らしい。小さな体躯を活かして懐に潜り込む接近戦を得意とし、一度掴んだら決して離さない万力のような怪力を持つ。第二の試験開始から50分後、我愛羅たちに遭遇する。

灰丸三兄弟 #137〜

 犬塚一族と契約している三つ子の忍犬で、ハナの生涯のパートナー。普段は優しく大人しい気性だが、戦闘時には剥き出しの闘争心で敵に立ち向かう。劇中で使用した術は、牙転牙など。

はがねコテツ #36〜 (声・河野智之)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、拷問・尋問部隊の一員。忍者登録番号012050。7月21日生まれ、蟹座のB型。好きなものはおでんや鮪のやまかけ、嫌いなものは苦瓜。好奇心旺盛な性格で、多くの武功を打ち立てたアスマに尊敬と憧憬の念を抱いている。イズモとコンビを組むことが多く、木ノ葉崩し直前の中忍試験で試験官を務めた際には、二人でルーキーの振り落としを行っている。巨大槌を自在に扱う、近距離戦闘のエキスパート。劇中で使用した術は、変化の術、魔幻・此処非の術、瞬身の術、忍具口寄せなど。

バキ #65〜 (声・中田譲治)

 砂隠れの里に住んでいる上忍で、我愛羅たち三兄弟の上司。忍者登録番号38−212。7月4日生まれ、蟹座のA型。好きなものは高野豆腐、嫌いなものは馬刺し。好きな言葉は『堅忍不抜』、趣味は砂風呂。忍者学校卒業年齢8歳、中忍昇格年齢12歳。四代目風影羅砂の信頼厚い忠実な実力者で、命令により木ノ葉崩しにおける音隠れとのパイプ役及び我愛羅の監視などを務める。大蛇丸の陰謀が発覚し木ノ葉隠れの里との友好が復活してからは、持ち前の頭脳と指導力で里の戦闘部隊を統率する上役へと昇進し、我愛羅を五代目風影に推すなど里の復興に尽力している。多少心配性なところはあるが、臨機応変な判断力や冷静さなどを兼ね備えた勇将。劇中で使用した術は、瞬身の術、風の刃など。

バク #399〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍で、暗部の一員。いかなる不自然さも見逃さない眼力を持ち、二代目火影扉間の命でうちは一族を監視していた。

貘 #479〜

 ダンゾウが契約している、悪夢を喰らうといわれる化け物。その吸引力は台風の如し。

ハクイ #539〜

 雲隠れの里に住んでいる医療忍者で、医療部隊の一員。責任感が強く、無茶をしがちな自里の忍をサポートする。

白蛇仙人 #579〜

 古より龍地洞に住まう、蛇たちの頂点に君臨する仙蛇。4月6日生まれ、牡牛座。偏屈で自尊心が高く、その白き巨躯は長き鎮座の末に大地と一体化している。訪れた修業者には牙を突き立てて自然エネルギーを注入し、未熟故に蛇化した場合はその者を丸呑みにする。カブトに仙術を伝授した。

バクト #348〜

 音隠れの里・南アジトに囚われている実験体。囚人生活が最も長く、他の囚人たちと強い仲間意識を築いている。

パクラ #515〜 (声・織部ゆかり)

 砂隠れの里に住んでいた上忍。4月9日生まれ、牡牛座のA型。勤勉な性格もあり血継限界・灼遁忍術の使い手として活躍したが、里上層部の策謀で霧隠れの里との交渉材料にされ、里と忍を呪いながら非業の死を遂げた。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。劇中で使用した術は、灼遁・過蒸殺など。

白蓮 #648〜

 かつて霧隠れの里を創設し治めていた初代水影。1月20日生まれ、水瓶座のB型。過酷な戦国時代を生き抜いた伝説の古兵だが、厳格で高圧的な性格は里の政にも大きく反映され、他里との交流が閉ざされる元となった。劇中で使用した術は、口寄せの術など。

はたけカカシ #3〜 (声・井上和彦)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍で、四代目火影ミナトの愛弟子。忍者登録番号009720。9月15日生まれ、乙女座のO型。好きなものはサンマの塩焼きや茄子の味噌汁、嫌いなものは天ぷらや甘いもの。好きな言葉は『チームワーク』、趣味は読書(主にイチャイチャシリーズ)。忍者学校卒業年齢5歳、中忍昇格年齢6歳、上忍昇格年齢13歳。天才忍者・はたけサクモの息子として生まれ、幼い頃からずば抜けた才能に恵まれていた。幼少時より偉大な英雄であった父を尊敬していたが、任務よりも仲間の命を優先した事で没落し自殺した彼を心底恥じるようになり、掟の遵守と任務の絶対性に誰よりも拘るようになった。しかし神無毘橋の戦いで左眼とオビトを失って初めて父の行為の意味を知り、取り返しのつかない過ちを犯した事を生涯悔いるようになる。また程なくしてリンも失い、後悔の念はますます強まってしまう。それまではオビトの常習だった遅刻癖が彼に付いたのは、毎朝慰霊碑の前に立つ度に自責の念に囚われて時間を忘れる事による。才能を買われ暗部に所属したのはこの時期で、冷血カカシと呼ばれ恐れられる。しばらくして暗部を脱退後、三代目火影ヒルゼンの命でナルトとサスケのいる第7班を率いる事になる。仲間を想い他人を思いやる事のできる優しい性格で、洞察力や統率力にも長けているため指導者としての素質も十分。一見能天気で飄々としており気楽で頼りなさそうに見えるが、いざとなれば冷静沈着に素早く判断を下し的確な行動に移す事ができる。父の形見である白光のチャクラ刀は神無毘橋の戦いで折れてしまったが、オビトから失った眼の代わりに写輪眼を託されてからは「コピー忍者」「写輪眼のカカシ」「木ノ葉一の技師」として世界中に名が知れ渡る。写輪眼は普段は額当てで隠し、強敵に出会った時にのみ限定的に使用するが、それはひとえにチャクラ消費が激しいため。本来うちは一族は自在にその発動を操れるが、彼はうちは一族ではないのでそれができず、常に発動状態が維持されてしまっているのである。なお第四次忍界大戦終盤、死に際のオビトから両眼の写輪眼を一時的に託されてからは、体質までうちはと同じになったのか完全に発動を操れるようになる。雷性質である己のチャクラ特性を最大限に活かしつつ、コピーした千以上の術と明晰な頭脳で現状把握・分析・シミュレーションを瞬時に行い確かな戦果をあげていく。全属性のチャクラを有し、陰陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、千年殺し、変わり身の術、魔幻・奈落見の術、土遁・心中斬首の術、写輪眼、霧隠れの術、水分身の術、透遁法、水遁・水龍弾の術、水遁・大瀑布の術、影分身の術、口寄せ・土遁・追牙の術、千鳥(雷切)、多重影分身の術、瞬身の術、封邪法印、幻術返し、水遁・水鮫弾の術、水遁・水陣壁、口寄せの術、土遁・土中映魚の術、土遁・土竜隠れの術、万華鏡写輪眼、神威、螺旋丸、土遁・土流壁、雷遁・雷獣追牙、雷遁・影分身の術、雷伝、須佐能乎、神威手裏剣、神威雷切など。なお日頃から顔の下半分をマスクで覆っているが、理由は不明。

はたけサクモ #240〜 (声・遠藤大智)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍で、カカシの父親。9月3日生まれ、乙女座のO型。木ノ葉伝説の三忍すら霞むほどの天才忍者で、白銀の髪と白光のチャクラ刀で戦場を駆ける事から「木ノ葉の白い牙」と呼ばれ世界中で恐れられていた。よって里の誰もが尊敬し憧れる存在だったが、とある極秘任務の際に任務遂行と仲間の命で二択を迫られ、大らかで仲間想いだった彼は苦渋の選択で任務を放棄し仲間の命を取った。しかしそのせいで火の国に大きな損失が出てしまい、国や里の民を始めとして助けた仲間からさえも誹謗中傷を受ける事になる。それが原因で彼は体調を崩し、精神的にも追い詰められ自殺してしまった。人が持つ資質を見抜く慧眼の持ち主で、ガイが未来において息子のライバルになる事を予見していた。

パックン #29〜 (声・辻親八)

 カカシと契約している忍犬のリーダー。最も信頼度が高いせいか、口寄せされる頻度も一番高い。メンバー中で彼とグルコだけ、額当てを頭に巻いている。

ハヤセ #44〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、オウケイとは学問のライバル。木ノ葉崩し直前の中忍試験において、第一の試験に受験生に扮して潜り込み、カンニングの標的としての役目を負う。ちなみに、試験問題を作成したのは彼である。

ハリネ #582〜

 木ノ葉隠れの里でノノウに拾われ、孤児院で暮らしている少年。名前が分からなかったため、ハリネズミのような髪型から名付けられた。髪の硬度は尋常ではなく、櫛が全く通らないらしい。

春野サクラ #3〜 (声・中村千絵)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍で、忍者学校時代からサスケに憧れる内の一人。忍者登録番号012601。3月28日生まれ、牡羊座のO型。好きなものは白玉あんみつや梅干、嫌いなものは激辛料理。好きな言葉は『一生愛の人生よ!』『勇気』。趣味はクイズと暗記。忍者学校卒業年齢12歳。生まれつき額が他人よりも少し広く、忍者学校入学当初はその事で頻繁に虐められていた。しかしいのとの出会いでコンプレックスを克服し、以後いのとはかけがえのない親友となる。ところがサスケに恋心を抱いた事をいのに伝えてしまったために二人の関係はややこしくなり、出会う度に張り合ってケンカする羽目に。しかし忍者学校卒業を期に、二人だけで真剣に話し合い互いを生涯のライバルとして認め合う。忍者学校卒業後はサスケと同じ班になる事を切望していたが、図らずもその願いは叶いカカシ率いる第7班に配属となる(ただしナルトというおまけ付き)。よって始めのうちは何かとナルトを邪険にしがちだったが、サスケの「お前、うざいよ」の一言をきっかけに、態度が軟化していく事になる。以後は二人と共に任務に励み、持ち前の優等生的な頭脳と器用さで様々な困難を乗り越えていく。故にサスケが大蛇丸の誘いで里を抜けた時はショックが大きく、説得して止められなかった事もあって長く塞ぎ込んでしまった。だがナルトの「絶対に連れ戻す」という言葉に力を与えられ、ナルトと共に歩むため五代目火影綱手に弟子入りする事を決意。その結果、14歳で中忍試験に合格しただけでなく高度な医療忍術も受け継ぎ、カカシや自来也も認めるほどの実力者に成長。綱手にシズネと同等の信頼を寄せられるに至り、幾つもの重要な任務を請け負っていく事になる。基本的には短気でわがままな性格だが、サスケに対してだけはロマンチックで夢見がちな乙女の一面を見せる。そして第7班の一員として心身共に成長するに従い、慈愛や思いやりといった優しさも自然と身に付いていく。とはいえ「しゃーんなろー!」を口癖とする裏の性格「内なるサクラ」は依然健在であり、時折見せる男顔負けの負けん気や根性はそれに裏付けされたものと言えるかも知れない。身体能力は悪く言えば人並み程度でしかなく、ナルトやサスケに比べると数段見劣りするレベルだが、記憶力や頭のキレはずば抜けてよく、頭脳の明晰さという点においてはサスケをも上回る。その上カカシの指導でチャクラコントロールの精密さや幻術の才能を見出され、徐々にそれらを活かした戦い方や立ち回りを覚えていく。更に綱手の教えによって、医療忍術を応用した強力無比な体術をも会得。それまではどちらかといえば補佐的な立場で実戦をサポートしていた彼女も、純粋に戦力の一人として数えられるほどになった。土属性・水属性のチャクラを有し、陰陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、変わり身の術、分身の術、幻術返し、掌仙術、桜花衝、チャクラ解剖刀、細患抽出の術、陰封印、創造再生、百豪の術、口寄せの術など。

ハン #420〜 (声・安元洋貴)

 岩隠れの里に住んでいた忍で、五尾の人柱力。5月10日生まれ、牡牛座のB型。真紅の鎧を纏う泰然たるその威容は、素直で豪快な性格とも相まって数々の敵を威圧しその意志を折ってきた。蒸気を操る独自の戦闘スタイルを持ち、鎧として纏ったり自慢の剛力を加速度的に増幅したりして、忍界全土に蒸気忍者の勇名を轟かせていた。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされた挙句、再び五尾を封印されオビトの操るペイン六道の一体にされてしまう。劇中で使用した術は、尾獣玉など。

板斎 #320〜 (声・仲木隆司)

 火ノ寺に籍を置く忍僧。既に隠居している老体だが、地陸と同じ賞金首であるアスマの身を案じ、祈りを捧げる。

半蔵 #369〜 (声・沢木郁也)

 かつて雨隠れの里を治めていた里長。2月12日生まれ、水瓶座のA型。好きな言葉は『油断大敵』。口寄せしたイブセに乗って戦場を駆け、無敵の強さを誇る忍「山椒魚の半蔵」として有名だった。第二次忍界大戦の折、相対した自来也・綱手・大蛇丸の三人を「木ノ葉隠れ伝説の三忍」として認め、その実力と名を知らしめた張本人でもある。その反面己の地位を守るためにダンゾウと手を組み、弥彦たちの組織を騙し討ちして潰すなど、汚いマネも裏で色々と行っていた模様。かつては世に平和を齎すという信念の下、五大国を纏め忍の世界を一つにしようと考えていた事もあったが、戦いばかりの世の中で早々に絶望し保身ばかりを考えるようになってしまったらしい。自信家である以上にとても用心深く、二十四時間交替で身辺に護衛を置き、近付く者には子供であっても身体検査を行う徹底ぶりであった。しかし復讐に燃える長門(ペイン)の襲撃に遭ってあえなく死亡、両親・妻子・親類・友人に至るまで徹底的に殺され、更に住処も焼き払われ繋がりのあった里の依頼主までも殺されて、彼の存在した痕跡は一切が無に帰したという。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。山椒魚の毒を塗った鎖鎌を武器としており、若輩のミフネに重傷を負わせた事がある。また自身も体内に黒山椒魚の猛毒袋を埋め込まれた毒人間であり、本来ならば呼吸だけで周囲を毒に犯す事が出来る。彼が常時しているマスクはそれを抑えるためのものであるが、戦いによって猛毒が体外に漏れた時の毒避けも兼ねている。劇中で使用した術は、火遁・起爆炎陣、瞬身の術、口寄せの術など。

ピーチ #429〜

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体。

聖シモン #40〜 (声・高橋英則)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、暗部の拷問・尋問部隊の一員。木ノ葉崩し直前の中忍試験において、第一の試験で試験官を務めている。劇中で使用した術は、瞬身の術、催戸伝心など。

ビスケ #29〜 (声・川田紳司)

 カカシと契約している忍犬の一体。額にある「忍」の文字と両目の丸模様、いつも眠たげな瞳が特徴。

ヒカル #491〜

 雲隠れの里に住んでいる中忍。ナルトとビーを暁から隠すため、彼らを島亀へ案内する。目立ちたがり屋で派手な振る舞いを咎められることも多いが、かなりの努力家で実力は確か。

飛段 #238〜 (声・てらそままさき)

 湯隠れの里の抜け忍で、ジャシン教の熱心な信者。4月2日生まれ、牡羊座のB型。好きなものはスペアリブ、嫌いなものは野菜や精進料理。好きな言葉は『殺戮』『ジャシン教』、趣味は宗教活動。世界中で隠れ里が戦力としての価値を失う中、忍として戦いに飢える彼は世界の動きを容認できず、その苛立ちを自里に向け(具体的に何をしたかは不明)た上で出奔。後に己を肯定してくれる存在・ジャシン教と出会い、教義に感銘を受けて熱烈な信者となった。そんな彼にジャシン教が齎したのは、殺戮によって半永久的に持続する不死の肉体。それによって教義が孕む矛盾をものともせず、ひたすら戒律を重んじて活動する事が可能となる。そんな中で不死に目を付けた暁からの誘いがあり、己の先達ともいえる不死者・角都の存在を見て承諾、「三」の指輪を以て組織に加入する(トビを除けば一番の新入り)。以降は角都と組んで行動する事になるが、大事なのはあくまでも殺戮であり暁の目的や金にはそれほど執着がないため、意見の対立による衝突が割と多い。あまり物事を深く考えない単純な性格で、雰囲気や言動にも我儘や軽薄さが目立つ。頭の回転も早い方ではなく、そういった頭脳的な事は全て相方任せである。その反面ジャシンに対する信仰心は厚く、殺戮前後の祈りや儀式は一度も欠かしたことが無い。また無神論者に対しては妄信的な宗教家として怒りを見せるが、教義や宗派は違えど信心深い者たちに対しては一定の理解を示す一面もある。敵に怪我を負わせる事のみに特化された三刃の大鎌を主な武器とし、少しでも敵の血を得られれば即座に呪術を行って敵を死に導く戦い方を基本とする。なお彼にとって儀式の際に得られる痛みは至上の快感だが、儀式前などに負った共有させられない痛みには露骨な怒りを見せる。劇中で使用した術は、呪術・死司憑血、瞬身の術など。

ヒナ #354〜 (声・竹内順子)

 空区に住んでいる、猫バアと契約している忍猫の一匹。デンカと共に廃墟内の迷路を徘徊し、面会希望者を審査する役目を担う。語尾に「フニィ」と付けるのが癖で、欲張りな性格。

ヒノ #539〜

 第四次忍界大戦において、医療部隊に所属している医療上忍。

ひばり #94〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生。くノ一クラスのアイドル候補で、割と成績も良い。イルカ先生が大好き。

日向イロハ #536〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍で、第四次忍界大戦における結界班の一員。標的の探知を担当している。生真面目な性格で、突発的な事態への対応は不得手。劇中で使用した術は、白眼など。

日向コウ #430〜 (声・上田燿司)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍。ペイン天道が最大威力の神羅天征を行使した際、ヒナタを庇って軽傷を負う。劇中で使用した術は、白眼など。

日向トクマ #489〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍。アンコたちと共にカブトの捕獲任務に就いており、その能力は日向一とまでいわれるほど。劇中で使用した術は、白眼など。

日向ネジ #36〜 (声・遠近孝一、根本圭子(幼少時代))

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍で、ガイ班の一員。忍者登録番号012587。7月3日生まれ、蟹座のO型。好きなものはにしんそば、嫌いなものはかぼちゃ。好きな言葉は『飛躍』、趣味は瞑想。忍者学校卒業年齢12歳。生まれながらに日向一族始まって以来と言われるほどの才を持つが、分家に生まれたため一族を継ぐことは決してできない。幼少時より父ヒザシの悔しさを子守唄代わりに聞いて育った事で、現実や運命を呪い優しさや思いやりといった感情を捨て絶望して生きてきた。そして父がヒナタ誘拐未遂事件で宗家の犠牲となった時、彼の里や宗家に対する感情は明確な憎悪となる。以降は負の感情に支配されながら過ごしていたが、中忍試験で己の運命に敢然と立ち向かうヒナタやナルトを見て変化が芽生え始め、それはナルトに敗北したことで決定的なものとなった。人は心次第でいくらでも変わる事が出来る、どのように生きるかが最も大事なのだと気付いたのである。時を置かずしてヒアシから父が犠牲となった顛末の真相を聞かされ、宗家に対する憎しみも徐々に薄らいでいく。それからは才能や古い因習などに捉われることなく、一介の忍として里のために仲間と力を合わせ尽力するようになり、15歳で中忍試験に合格したばかりか一気に上忍まで駆け上がった。よってガイ班におけるサブリーダーの役割を負うようになり、模範的な忍として忍者学校生や下忍たちの憧れの的にもなっている。クールで理知的な性格だが、一方で現実主義者の側面も持つ。天才と呼ばれても決して驕ることなく、日々の研鑚と努力を怠った事は一度もない。その結果冷静な状況判断能力と高い身体能力を手に入れ、名実ともに木ノ葉隠れでも屈指の戦闘能力を得るに至っている。火属性・土属性・水属性のチャクラを有し、日向一族の体術を巧みに使いこなす。劇中で使用した術は、白眼、八卦掌回天、八卦六十四掌、八卦空掌、八卦空壁掌、柔拳法一撃身など。

日向ハナビ #78〜 (声・浅井清己)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、日向宗家の次女。3月27日生まれ、牡羊座のA型。好きなものはバナナや牛乳、嫌いなものは三つ葉。趣味は父との修業。ヒナタの5つ下の妹だが幼くしてその才能は突出しており、それを見抜いた父によって英才教育を施されている。劇中で使用した術は、白眼など。

日向ヒアシ #78〜 (声・津田英三)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍で、日向宗家の当主。忍者登録番号005159。1月8日生まれ、山羊座のB型。好きなものは精進揚げ(天ぷら)、嫌いなものはチーズや卵料理。好きな言葉は『確乎不抜』、趣味は囲碁や書画。名門一族の当主に相応しく、どこまでも厳格かつ謹厳実直な性格。より優秀な宗家の者を跡継ぎとするべく、教育に関しては親としての気持ちよりも当主としての立場を優先させるため、例え嫡子でも弱い者は容赦なく切り捨てる。その一方で家族への想いは確かに存在し、かつて雲隠れの忍頭に白眼の秘密を狙われた際、ヒナタを攫おうとした忍頭を殺害している。更に雲隠れは忍頭の命の代償として彼の死体引き渡しを要求してきたが、双子の弟であるヒザシを身代わりにする事に納得できず、大人しく自らの命を差し出そうとした。立場を重んじ他人は勿論自分にも厳しくありながら、一族が抱える鉄の掟に苦悩し続けており、宗家と分家が手を取り合う未来を理想としている。今でこそ忍としての活動はしていないが、その実力は木ノ葉最強を謳うのに何ら遜色はない。劇中で使用した術は、白眼、籠の中の鳥、八卦掌回天、八卦空壁掌など。

日向ヒザシ #102〜 (声・伊藤和晃)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍で、ヒアシの双子の弟。忍者登録番号005160。1月8日生まれ、山羊座のB型。生まれた順番が遅かったというだけで分家となり、呪印まで施されたことで兄と宗家を永く恨んでいた。その憎悪は息子・ネジの才能に気付いた時にピークを迎えるが、この時は兄に殺意を向けてしまい粛清される。だがヒナタの誘拐未遂事件が発生した際、彼は自ら兄の身代わりとなる事を望み、一族の秘密と里を守るために死亡した。彼が自らの意志で運命を選択したのは、これが最初で最後であったという。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。真面目だが悲観的な性格で、物事を悪い方向に考える傾向がある。体術とチャクラ調整能力に長けており、実は兄を上回る体力の持ち主。劇中で使用した術は、白眼など。

日向ヒナタ #34〜 (声・水樹奈々)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍で、日向宗家の嫡子。忍者登録番号012612。12月27日生まれ、山羊座のA型。好きなものは善哉やシナモンロール、嫌いなものはカニやエビ。好きな言葉は『自信』、趣味は押し花。忍者学校卒業年齢12歳。名門日向一族を継ぐべき存在として生を受けながら、妹のハナビにすら能力が劣るとして父に見限られ、家では常に肩身の狭い思いをして過ごしてきた。その劣等感は性格にも多大な影響を及ぼし、自ずと引っ込み思案でネガティブな思考の持ち主になってしまう。だがどんな苦境にあっても決して諦めず立ち向かうナルトの姿勢に光を見出し、自分も彼のようになりたいと願って少しずつ努力をするようになる。いつしかその憧れが恋心に変化したが、元々の照れ屋で内向的な性分が災いし未だに一度も告白できていない(会話は何とかできるようになった)。初の中忍試験では第二の試験で予選落ちしてしまうものの、ネジと対等に向き合い積極的に向かっていった事で劣等感を克服。それからは確かな伸びを見せ14歳で中忍試験に合格、家族との関係も少しずつ改善され始めている。心優しく慈悲に溢れ競争や戦いを好まない性格で、当初は一族に向かないとして短所とされていたが、今ではいつも仲間の身を案じ気遣う事のできる長所へと転じている。ネジほどではないが着実に白眼を使いこなせてきており、これを活かして遠距離の偵察や現状把握を行うほか、優れた体術で第8班の任務に貢献する。火属性・雷属性のチャクラを有し、日向一族嫡子として確かな実力を身に付けつつある。劇中で使用した術は、白眼、柔歩双獅拳、八卦空壁掌、八卦空掌、八卦六十四掌など。

日向ホヘト #489〜 (声・木島隆一)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍。豊富な戦闘経験と高い危険感知能力を持ち、アンコたちと共にカブトの捕獲任務に就く。しかしオビトたちのアジトを突き止めた時点で報告のために里へ戻り、そのまま第四次忍界大戦における奇襲部隊の一員となる。劇中で使用した術は、白眼など。

ヒョウ #285〜 (声・松田健一郎)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、根の構成員。ダンゾウからの贈り物を渡すべくサイの家に現れ、譲渡と同時に根の意志を改めて説く。劇中で使用した術は、瞬身の術など。

瓢箪蝦蟇 #381〜

 自来也と契約している大蝦蟇の一体。体内に強酸の湖を含む広大な結界空間を有しており、一度中に潜めば感知系の忍術の一切を遮断できる。ただし、唯一の出入り口である口には栓をしておく必要がある。

枇杷十蔵 #668〜

 霧隠れの里に住んでいた忍で、かつての霧の忍刀七人衆の一人。断刀・首斬り包丁で戦場を血に染め上げ、その残忍さは諸国まで轟いていたという。

フウ #420〜 (声・白石涼子)

 滝隠れの里に住んでいたくノ一で、七尾の人柱力。8月8日生まれ、獅子座のB型。快活なお調子者だが実力は確かで、自らの辞書に敗北は無いと豪語する。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされた挙句、再び七尾を封印されオビトの操るペイン六道の一体にされてしまう。七尾の力で背に羽を出現させ可憐な蝶の如く宙を舞い、口から吐く鱗粉で敵の視界を奪う奇襲戦術を得意とする。劇中で使用した術は、秘伝・鱗粉隠れの術、尾獣玉など。

フカサク #375〜 (声・西川幾雄)

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体で、妙木山の蝦蟇全てを束ねる二大仙蝦蟇の一人。5月9日生まれ、牡牛座。妻のシマと共にガマ丸に次ぐ地位に就いており、自来也に仙術を教えた師匠でもある。齢800を超える高齢でありながら仙術には些かの衰えも無く、気のいい性格と面倒見の良さもあって蝦蟇たちからは「頭」と呼ばれ慕われている。自来也の死に様を見届けて最期の暗号を木ノ葉に伝えた後、自来也の弟子であるナルトを認め仙術の修業をつける。そしてペインの木ノ葉襲撃の際も、シマと共に木ノ葉へ赴きナルトを全力でサポートする。劇中で使用した術は、仙法・両生の術、水遁・水乱波、舌戦斬、仙法・五右衛門、魔幻・蝦蟇臨唱、忍具口寄せ、蛙組手、仙法・蛙鳴き、逆口寄せの術など。

フキ #71〜 (声・細野雅世)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生。成績があまり良くないせいか、優秀なサクラを妬みアミやカスミと組んでイジメていた。

フクエモン #512〜

 雲隠れの里において、情報伝達を担っている忍フクロウ。無音高速飛行が可能で信頼度も高く、多くの雲忍と契約をしている。

フタバ #94〜 (声・後藤邑子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生。少し気弱なところはあるが、家族を大切に想う心の優しい少女。

ブナ #144〜

 しめじの仕事に惚れ込み、弟子入りした庭師見習い。金髪の少年で、プロを目指して修業の日々を送っている。しめじと共にリイチが働いている宿屋に宿泊中。

フナリ #355〜 (声・中西としはる)

 角都の部下の一人で、質屋を隠れ蓑にした会計事務所の見張り役。

ふねのダイコク #221〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、忍者学校の教師の一人。かつてイタチを教えていた人物であり、その優秀さを絶賛していた。

ブル #29〜

 カカシと契約している忍犬の一体。8匹の中で一番の巨体を誇る。

フルイ #494〜

 雲隠れの里に住んでいた上忍で、モトイの父親。30年前に暴走した八尾を止めるべく、3代目雷影エーたちと共に戦い戦死した。

ブルービー #494〜 (声・古澤徹、根本泰彦)

 雲隠れの里に住んでいた忍で、30年前の八尾の人柱力。父親も叔父も八尾の人柱力だったが、適合に失敗し亡くなっている。彼は忍術センスのみならず能力・血統・人徳の全てに優れており、合理的に適性ありと判断されて選ばれた。しかし人柱力に必要なのは心の穴を埋める何かであると考えており、自身の後任となるビーの事をずっと気に掛けていた。

分福 #660〜 (声・宗矢樹頼)

 砂隠れの里に住んでいた忍で、生後すぐに一尾の人柱力とされた老僧。2月9日生まれ、水瓶座のO型。守鶴をして六道仙人に似ていると言わしめるほどの人格者で、温厚質実で寛大な性格。人間と獣を分ける必要はなく、心の友さえいれば心の平和が満たされると考えていた。また人心を水鏡に譬え、人が元来持つ裏の心では受け入れ合うことを望んでいるとも説いていた。そうした独特の考え方を評価したと思われる師により、右掌と左掌にそれぞれ「心」「受」という文字を刻まれていた(両掌を合わせると「愛」になる)が、まるで将来守鶴が我愛羅と出会うことを暗示していたかのようにも取れる。

碧 #454〜

 霧隠れの里に住んでいる上忍で、元師の側近。かつては青とコンビを組んでいたが、今は長老を助けて里を基盤から支えている。

ベッコウ #1〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。封印の書を持ち出したナルトの捜索に当たる。

ホウキ #43〜 (声・戸谷公次)

 滝隠れの里に住んでいる下忍。木ノ葉崩し直前の中忍試験受験者で、ナルトのおかげで第一の試験を突破するも第二の試験で力尽きる。

ホウショウ #235〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる医療忍者。サスケ奪回チームの救出命令を受け、ナルトを連れて期間途中のカカシと合流する。木ノ葉の平和を何よりも願う優しさを持ち、任務の失敗を知ってサスケの身とナルトの心を案じる。

ホウセイ #43〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍。木ノ葉崩し直前の中忍試験を受験していたが、第一の試験最終問題で辞退してしまう。

鬼灯幻月 #515〜 (声・梅津秀行)

 かつて霧隠れの里を治めていた二代目水影で、鬼灯一族の元当主。10月26日生まれ、蠍座のAB型。好きなものは貝類。好戦的で戦いを楽しむ戦闘狂だが、その戦闘センスで当代最強となり水影の座を得るに至った。陽気な自信家で普段は豪放磊落な傾奇者然としているが、戦闘時は極めて堅実に戦略を進め勝利を得ていく。中でも宿敵である二代目土影無との戦いは伝説になっており、その末に相討ちとなって死んだらしい。陰遁忍術を得意とし、幻術と口寄せした蜃の蜃気楼を利用した戦法を好む。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。火属性・雷属性・土属性・水属性のチャクラを有し、陰陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、口寄せの術、魔幻・気蒸の楼閣、水鉄砲の術、蒸危暴威など。

鬼灯水月 #346〜 (声・近藤隆)

 音隠れの里に囚われていた実験体の一人で、元霧隠れの里の忍。2月18日生まれ、水瓶座のB型。好きなものはヨーグルトやゼリー(ドリンクタイプ)、嫌いなものはスルメ。好きな言葉は『下克上』、趣味は愛刀の手入れ。かつて血霧の里と呼ばれていた霧隠れにおいて、必ず手足をぶった斬ってから頭に止めを刺す残忍さから、鬼人・再不斬の再来と云われた神童。いつか忍刀を継承する事を夢に見ながら、兄・満月と共に過酷な任務に従事していた。兄が志半ばで亡くなってからは、七つの忍刀を全て掌握し自らをリーダーとした七人衆を作る事を悲願とするようになる。彼の能力に目を付けた大蛇丸に捕まってからも、その野望は衰える事は無かった。後にサスケによって水牢から解放され、以降は蛇(後の鷹)の一員として行動する。五影会談襲撃時にサスケと逸れ、暫くはそのまま重吾と共に鉄の国に捕まっていたが、隙を見て二人で脱出し多少の寄り道を経てサスケと合流する。やたらと好戦的な性格で兄には無かった凄惨さを持つが、仲間に対してはある程度の気遣いを見せる事も。戦いでは得意とする水遁系の忍術と刀を用いるが、解放直後は武器が何も無かったので、野望の手始めに首斬り包丁を再不斬の墓から持ち出す。当初こそ扱いに苦慮していたものの、元より自らを忍刀に適応させられる刀の才器でもあるので、短期間でほぼ思い通りに使いこなせるようになる。しかし五影会談襲撃の際に紛失し、第四次忍界大戦時に甦った再不斬の手に戻ってしまう。風属性と水属性のチャクラを有し、鬼灯一族の秘伝忍術を自在に扱える。劇中で使用した術は、水化の術、水遁・豪水腕の術、口寄せの術、水鉄砲の術など。

鬼灯満月 #380〜

 霧隠れの里に住んでいた上忍で、かつての霧の忍刀七人衆の一人。2月15日生まれ、水瓶座のAB型。弟の水月と共に彼も鬼人の再来と云われ、七つ全ての忍刀を扱えたという。(おそらくは)ヒラメカレイを受け継いで七人衆の一人となり、行く行くは七つの忍刀全てを継承する日を夢見ながら励んでいたが、志半ばで命を散らしたらしい。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。劇中で使用した術は、水化の術、水鉄砲の術など。

ポエム #雷の書〜

 木ノ葉隠れの里において、くノ一に飼われている犬。忍犬かどうかは不明。

干柿鬼鮫 #139〜 (声・檀臣幸)

 霧隠れの里の抜け忍で、霧の忍刀七人衆の一人。3月18日生まれ、魚座のAB型。好きなものはエビやカニ、嫌いなものはフカヒレ。好きな言葉は『弱肉強食』、趣味は鮫肌の手入れ。忍者学校卒業年齢10歳。大名殺し・国家破壊工作などの容疑で全世界に指名手配されており、手配書にもSランクの重罪人として記載されている危険人物。元は里のための仲間殺しを専属任務とする忍で、裏切り者である上司の西瓜山を始末し鮫肌の主人となった時、四代目水影やぐらを操っていたオビトの接触を受けた。仲間を殺し続けてきた事で自分が居場所の無い偽りの存在だと実感していた彼は、月の眼計画が自分の本当の居場所を作れる理想そのものと確信しオビトの配下となる。その後経緯は不明だが里を抜け「南」の指輪を以て暁に所属し、同胞殺しという点に共感して自ら望んでイタチと二人一組を組む。イタチ亡き後は特に目立った動きはしなかったが、しばらくしてオビトが暁のリーダーだった事を明かされ、以降は直接オビトの指示で動く。八尾捕獲任務でビーと戦った際、鮫肌の寝返りと四代目雷影エーの増援で死亡したと思われたが、実はゼツの成り代わりを利用して鮫肌内部に潜伏しており、オビトの指示通り雲隠れの里への潜入に成功する。残忍で好戦的な本性とは裏腹に、誰に対しても敬語で話す傾向があるものの、それが却って不気味さを醸し出している。何故かイタチにだけは本心から畏敬の念を示し、時には体を気遣い労りさえするがその真意は不明。尾獣と同等のチャクラ量を誇り、「尾の無い尾獣」「霧隠れの怪人」として同じ七人衆からも恐れられているほど。特に愛刀である鮫肌と融合した時の戦闘力は、人柱力に匹敵するとまで言われる。火属性・風属性・土属性・水属性のチャクラを有し、水中戦では無類の強さを発揮する。劇中で使用した術は、水遁・水鮫弾の術、土遁・土中潜航、水遁・爆水衝波、水分身の術、水牢の術、水遁・五食鮫、水遁・大爆水衝波、水牢鮫踊りの術、水遁・大鮫弾の術、寄生分身、口寄せの術、水遁・千食鮫など。

ポン太 #468〜

 サブちゃん先生と契約している、巨大なアライグマ。元は凶暴だったがサブちゃん先生に出会い、演歌の良さに目覚めて大人しくなった。

マイト・ガイ #36〜 (声・江原正士)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍で、自称カカシのライバル。忍者登録番号010252。1月1日生まれ、山羊座のB型。好きなものは激辛カレーライスやカレーうどん。好きな言葉は『飛び出せ青春!!』、趣味は反復横跳びやミット打ち。忍者学校卒業年齢7歳、中忍昇格年齢11歳。ネジ・テンテン・リーの班を率いる班長で、誰とでも真っ直ぐに向き合い親身になって教え導くのが彼のスタンスである。指導者として優れているのは周知の事実だが、とにかく情熱的で涙脆い熱血先生であり、おかっぱ頭・濃い眉毛・独特のファッションセンスなどにより露骨に鬱陶しがられる事も。そんな彼に唯一付いていけるのは心酔しているリーだけであり、二人の繋がりは既に師弟以上のものとなっている。また常に上を目指すための“秘伝”として、自発的に「自分ルール」を己に課す事が多い。「〜が出来なかったら〜をする」という約束をし、自らを背水の陣に追い込んでより強くなろうとするのである。故にあらゆる約束は彼にとって死守すべきものであり、それを破るのは己の信念が崩壊する事に等しい。忍術や幻術の素養は皆無に近く、戦闘は専ら体術で行う肉体派。単純な身体能力だけでいえば里でも一・二を争うほどの強者(マダラをして体術では彼の右に出る者なしとまで言わしめている)で、木ノ葉隠れの「気高き碧い猛獣」と称している。ただしリーとは違い、ある程度の武器を用いての戦いも心得ている。火属性・雷属性のチャクラを有するが、戦闘においてそれらを活用する事は無い。劇中で使用した術は、瞬身の術、幻術返し、木ノ葉剛力旋風、ダイナミック・エントリー、朝孔雀、木ノ葉壊岩升、木ノ葉旋風、口寄せの術、昼虎、木ノ葉つむじ旋風、激・木ノ葉金剛力旋風、双襲牙、八門遁甲の陣、夕象、夜ガイなど。ちなみに、極度の船酔い体質。

マイト・ダイ #668〜 (声・江原正士)

 木ノ葉隠れの里に住んでいた下忍で、ガイの父親。忍者登録番号003001。12月10日生まれ、射手座のB型。忍術も幻術も使えず万年下忍だったが、息子にいついかなる時も前向きに生きる大切さを教えた。20年かけて会得した八門遁甲を使い、息子とその仲間を忍刀七人衆から守り抜いて死んだらしい。熱血且つ豪快な性格で、どんな皮肉や陰口も自分への応援として捉えるポジティブ思考を持つ。トレードマークとしてなのか、常にスカーフを首に巻いていた。劇中で使用した術は、八門遁甲の陣など。

マキ #523〜 (声・東内マリ子)

 砂隠れの里に住んでいる上忍で、パクラの弟子。第四次忍界大戦において戦闘近中距離部隊に所属し、砂忍で構成された小隊を率いる。劇中で使用した術は、布縛りの術など。

真白ネズミ #139〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍。慰霊碑に名が刻まれている。

又旅 #313〜 (声・白石涼子)

 ユギトの体に封印されている、尾獣の一体・二尾の化け猫。碧きチャクラの炎を体と成し、灼熱の業火で仇なす者を焼き払う死を司る猫又である。生き霊だともいわれているが、その理由は不明。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされたユギトの中に再び入れられ、オビトの意のままに戦わされる。戦いぶりからも分かるように獰猛である反面、物言いは非常に温厚なのが特徴。劇中で使用した術は、猫爪、尾獣玉など。

マダム・しじみ #9〜 (声・月希海)

 火の国の大名の妻で、トラの飼い主。12月24日生まれ、山羊座のO型。好きな言葉は『タイム・イズ・マネー』。ふくよかな体に豪華な衣服で、全身から金持ち臭が滲み出ている。浪費家で見栄っ張りな上、過剰なまでの博愛主義者。

松 #320〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、テウチの弟子の一人。5月16日生まれ、牡牛座のB型。好きな言葉は『ドゥドゥビィドゥビィドゥバァ』。西とは良くも悪くもいいコンビで、主にボケを担当。

マツリ #94〜 (声・山下亜矢香)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生。成績は中の上程度で、ドレッドヘアーが自慢。

マツリ #280〜 (声・坂本真綾)

 砂隠れの里に住んでいる下忍。エリート好きで風影である我愛羅に憧れており、他の男は眼中にない。サリと仲が良い。

マヒル #239〜 (声・遠藤大輔)

 岩隠れの里に住んでいた忍。忍者登録番号IW06531。6月18日生まれ、双子座のAB型。神無毘橋の戦いにおいて単独で偵察任務を遂行中、ミナトの班と遭遇する。卓越した剣技とスピードを誇る精鋭で、慎重かつ大胆な戦法で敵を仕留める。劇中で使用した術は、多重影分身の術、土遁・土中映魚の術など。

マブイ #416〜 (声・関山美沙紀)

 雲隠れの里に住んでいる上忍で、四代目雷影エーの秘書。忍者登録番号CL5550。2月1日生まれ、水瓶座のA型。得意とする物質瞬送の能力を見込まれ、エー自身によって秘書に選ばれた。気立てが良く冷静で状況判断力や分析力にも優れており、雷影のサポートという激務を迅速にこなしていく。劇中で使用した術は、天送の術など。

マンダ #169〜 (声・天田益男)

 大蛇丸と契約している中でも最強の蟒蛇と恐れられている、龍地洞に住まう巨大蛇。知能が高く人語を解するが、主である大蛇丸との信頼関係は皆無であり、圧倒的な「力」の前に渋々従っているという状態。凶悪な眼光と獰猛さで破壊の限りを尽くしたあげく、代償に大量の生贄を要求する始末である。ガマブン太やカツユと違い忍術は使えないが、自前のスピードと力を最大限に活かして戦う。危急の時には脱皮した皮を身代わりとして逃れるなど、狡猾な面も持ち合わせている。

ミガキ #210〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる医療忍者。目付きは悪いが根は真面目で、主に入院した忍の治療後の経過記録と回診を担当している。リーが脱走した事を五代目火影綱手に伝えた。

ミズキ #1〜 (声・三木眞一郎、菅沼久義(少年))

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、忍者学校の教師の一人。忍者登録番号011141。10月21日生まれ、天秤座のAB型。好きなものはちらし寿司、嫌いなものはラーメン。好きな言葉は『ポジティブ・シンキング』。柔和な表情と細やかな心配りが印象的な優男で、生徒からの信頼も厚い。しかしその本性は、手段を選ばず力を得ようとする卑劣な野心家。卒業試験に落第して気落ちしていたナルトに付け入り、封印の書を持ち出させた上で殺し禁術を手に入れようと画策する。劇中で使用した術は、変化の術など。

ミスノ #700〜

 霧隠れの里に住んでいるくノ一で、六代目水影長十郎の側近。普段はマスクで顔を隠している。

ミソノあさげ #137〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍。慰霊碑に名が刻まれている。

見世蝦蟇 #368〜

 妙木山に住んでいる蝦蟇の一体。建築物に姿を変える能力を持っており、契約者のチャクラでデザインすれば一般の建物と見分けがつかない。

ミタテ #87〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる医療忍者。裏蓮華を使ったリーの状態を見て、忍として再起不能である事をガイに告げる。

みたらしアンコ #44〜 (声・本田貴子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍で、かつての大蛇丸の弟子。忍者登録番号011226。10月24日生まれ、蠍座のA型。好きなものはダンゴやお汁粉、嫌いなものは辛いもの。好きな言葉は『参上』、趣味はお茶。忍者学校卒業年齢10歳、中忍昇格年齢12歳。大蛇丸を師匠として慕い禁術も含めて様々な教えを受けたが、彼の器候補として呪印を施された上に用済みとして見捨てられた過去を持つ。よって大蛇丸に対する憎しみは根強いが、それ以上にかつての弟子として彼の野望を命に代えても阻止しなければならないと考えている。なお彼女の呪印は三代目火影ヒルゼンの施した封印で抑えられており、暴走の危険は無い。後に五代目火影綱手の命により、カブトの追跡及び捕獲任務に就く。第四次忍界大戦においても、偵察部隊の隊長として暁のアジトをいち早く発見する功績を上げる。普段は割と大胆で大雑把な性格で、明るく遊び好きな面から親しみ易い雰囲気すら醸し出している。ただ時折見せる妖艶な笑みは不気味さすら感じさせ、師の大蛇丸にも似た死のイメージを相手に植え付ける。木ノ葉崩し直前の中忍試験において、第二の試験の責任者を担当。劇中で使用した術は、口寄せの術、潜影蛇手、双蛇相殺の術、潜影多蛇手など。

ミダレ #58〜 (声・ヤスヒロ)

 雨隠れの里に住んでいる下忍。忍者登録番号R4−059。5月7日生まれ、牡牛座のA型。里では選りすぐりの精鋭であり、シグレやバイウと共に木ノ葉崩し直前の中忍試験に参加する。陰湿な利己主義者ではあるが、いかなる状況においても冷静な判断を下せる頭脳を持ち、チーム内では参謀的な役割を帯びている。雨音に紛れて背後から忍び寄り敵の息の根を止める、執拗かつ残忍な暗殺術を得意とする。第二の試験開始から50分後、我愛羅たちに遭遇する。

巳月 #700+1〜 (声・木島隆一)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生で、大蛇丸に造られた人造人間。自身を超える器として大蛇丸の手で生み出され、大蛇丸と巳杯に育てられた。5度の失敗を経て「自分で考え答えを見つける」事に目覚め、更に仙人モードも開花させた事で大蛇丸の元を出奔、巳杯の仕込んでおいた道標に従い木ノ葉隠れの里へ身を寄せている。類稀な才を遺憾なく発揮して頭角を現しており、年齢にそぐわない冷静さを持つ。劇中で使用した術は、軟の改造、仙人モードなど。

巳杯 #外伝〜満ちた月が照らす道〜〜

 音隠れの里に住んでいる忍で、巳月よりも先に大蛇丸に造られた人造人間。大蛇丸と協力し、巳月の育成に力を注いだ。煙草を愛用している。劇中で使用した術は、金縛りの術、忍法・鎧い食いなど。

観月ダンゴ #489〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。暇さえあれば夜空を見上げ星を眺めているが、常に目を細めて見るために目付きが悪くなったものらしい。アンコたちと共にカブトの捕獲任務に就く。

ミトク #406〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、解析班の一員。シホの上司であり、解読の師匠でもある。独特の発想と長年の勘を駆使し、如何なる暗号も読み解く。

水戸門ホムラ #93〜 (声・宮田光、菊本平(青年))

 木ノ葉隠れの里に住んでいる元忍で、御意見番の一人。忍者登録番号000293。5月8日生まれ、牡牛座のA型。好きなものは納豆やネギ蕎麦、嫌いなものはお好み焼き。二代目火影扉間の弟子として、幼馴染でもある後の三代目火影ヒルゼンやコハルと共に幾多の戦場を駆け抜けた強者。ヒルゼン亡き後はダンゾウの意見を重用する傾向が見られ、五代目火影となった綱手と真っ向から対立する事が多くなっていく。私情に流されない冷静さを持つ半面、権威主義者としての一面を持つ。

ミドリ #110〜

 草隠れの里に住んでいる中忍。木ノ葉崩し直前の中忍試験において、第三の試験で賭け試合を行っている大名たちに雇われている。サスケに賭けた大名たちを勝たせるため、シバと共に対戦相手である我愛羅に脅しをかける。

皆蔵トマル #247〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生。忍者に憧れ、火影を目指して日々奮闘中。

壬生シノブ #116〜 (声・渡辺英雄)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。木ノ葉崩しの際、イビキと共に巨大蛇の撃退にあたる。

ミノジ #60〜 (声・望月健一)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍。シビレやタンゾウと組んで、木ノ葉崩し直前の中忍試験に参加する。第二の試験においてルールを破り巻物を開いたため、現われた試験官に叩きのめされる。

ミフネ #456〜 (声・長克己)

 鉄の国を治めている大将で、侍たちの長。4月1日生まれ、牡羊座のO型。五影会談で司会進行役を務め、忍連合軍結成の提案を行って総司令にダンゾウを推薦するが、それは瞳術によって操られた言動であったことが判明。術が解けオビトの話を聞いた後、改めて四代目雷影エーを総司令に推薦。更に鉄の国も連合軍への参加を表明したため、自身は戦闘特別部隊の隊長を務める事となる。人とは刀そのものであり、信念を貫いて磨き続ければ英雄となり語り継がれていくという考えを持つ。かつて半蔵に殺されかけた事があり、頭の包帯はその傷を隠すためのものと思われる。和を重んじる義理堅い性格で、名刀黒澤を武器とする居合剣術の達人。その速度は忍に印を結ぶ隙さえも与えず、標的を斬った直後でも刃に全く汚れが付かないほど。劇中で使用した術は、居合斬り、一閃など。

美村ハマキ #242〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍。第三次忍界大戦において、土の国の進行を最前線で辛くも食い止めていた。

美瑠 #507〜

 霧隠れの里に住んでいた忍で、暗号部の一員。争いを好まず護衛の鬼鮫とも友好を築こうとしたが、木ノ葉隠れの襲撃の際に鬼鮫に殺された。

無 #515〜 (声・向井修)

 かつて岩隠れの里を治めていた二代目土影で、希少な血継淘汰の一人。6月6日生まれ、双子座のO型。感知タイプでチャクラも姿も消す事ができ、塵遁忍術とも相まって“無人”と恐れられた強者。三代目土影オオノキの師であったが、二代目水影幻月と相討ちになって死んだらしい。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。広い視野と分析力を持った策士で、ただただ実直に影の責務を果たし里を導いていた。火属性・風属性・雷属性・土属性のチャクラを有し、陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、無塵迷塞、塵遁・原界剥離の術、分裂の術、口寄せの術など。

ムカデ #258〜

 砂隠れの里に住んでいる上忍。由良と同じくサソリの部下で、潜脳操砂の術が解けると同時に暁に帰属する。しかしその才気を長門に見込まれ、象転の術の生贄とされてしまった。

無梨甚八 #522〜 (声・松本大)

 霧隠れの里に住んでいた上忍で、かつての霧の忍刀七人衆の一人。7月4日生まれ、蟹座のAB型。派手好きな性格で、幾多の戦場を爆風の地獄へと変えてきた。殺戮した忍の数は歴代七人衆の中でも群を抜いており、その殺人剣技の恐怖は今もなお語り継がれるほど。爆刀・飛沫の歴代所有者の中でも、最強と謳われた存在だったという。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。

夢火 #61〜 (声・上田陽司)

 雨隠れの里に住んでいる下忍。忍者登録番号R1−128。11月15日生まれ、蠍座のAB型。好きなものは蒸し茄子やナマス。朧や篝と共に、木ノ葉崩し直前の中忍試験に参加する。我慢強く几帳面で、得意の幻術を長時間持続させるスタミナは相当なもの。ただし接近戦や体術は不得手であり、単独では能力を発揮できない。劇中で使用した術は、狐狸心中の術、霞従者の術、朧分身の術、土遁・土中映魚の術など。

目空ウロコ #139〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた忍。慰霊碑に名が刻まれている。

冥頭 #9〜 (声・くわはら利晃)

 業頭の弟で、元霧隠れの里の中忍。6月6日生まれ、双子座のB型。今は再不斬の配下であり、兄と共に鬼兄弟として動いている。額の二本角が特徴で、短期で乱暴な上に兄よりも凶暴。右手の毒を仕込んだ爪と鎖にも刃がついた特殊な鎖鎌を用いた、兄との連携攻撃を得意とする。

メタル・リー #700〜 (声・西谷亮)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる、リーの息子。父と瓜二つの容姿で、日々努力と研鑽を怠らない真面目な性格。父を心から尊敬している。

モエギ #34〜 (声・下屋則子)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生で、木ノ葉丸軍団の一員。6月8日生まれ、双子座のA型。甘えん坊で勝ち気な性格だが、木ノ葉丸同様にナルトを慕っている。後に12歳で忍者学校を卒業し、木ノ葉丸たちと同じエビスの班に配属される。正式に下忍となってからも、性格が正反対の木ノ葉丸やウドンの面倒を見続けている芯の強い少女。

モグサ #235〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる医療忍者。シズネと共に重傷を負ったネジの治療に参加、キトウと交代して治活再生の術を引き継ぐ。

木目クヌギ #160〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍。第二次忍界大戦中、敵戦線での任務においてダンや綱手と四人一組の小隊を組む。ダンの死亡に立ち会った内の一人。

モズク #49〜 (声・岩崎了)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍で、拷問・尋問部隊の一員。木ノ葉崩し直前の中忍試験で第二の試験の試験官を務めており、大蛇丸に殺された草忍の遺体をコテツ・イズモと共に発見した。コテツの意を受け、アンコに報せに走る。劇中で使用した術は、瞬身の術など。

モトイ #492〜 (声・遠藤大智、織部ゆかり(少年))

 雲隠れの里に住んでいる中忍で、ビーの幼馴染。忍者登録番号CL4803。10月16日生まれ、天秤座のB型。第四次忍界大戦中、島亀でのビーとナルトの世話役を任される。まだ5歳だった30年前にブルービーが暴走し、それを止めるのに駆り出された父・フルイが死亡。その後すぐにビーが新たな人柱力に選ばれたため、八尾への憎しみがそのままビーへの憎しみとなり、一度は自ら殺そうとした事すらある。しかし失敗した後も監視を続けるうち、自分以上にビーが苦しく辛い思いをしている事に気が付き、少しずつ憎しみが薄れていく。そしていつからか、ビーの事を心の底から尊敬し英雄として見られるようになるが、今度は過去に犯した罪に苛まれ続ける事に。後にビーと同じ人柱力のナルトに全てを話したのをきっかけに、話し辛かったビーにも自分から心の内を吐露し、昔のように笑い合う事が出来るようになる。堅実で面倒見の良い性格で、感知タイプでもある様子。劇中で使用した術は、口寄せの術など。

モミジ #150〜

 短冊街の風俗店で接客業を営む女性。短冊街でも一・二を争う美女で、同僚のススキと店のNo.1を争っている。スタイルの良さでは誰にも負けない。

桃地再不斬 #10〜 (声・石塚運昇)

 霧隠れの里の抜け忍で、霧の忍刀七人衆の一人。8月15日生まれ、獅子座のA型。好きな言葉は『支配』、趣味は刃物を研ぐこと。忍者学校の卒業試験(当時9歳)において他の受験生を皆殺しにし、里が卒業試験内容の変革を余儀なくされたという血塗られた経緯を持つ。ほどなくして暗部に配属され、断刀・首斬り包丁を手に多くの標的を血祭りにあげていき、纏うオーラが鬼に見える事から「霧隠れの鬼人」として世界にその悪名を轟かせる事になる。しかし数年前、里で四代目水影やぐら暗殺を含めたクーデターを計画し実行に移すも失敗、以降は抜け忍として白を含む配下を引き連れ裏の仕事に身を窶し、資金を集めながら復讐の機会を窺っている。その一端としてガトーに雇われカカシ班を相手取る事になるが、激戦の末に敗北。自分ごとカカシ班を仕留めようとしたガトーを返り討ちにした上で、既に事切れていた白の隣で静かに息を引き取った。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。己の強さに絶対の自信を持つ冷徹な野心家で、人の命に従う事を極端に嫌う。音のみで敵の居場所を掴む無音殺人術の達人として知られ、卓越した戦闘能力を誇る。劇中で使用した術は、変わり身の術、水遁・霧隠れの術、水分身の術、水牢の術、水遁・水龍弾の術、水遁・大瀑布の術など。

モリオ #539〜

 岩隠れの里に住んでいる中忍。第四次忍界大戦中、サクラに一目惚れして告白するが振られてしまう。

森乃イビキ #40〜 (声・楠大典)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍で、暗部の拷問・尋問部隊隊長。忍者登録番号010913。3月20日生まれ、魚座のA型。好きなものはえのき茸のソテーや肉料理、嫌いなものはとうもろこし。好きな言葉は『真実』、趣味は誘導尋問。忍者学校卒業年齢10歳、中忍昇格年齢15歳。数多くの戦場を生き抜いてきた百戦錬磨の強者で、体中に拷問の生々しい傷跡を残す。里内の極秘情報に通じており、捕らえた捕虜や不審者から必要な情報を引き出すのが主な任務。精神と肉体を極限状態まで追い詰め、人間が本来持つ弱みを浮き彫りにする事に長ける。そういう意味ではサディストの一面もあるが、本来は我慢強く理知的で優しさすらも垣間見せる実直な性格。木ノ葉崩し直前の中忍試験において第一の試験の責任者を務め、後に情報部のリーダーとなる。劇中で使用した術は、瞬身の術など。

モロイ #536〜

 雲隠れの里に住んでいる忍で、第四次忍界大戦における結界班の班長。劇中で使用した術は、再生結界など。

モンザエモン #272〜

 傀儡人形を生み出し、傀儡の術を初めて使ったという初代操演者。彼の傑作“十機近松の集”は、傀儡師にとって憧れそのものともいえる。

薬師カブト #39〜 (声・神奈延年)

 音隠れの里に住んでいる木ノ葉隠れの里の抜け忍で、大蛇丸の主治医兼腹心。忍者登録番号012140。2月29日生まれ、魚座のAB型。好きなものは味の塩焼きや鯛の塩焼き、嫌いなものは生肉。好きな言葉は『千変万化』、趣味はメスの手入れ。忍者学校卒業年齢10歳。第三次忍界大戦後期に木ノ葉に連れ帰られた、敵側の戦災孤児。一時ノノウの孤児院に拾われて医療忍術の手ほどきを受けるが、彼女が根の任務に就かされるのと同時に、院への補助金を保障させるべく根の一員となる。以降は木ノ葉隠れのスパイとして各地を転々とし暗躍するも、ダンゾウは最初から頃合いを見て情報を知り過ぎた彼を始末するつもりであったため、洗脳されたノノウと殺し合わされる。返り討ちにした後で相手の正体に気付き、彼女の死に際の一言で己を見失うが、接触してきた大蛇丸の誘いを受けて新しく自身を定義し見出す事を決意。大蛇丸の発案で己の経歴を桔梗峠の戦いの戦災孤児であるとし、医療部隊隊長薬師ノノウに拾われた事にした。音隠れの里が興されて間もなく、暁を探るよう命じられて首尾よくサソリの部下となり、潜脳操砂の術を利用した二重スパイとなって帰還。効率よく暁の情報を得ながら大蛇丸の側近として尽くし、中忍試験においても着々と水面下で木ノ葉崩しの準備を進め、大蛇丸が正体を暴露すると同時に彼も表立って動き始める。木ノ葉崩し失敗後は専ら音隠れの最高幹部として大蛇丸の補佐に徹し、確かな行動力・判断力・情報分析力をもってただ忠実に主のために働く。大蛇丸がサスケに敗北した時は再び自己を見失いかけたが、再生の象徴たる大蛇丸の細胞を自らに移植する事で、肉体の奪い合いというリアルな生の実感を得る事に成功。その争いに打ち勝つ事で、今度こそ新たな強い自分を見つけ出そうとしているらしい。その一環としてサスケの身柄を報酬にオビトに加担(黒ゼツの誘導によりマダラの遺体を交渉材料にした)し、多くの死者を兵士として蘇らせ暁に貢献するが、いずれはオビトをも出し抜いて全てを手に入れようと考えている。計算高く潔癖な性格で、何事もきっちりしていないと気が済まず、目的のためには自分を含めいかなる犠牲も厭わない冷血漢。ただ自分を構成する唯一のものとして、ノノウから貰った眼鏡だけは片時も離さず身に付けている。口調だけは比較的丁寧なので慇懃無礼な態度が目立つが、激昂すると乱暴な言葉遣いになる事も。医療忍者に育てられただけあって、医療忍術の腕前は綱手をも驚嘆させるほど。様々な忍術・幻術に長け、戦闘に医療忍術を応用する術も数多く心得ており、カカシに比肩しうる戦闘能力を有する。技のキレも術のセンスもずば抜けているが、最たる特徴は香燐の体を研究して得たうずまき一族の驚異的な回復力、つまりは細胞を活性化させ新しく細胞を作り替えていく能力であり、大蛇丸が彼に目を付けたのはそれがきっかけであった。しかも後に水月から鬼灯一族の肉体変化能力を得、更に白蛇仙人から仙人の力を伝授された事で、もはや大蛇丸をも超える忍になりつつある。風属性・土属性・水属性のチャクラを有し、陰陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、瞬身の術、掌仙術、死魂の術、涅槃精舎の術、土遁・土中映魚の術、チャクラ解剖刀、陰癒傷滅、忍具口寄せ、変わり身の術、蛇睨呪縛、口寄せ・穢土転生、潜影多蛇手、仙人モード、仙法・白激の術、仙法・無機転生、双魔の攻、伝異遠影、土遁・土陸返し、蜘蛛巣開、屍骨脈、早蕨の舞、魔笛・夢幻音鎖、水遁・大瀑布の術、水遁・水龍弾の術など。

薬師ノノウ #582〜 (声・恒松あゆみ)

 木ノ葉隠れの里に住んでいたくノ一で、諜報部一のエリートと謳われた元根の構成員。忍者登録番号005200。3月5日生まれ、魚座のB型。歩きの巫女と呼ばれた根でも屈指の手練れだったが、どういう理由からか引退して孤児院を設立、「マザー」として孤児たちの面倒を見ていた。強い母性と献身的な性格の持ち主で、戦災孤児となったカブトを保護したのも彼女である。しかしダンゾウから孤児院への援助と孤児たちの身柄を盾に、岩隠れの里への潜入捜査を強制されて止むなく受諾。その際にカブトが院への補助金のために根へ入ったと聞かされ、彼を根から解放すべくある裏切り者の暗殺も請け負う事になるが、実はその対象こそカブトだった。ダンゾウの時間をかけた洗脳によって別人をカブトだと思い込まされ、情報を知り過ぎた危険人物として双方の共倒れを狙った罠に嵌ってしまったのである。その結果ずっと身柄を案じていたカブトと戦う羽目になり、返り討ちにあって死亡する。そして彼女が最期に放った一言で、カブトはそれまでの己を見失う事になった。劇中で使用した術は、掌仙術など。

やぐら #420〜 (声・入野自由)

 かつて霧隠れの里を治めていた四代目水影で、元三尾の人柱力。4月3日生まれ、牡牛座のAB型。年相応にムキになり易い一面を持つが、普段は紳士的な性格の持ち主。霧隠れが血霧の里と呼ばれる恐怖政治を行った張本人だが、実は幻術でオビトに操られていた。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされた挙句、再び三尾を封印されオビトの操るペイン六道の一体にされてしまう。ビーと同様に三尾を完全にコントロールできていたといい、天才的な戦闘技能を持つ。体よりも大きな棍棒を武器としている。劇中で使用した術は、水遁・水鏡の術、珊瑚掌、尾獣玉、口寄せの術など。

夜叉丸 #86〜 (声・保志総一朗)

 砂隠れの里に住んでいた中忍で、加流羅の弟。忍者登録番号32−049。5月23日生まれ、双子座のAB型。好きな言葉は『愛情』。忍者学校卒業年齢11歳、中忍昇格年齢16歳。義兄たる四代目風影羅砂の命により、医療班の一員として甥の我愛羅を養育しながら監視していた。とはいえ我愛羅の悲しみに満ちた状況を誰よりも理解しており、命令に関係なく叔父として姉に代わり献身的に愛情を注いでいた。しかし義兄から我愛羅を精神的に追い込み器を確かめろと命を受け、感情を押し殺して命令を実行する。その結果我愛羅に真実を伝えられないまま死んでしまい、それが長年に亘り我愛羅を苦しめる事となった。なお医療忍者の中忍というのは表向きであり、実際は風影の右腕を務めるほどで暗部の一員でもあった模様。劇中で使用した術は、操襲刃など。

ヤジロベエ #1〜 (声・志村知幸)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。以前からナルトの事を危険視していたらしく、封印の書を持ち出したナルトを抹殺するために動く。木ノ葉崩し直前の中忍試験では、第一次試験試験官も務めている。劇中で使用した術は、瞬身の術など。

ヤック #253〜

 砂隠れの里に住んでいる下忍。砂隠れの里に到着したナルトたちを、カンクロウの治療室まで案内する。

柳陰コカゲ #423〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。暗器の使用について日々研究している柳陰一族の忍で、口内から放たれるクナイは普通に投擲した場合よりも強力。

弥彦 #372〜 (声・堀内賢雄、羽田野渉(少年))

 雨隠れの里に住んでいた忍。2月20日生まれ、魚座のO型。好きなものは焼き魚、趣味は魚釣り。第二次忍界大戦の折に戦争孤児となり、苦しい中で出会った小南や長門と共に、必死で戦乱の時代を生き抜いてきた。そして戦いばかり続く世の中に絶望し、自らが神となって世界を平和に導くという夢を持つ。そして自来也たち三忍を見つけて忍術を教わる事を思い付き、三人で自来也の弟子となる。三年の修業後に第三次忍界大戦の最中、オビトの誘導もあって長門たちと共に暁を立ち上げリーダーとなるが、彼を危険視した半蔵とダンゾウの策略に嵌って小南が捕らえられ、自分の命を代償として要求されてしまう。彼は覚悟を決めて長門に未来を託し、半ば自らの手で命を絶った。彼の遺体は長門の手でペイン天道とされ、暁の表向きのリーダーとして活動している。仲間思いの明るく優しい性格であり、ずっと憎しみの無くならない世界を憂えていた。またその積極的な行動力で組織の者たちから確かな信頼を得ており、正にリーダーたる資質を備えた人物だったといえる。火属性・風属性・水属性のチャクラを有するが、具体的な戦闘スタイルは不明。劇中で使用した術は、水遁・水乱波など。

山城アオバ #93〜 (声・津田健次郎)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる特別上忍で、情報部の一員。忍者登録番号009744。9月3日生まれ、乙女座のO型。好きなものはとろろや山芋、好きな言葉は『計算通り』。内弁慶の一面があるものの、基本的には優等生的な資質の持ち主。感情を表に出すことは少なく、いかなる状況においても決して取り乱すことのない冷静さを持つ。烏の群れを使った偵察・陽動・攻撃などを得意とし、ライドウとコンビを組むことが多い。劇中で使用した術は、幻術返し、散千烏の術、秘術石針、催戸伝心など。

山中いの #3〜 (声・柚木涼香)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍で、忍者学校時代からサスケに憧れている内の一人。忍者登録番号012604。9月23日生まれ、天秤座のB型。好きなものはプチトマトやプリン、嫌いなものは刺身。好きな言葉は数々の花言葉、趣味は買い物。忍者学校卒業年齢12歳。忍者学校時代にいじめられていたサクラと出会い、勇気付けた事がきっかけで親友となる。しかしサクラが自らも好きだったサスケへの恋を暴露した時から、関係は急変。出会う度に張り合ってケンカする羽目になるが、忍者学校卒業を期に二人だけで真剣に話し合い、互いを生涯のライバルとして認め合う。忍者学校卒業後は、シカマルやチョウジと共にアスマ率いる第10班に配属となる。一度目の中忍試験は不合格だったものの後に14歳で見事合格し、サクラほどではないにせよ医療忍術も会得。それでも決して慢心はせず日々の鍛錬をこなしており、確実に一人前のくノ一として成長しつつある。ライバルだけあって我儘なのはサクラと同じだが、彼女の場合にはそこに聡明さと快活さ、そして他者を気遣う生来の優しさも加わる。決して自分を偽らない彼女の態度は周囲に好感を持たせ、第10班においては一種のムードメーカー的な役割を果たしている。くノ一の中では抜きんでた才能の持ち主で、状況に合わせて臨機応変に対処し効率よく立ち回れる点を活かし、仲間と共に任務を着実にこなしていく。中忍となってからも、その基本スタンスは変わっていない。土属性・水属性のチャクラを有し、陰陽遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、心転身の術、掌仙術、心転分身の術、感知伝々、心伝身の術、土遁・練瓦の術など。

山中いのいち #137〜 (声・中村大樹)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍で、いのの父。忍者登録番号005492。1月24日生まれ、水瓶座のAB型。趣味は花の栽培。情報部に所属しており、捕らえた敵やスパイの記憶から情報を引き出すのが仕事。子煩悩で紳士的な良き父親であり、やまなか花も彼の趣味が高じて始められたと思われる。戦場においては洞察力に長け、敵味方双方の状況を瞬時に把握し最も効果的に動く事が出来る。シカクやチョウザとは幼馴染であり、猪鹿蝶トリオでは全体的な統括を務める。第四次忍界大戦では情報部隊の隊長に任ぜられ、各戦場と司令部のパイプ役を担う。劇中で使用した術は、心乱身の術、催戸伝心、心伝身の術など。

山中いのじん #700〜 (声・阿部敦)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍者学校生で、いのとサイの息子。シカダイやチョウチョウの振る舞いに翻弄される苦労人である一方、父の描く絵をセンスが古いと感じている。いかなる時も冷静で、観察力に優れる。劇中で使用した術は、超獣偽画など。

山中サンタ #523〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍で、戦闘近中距離部隊の一員。山中一族の中でもスバ抜けて感知能力が鋭く、視覚に頼らずとも戦闘を行えるほど。劇中で使用した術は、心転身の術など。

山中フー #454〜 (声・坂巻学)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる忍で、根の構成員。忍者登録番号012337。8月20日生まれ、獅子座のA型。五影会談の際、ダンゾウの側近としてトルネと共に護衛に就く。会談終了後はダンゾウの命により、青の白眼の奪還もしくは破壊を試みる。常に冷静で論理的に思考するため、非常に高い分析力を持つ。根の中でも一・二を争う手練れであり、数少ない感知タイプという事もあってダンゾウの信頼は厚い。劇中で使用した術は、心転傀儡呪印の術、心転身の術など。

ユイ #286〜

 束の間の休日を満喫している旅行者。首や肩のコリを解すべく、温泉で心身ともにリフレッシュを図っている。

ユウダチ #368〜 (声・中西としはる)

 雨隠れの里に住んでいる下忍で、ペインを神と崇める忍の一人。リュウスイと共に自来也の罠に嵌り、抵抗も空しく蛙にされてしまう。

夕日紅 #34〜 (声・落合るみ、潘めぐみ(少女))

 木ノ葉隠れの里に住んでいる上忍で、第8班を率いる班長。忍者登録番号010881。6月11日生まれ、双子座のAB型。好きなものは焼酎、ウォッカ、タコワサ。嫌いなものはケーキ類。好きな言葉は『菫花一日の栄』、趣味は晩酌。忍者学校卒業年齢9歳、中忍昇格年齢13歳。まだ上忍になって日は浅いが、実力は確かで後進の育成と任務に多忙な毎日を送っている。いつしかアスマと親しくなって恋仲となり、ほどなくして子供を妊娠。大切なものを守るため戦い散っていったアスマの死を無駄にしないよう、健康な子を産むために花を育てながら自宅で静かに日々を送っている。几帳面で男勝りの気の強さを持つ反面、女性特有の暖かみや繊細さも併せ持つ。幻術全般に秀でており、戦闘においても幻術中心の戦いを行う。劇中で使用した術は、魔幻・樹縛殺など。

夕日真紅 #503〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいた上忍で、紅の父。下忍や中忍の教育を任されていた実力者で、娘に後を託し九尾との戦いに臨んだ。

雪白 #15〜 (声・浅野まゆみ)

 再不斬によって存在意義を与えられ、彼の戦闘道具として生きる事を選んだ霧隠れの里の抜け忍。1月9日生まれ、山羊座のO型。水の国の雪深い小さな村に生まれ、両親と共に幸せな日々を送っていたが、母が血継限界・氷遁忍術を持つ雪一族出身と発覚した事で急変。父が母を殺し彼さえも手にかけようとしたため、思わず反撃し殺してしまう。その結果自分はこの世に必要とされてないと考え絶望するが、そんな時に再不斬と邂逅。才能を見抜き出自を承知の上で誘った再不斬に光を見出し、付いていく事を決意する。暗部や追い忍を経験した後、クーデターに失敗した再不斬と共に里を出奔した。再不斬と共にガトーに雇われカカシ班と敵対するが、戦闘中に再不斬の身代わりとなって死亡。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。温厚で素直な上、一途で汚れの無い純真な性格で、鳥や草花など自然を愛する優しい心を持つ。しかし一度再不斬に命じられれば、いかなる非道な行いも心を殺してやり遂げる道具と化す。再不斬に師事しただけあって年齢に似合わぬ戦闘術を持ち、更に片手印や氷遁忍術と組み合わせる事で驚異的な強さを誇る。劇中で使用した術は、瞬身の術、秘術・千殺水翔、秘術・魔鏡氷晶、氷遁・氷岩堂無など。

由良 #247〜 (声・渡辺英雄)

 砂隠れの里に住んでいる上忍で、風影と共に政を担う上役の一人。忍者登録番号44−005。10月31日生まれ、蠍座のAB型。好きなものは干し鮑。数々の武勲を立て四年前に上役となった手練れで、公正かつ厳格な姿勢は周囲からの信頼も厚い。しかし実はサソリの忠実な部下であり、事前に砂隠れへと送り込まれたスパイであった。よって記憶を取り戻してからは、サソリたちが五代目風影我愛羅を生け捕りにする手助けを行う。

ユリカ #250〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいるくノ一で、暗号解読班の一員。暗号解析にかけては里一番の腕前を誇るスペシャリスト。

ヨシテル #460〜

 鉄の国に住んでいる侍。侍頭を務めていて国への忠誠心に溢れており、堅実な人柄で部下からの人望もある。チャクラ二刀流の使い手。

夜月キヨイ #408〜

 雲隠れの里に住んでいる中忍。夜月一族の者に相応しく、仲間を自身の命よりも大切にしている。

羅砂 #86〜 (声・田中正彦)

 砂隠れの里を治めていた四代目風影で、我愛羅たち三兄弟の父。忍者登録番号28−115。3月29日生まれ、牡羊座のA型。好きなものは肉料理。軍備縮小を始めた風の国の将来に危機感を抱き、結果的に妻の加流羅を犠牲に息子を人柱力としてまで里の強化に努める。木ノ葉隠れの里との同盟を裏切り音隠れの里と通じたのもその一環だったが、かなり早い段階で大蛇丸に利用された挙句暗殺される。遺体が発見されたのは、木ノ葉崩し失敗から数日が経過してからだった。里長として優秀な人物だったのは間違いなく、里の繁栄のために様々な分野の研究と学問を修めている。しかし成果主義且つ懐疑的な性格が災いし、息子の我愛羅に関してだけは行った事の全てが失敗に終わっており、心に深い傷を与えて長年に亘り苦しめる結果となってしまった。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。血継限界・磁遁忍術の使い手で、砂金を自在に操る事が出来る(これを利用して里の資金源としていた)。風属性・土属性・水属性のチャクラを有し、隠遁忍術の素質を持つ。劇中で使用した術は、流砂瀑流、砂の手、第三の眼、口寄せの術、磁遁・砂金大葬など。

ラシイ #529〜

 雲隠れの里に住んでいる上忍。老兵ながら卓越した忍術の腕は健在で、知識も豊富。

ランカ #489〜 (声・菊本平)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。アンコに惚れて同じ班を希望し、共にカブトの捕獲任務に就く。元は解析班の一員で、検死を担当していた。

リイチ #144〜

 ファンファン通りにある宿屋の奉公人。いつかは自分のホテルを持つのが夢。なぜか額に「白葵中」の文字がある。

りゅうげんヤトゴ #581〜

 木ノ葉隠れの里に住んでいる中忍。昇格してからまだ日が浅く、流言飛語をすぐに信じてしまう性分。

リュウサ #247〜

 砂隠れの里に住んでいる上忍で、風影と共に政を担う上役の一人。古くから里を支えてきた存在で、慎重な言動と冷静な判断の下に行動する。

リュウスイ #368〜 (声・柳田泰道)

 雨隠れの里に住んでいる下忍で、ペインを崇める忍の一人。ユウダチと共に自来也の罠に嵌り、抵抗も空しく尋問されてしまう。

リョウカン #253〜

 砂隠れの里に住んでいる見習い医療忍者。セッカの部下であり、カンクロウを治療できない事に歯痒さを感じている。

林檎雨由利 #522〜 (声・田村聖子)

 霧隠れの里に住んでいた上忍で、かつての霧の忍刀七人衆の一人。6月7日生まれ、双子座のAB型。縦横無尽に宙を舞い、しなやか且つ大胆に戦場を斬り捌く戦闘を得意とする。刺激を好む性格であったほか、雷刀・牙の歴代所有者の中でも最強と謳われた存在だったらしい。第四次忍界大戦の折、カブトの穢土転生で蘇らされ暁の兵隊にされる。

レキ #280〜

 砂隠れの里に住んでいる上忍。数多くの戦いを経験してきた猛者で、チヨの死を深く悲しむ。

烈斗 #266〜

 かつて砂隠れの里を創設し治めていた初代風影。6月27日生まれ、蟹座のA型。群雄割拠の時代に圧倒的な力で忍たちを纏め上げ、里を形成してからも国力増強に腐心した。里の利益を確保すべく他里との交渉にも尽力し、第一回五影会談においては他里から反感を買うほどに理不尽な要求を突きつけた。意地っ張りで資本主義的な性格。劇中で使用した術は、口寄せの術など。

老紫 #353〜 (声・宗矢樹頼)

 岩隠れの里を離れ放浪の旅をしていた元忍で、四尾の人柱力。6月4日生まれ、双子座のB型。オオノキを上回る頑固者だったといい、同時に自由奔放な性分でもあった。永い放浪と修業の末に四尾の力を制御し熔遁忍術を会得するも、突如襲来したイタチと鬼鮫に敗北し四尾を抜かれて死亡。第四次忍界大戦の折にカブトの穢土転生で蘇らされた挙句、再び四尾を封印されオビトの操るペイン六道の一体にされてしまう。劇中で使用した術は、熔遁・灼河流岩の術、熔遁チャクラモードなど。

ロック・リー #35〜 (声・増川洋一)

 木ノ葉隠れの里に住んでいる下忍で、ガイ班の一員。忍者登録番号012561。11月27日生まれ、射手座のA型。好きなものは中辛カレーライスやカレーピラフ。好きな言葉は『努力』『根性』『愛』、趣味は努力。忍者学校卒業年齢12歳。幼少の頃より忍術・幻術の才能は皆無だったため、少しでも可能性のある体術に全てを賭けて忍となった。体術だけでも優れた忍に成り得る事を証明する、それが彼の忍道であり存在意義そのもの。天才と言われるネジに心を挫かれた事もあったが、師匠であるガイの励ましによって立ち直り、努力すれば何事も必ず成せるという信念の下に日々を過ごす。後に我愛羅との死闘で神経系に重大な損傷を受け、生存率50%以下の危険な手術を受けなければ忍は続けられないという窮地に陥ったが、再びガイの熱い励ましによって勇気を貰い、無事に人生最大の危機を乗り切る事が出来た。その甲斐あってか、15歳で見事に中忍試験に合格。木ノ葉隠れの「美しき碧い野獣」として、任務や修業に挑み続けている。トレードマークの太い眉は生まれつきだが(ナルトたちにゲジマユと呼ばれる)、おかっぱ頭や服装などは敬愛する師匠を真似てのもの。ガイが日常的に行っている「自分ルール」ですら、真似ている内にいつしか己自身の癖と化している。とにかく情熱的な性格でいかなる時も全力疾走、純真でまっすぐで裏表が全くない。それは恋心も同様で、中忍試験時にサクラを見て一目惚れしその場で告白。「濃ゆい」という理由であっさり振られ、サクラが好きなのは自分ではないとはっきり分かってもなお、大切な人である事に変わりはないと生涯命を賭して守り続ける事を誓った。彼の戦闘方法は前述のように体術のみだが、それ故に身体能力は非常に高く、その完成度はもはや師匠であるガイをも追い抜く勢い。また酒癖が極めて悪く、彼の天性の酔拳はガイですら抑える事が出来ない。劇中で使用した術は、木ノ葉烈風、木ノ葉旋風、影舞葉、表蓮華、裏蓮華、木ノ葉大旋風、酔拳、木ノ葉昇風、木ノ葉つむじ旋風など。

ワラジ #18〜 (声・酒井敬幸)

 ガトーに金で雇われている、専属ボディガードを務める侍。4月6日生まれ、牡羊座のO型。居合抜きの達人だが、異常なまでに好戦的で血を好み、単なる暇つぶしで人を斬る危険人物。